スーパーやコンビニで手軽に買えるのでどれでもいいかって思いがちですが、じつは選び方に注意が必要なんです。
今回は「買ってはいけないミネラルウォーターの特徴」について、2025年現在の最新水質基準をふまえつつ、安全、さらに安心して飲める水選びのポイントをお伝えします。
買ってはいけないミネラルウォーターの特徴
では実際に購入するときに、どんなことに気を付けたらいいのでしょうか?
買わないほうがいいミネラルウォーターの特徴をまとめてみました。
海外メーカー
安価で買いやすいミネラルウォーターのなかには、品質管理が不明確な海外メーカーのものがあります。
こうした水には、日本食品衛生法が定める輸入時検査をクリアしていても、現地の採水環境や最新の汚染物質(PFASなど)に関する検査結果が公開されていない場合があります。特に水質検査結果が公式サイトで開示されていない場合には、安全性に疑問が残ります。
信頼できるメーカーのものを選ぶことは、ご自身の健康を守るためにとても重要なんです。
pH値が低い(酸性が強い)
ミネラルウォーターのpH値は、飲みやすさだけでなく歯の健康にも影響します。
pH5.5を下回る酸性の水は、習慣的に飲むことで歯のエナメル質を溶かしてしまう「酸蝕歯(さんしょくし)」の原因になる可能性があります。
健康な体を保つためにも、中性から弱アルカリ性(pH7.0〜8.0前後)の水を選ぶようにしましょう。
pH 5.5以下の酸性飲料は、ヒト永久歯の健全エナメル質に対して脱灰(歯が溶け出すこと)を引き起こすことが明らかとなっている。 ※引用:東京医療保健学部 紀要
塩化ナトリウム量が多い
ナトリウム(食塩相当量)を多く含んだミネラルウォーターは、高血圧や腎疾患などで塩分制限が必要な方にとっては、不適切な場合があります。
特に、海外の特定の硬水や海洋深層水などで100mlあたり2mg以上のナトリウムが含まれている水を日常的に大量に飲む場合は、注意が必要です。
日常的に飲むものだからこそ、成分表を確認し、ご自身の体調に適した含有量のものを選ぶようにしましょう。
値段が高い
ミネラルウォーターには、ブランド名やパッケージのデザインに、高額な費用がかかっていることもあります。
しかし、品質が価格に見合っていないこともあるので、過度に高い価格設定には注意が必要です。
特に、マーケティング費用や輸送コストが価格に転嫁されている可能性があり、価格と品質(採水地の管理体制や検査の頻度)のバランスはしっかりと見極めましょう!
硬度が高い
ミネラルウォーターには軟水と硬水があります。
軟水は日本人にとってなじみがあり、飲みやすいのが特徴。 硬水は「ミネラルが豊富で、口当たりに特徴がある水」です。
特に、カルシウムとマグネシウムが多く含まれているため、ミネラル補給に適しているというメリットがあります。 市販品でよく見かける硬水には、人気商品のエヴィアン(硬度304mg/L)などがあります。
気を付けたいのが、体質に合わないほど硬度が高すぎるミネラルウォーターです。 硬度が高すぎる水は、消化不良や胃腸に負担がかかることