産後ママにとって、毎日の食事の支度は大変です。家族や実家に協力してもらえればよいのですが、なかなか難しいこともありますよね。
そこで今回は産後ママ向けに、安心して利用できる弁当や総菜の宅配サービスをご紹介します。
本記事では、栄養バランスや食品の安全性にこだわりたい方へおすすめのサービスを選んで、解説しています。
妊娠中の方や、共働きで子育てをしている方も利用できますので、ぜひ参考にしてくださいね。
産後の食事は大切
産後の食事は、「身体を回復させる」「母乳をつくる素になる」という意味でも、とても大切です。以下の点に注意して、しっかり食べるようにしましょう。
- 主食(ごはん・パン・麺など)、主菜(肉・魚・卵・豆腐など)、副菜(野菜・海藻・きのこなど)をバランスよく食べる
- 3食食べる
- 油・砂糖・食塩は控えめにする
- 水分をしっかりとる
- 無理なダイエットはしない
不足しがちな葉酸・カルシウム・鉄も積極的にとるようにしてくださいね。
参考:坂井市「妊娠期と産後の食事について」
スポンサーリンク産後ママが弁当・惣菜の宅配サービスを選ぶポイント
産後は、出産の疲れや夜間の授乳などで体調が優れず、ついつい簡単な食事で済ませてしまいがちです。そんなときは、宅配弁当を利用するのがおすすめです。
以下の点をチェックして、ご家庭にあった宅配サービスを選びましょう。
- 安全性(添加物の有無・産地・遺伝子組み換え等)
- 栄養バランス(食材の数・栄養士の監修・カロリー・塩分・糖質など)
- メニューの種類の多さ(メニューが少ないと飽きてしまう)
- 商品価格・配送料
- 冷凍か冷蔵か(冷凍弁当は長期保存が可)
- 弁当・惣菜かミールキットか(出産直後は、調理の手間がない弁当・惣菜タイプがおすすめ)
- 定期購入か、都度購入か(注文の手間がはぶける定期購入が便利)
- 中途キャンセルができるか
- ごはんの有無
- 配送エリア
以下、安全に配慮した弁当や総菜の宅配サービスを紹介していきます。
産後ママにおすすめの無添加弁当宅配サービス5社
産後のママにおすすめの、安全や栄養に配慮した弁当・惣菜宅配をご紹介します。
- ママの休食
- わんまいる
- シェフの無添つくりおき
- パルシステム
- つくりおきjp.
【おすすめ弁当・惣菜宅配サービス一覧】
それぞれのサービスの特色を、詳しくみていきましょう。
ママの休食
「ママの休食」は、産後ママと家族のための宅食ブランドです。
- 冷凍弁当(プレママ向け・育児ママ向けなど)
- 産前・産後に特に必要な栄養素が摂取できる
- 1食に15種類以上の食材を使用
- 添加物(着色料・香料・人口甘味料・化学調味料・保存料)不使用
- 容器ごとレンジで5分温めれば食べられる
- 元シェフ・パティシエが開発したメニュー
- 管理栄養士・産婦人科医監修(1食で1/3日分の葉酸・鉄がとれる)
- 公式LINEで栄養相談
ママの休食は、特に産前・産後のママのために監修された冷凍弁当の宅配サービスです。お値段が高めなので、初回割引でおためしした後、2回目以降は定期購入にするのがおすすめです。
わんまいる
「わんまいる」は、冷凍お惣菜・弁当の宅配サービスです。
- 惣菜は冷凍真空パック(湯煎・流水解凍)
- 主菜・副菜を1品ずつパックしているので、自由に組み合わせ可能
- トレータイプの弁当は、レンジで調理
- メニューは、管理栄養士が考案
- 和洋中・汁物など豊富なメニュー
- 合成保存料不使用・国産食材100%
- 1食あたり、300kcal以下、塩分2.5g未満、たんぱく質15g以上、糖質30g以下、脂質20g以下
わんまいるの冷凍総菜は、湯煎や流水で解凍するタイプです。「湯煎するのも面倒」という人は、レンジであたためられる弁当タイプを利用するとよいでしょう。
シェフの無添つくりおき
「シェフの無添つくりおき」は、専属シェフが無添加にこだわって手作りした、お惣菜宅配サービスです。添加物に関する基準が厳しく、キャリーオーバーで表示されない原材料までチェックされています。
- メニュー内容は、おまかせプランのみ
- 毎週指定曜日に2~3日分の総菜をお届け
- 和洋中のオリジナルメニューが100種類以上
- 専属の管理栄養士が監修
- 一部のメニューを除き、冷凍保存も可能
- 1回の配送で「30~70品目」が摂取できるメニュー
- 冷蔵でお届け(消費期限は、お届け日を含んで3日間、一部2日間)
- 一部メニューを除き、冷凍保存可
- お届け日/土曜日~水曜日(ヤマト運輸で配送/時間指定・再配達可)
- 原則中国産不使用(やむを得ない場合は、情報公開)
- 使用添加物/塩化マグネシウム(にがり)・水酸化カルシウム(こんにゃく)・焼成カルシウム(ハムとベーコン)・ビタミンc(たけのこ水煮)のみ
- キャリーオーバーで表示免除の原材料もチェック
同会社による冷凍宅配食ブランド「FIT FOOD HOME」もあります。こちらも、食材や調味料にこだわっている宅配サービスです。
パルシステム
「パルシステム」は生協の宅配です。生鮮食品から日用品まで幅広く取り扱っています。離乳食に便利な食材や、ミールキット・冷凍弁当の取扱いもあります。
- 食材・加工品・日用品など
- 関東中心に配送
- 化学調味料・遺伝子組み換え原料不使用など安全に配慮
- 比較的安い商品価格
- 配送料に子ども割引あり
- 冷凍弁当の種類は少なめ(毎週4品くらい)
- 栄養士の監修等の記載なし
送料の子供割引は、妊娠中から利用できます。宅配弁当以外にも生鮮食品や日用品、離乳食作りなどで便利に利用できます。
つくりおきjp.
「つくりおきjp.」は、配達日の当日に調理(一部地域を除く)された冷蔵惣菜を宅配してもらえるサービスです。
- 手作りお惣菜を4人前×数週間分まとめてお届け(消費期限は配送日を含め冷蔵で4日)
- 基本的に家庭にある調味料を使用
保存料不使用、添加物は天然由来のもののみ、遺伝子組み換え食品原則不使用
(ハムなど既製品は、無添加でない場合あり) - 毎週メニューが変わる
- 管理栄養士監修のメニュー
- 出来立ての冷蔵品が届く
- 子どもも食べられる薄味で調味
- LINE(登録無料)で、注文・休会・退会が完結(休会・退会は自由)
- 配達時間帯が選べる(8:00~21:00)
つくりおきjp.は送料が無料です。冷蔵品で消費期限が短いので、食べきれない場合は、早めに冷凍保存するようにしましょう。
スポンサーリンクどんな人に向いている?
それぞれのサービスが、どんな人に向いているのかまとめましたので、参考にしてくださいね。兄姉がいるご家庭は、自由に取り分けられる冷蔵惣菜タイプの方が使いやすいかもしれませんね。
- 産前・産後に特化した食事が食べたい
- 冷凍弁当を利用したい
- 産婦人科監修の食事をとりたい
- 栄養相談をしたい
- 冷凍総菜を利用したい
- 冷凍弁当を利用したい
- 管理栄養士が考案した食事をとりたい
- 食品添加物や産地にこだわりたい
- メニューはおまかせが楽
- 兄姉がいて、総菜タイプが利用しやすい
- 管理栄養士が監修したメニューが食べたい
- 朝昼や弁当など、夕食以外でも活用したい
- 冷凍食品が苦手
- 食品添加物をとりたくない
- 生鮮食品や日用品も宅配で購入したい
- 離乳食を作る必要がある
- ミールキットを利用したい
- 送料の子供割引を利用したい
- なるべく安い弁当を購入したい
- 弁当を1個だけ注文したい
- 週替わりメニューを楽しみたい
- 兄姉がいて、惣菜タイプが利用しやすい
- 管理栄養士が監修したメニューを食べたい
- なるべく出来立ての総菜を食べたい
- 朝昼や弁当など、夕食以外にも活用したい
- 送料を無料にしたい
- 冷凍食品が苦手
ご家族の人数や、食べる量、ライフスタイルにより向いているサービスは異なります。入会金や年会費はかかりませんので、色々と試してみるのもよいでしょう。
メリット・デメリット
最後に、それぞれのサービスの主なメリットとデメリットをまとめます。安全基準が厳しいほど、価格は高い傾向があります。それぞれの特色を理解して、ご家庭にぴったりのサービスを見つけてくださいね。
メリット | デメリット | |
ママの休食 | 産前・産後に必要な栄養がとれる 産婦人科医監修で安心 元シェフ・パティシエがメニュー開発 LINEで栄養相談ができる | 価格が高め 定期購入が必要 単品で購入できない |
わんまいる | 惣菜も弁当も購入可 管理栄養士が監修 メニューが豊富 総菜は1品ずつパックされている | 湯煎が面倒な人がいる 価格が高め |
シェフの無添つくりおき | 無添加に強いこだわりがある シェフの手作り 管理栄養士が監修 メニューの数が多く飽きない | 定期購入のみ おまかせプランのみ 冷蔵なので消費期限が短い |
パルシステム | 商品数が多い 価格が安い 離乳食に便利 送料に子供割引がある | 配送地域が限定される 配送曜日が決まっている 管理栄養士監修の記載なし 冷凍弁当の種類が少ない 注文しなくても配送手数料がかかる (利用金額や子の年齢により割引) |
つくりおきjp. | 管理栄養士が監修 送料が無料 出来立てが届く 1食あたりの価格が比較的安い 8時~21時まで配送時間が選べる | 4人前を想定したプランしかない 冷蔵なので消費期限が短い |
サービスの停止・解約に制限がありませんので、合わない場合は利用をやめましょう。
まとめ
産後ママにおすすめの、弁当・惣菜の宅配サービスをご紹介しました。
出産という大仕事を終えられたばかりのママにとって、育児と並行しての食事づくりはたいへんな負担です。便利な宅配サービスを利用して、まずは身体の回復をはかりましょう。可能であれば、おうちの人やご実家に協力してもらえるとよいですね。
料理をしたくない時期は弁当・惣菜タイプのサービスを利用し、体力や気力が回復してきたら、ミールキットや生鮮食品の宅配サービスに移行していくのもよいでしょう。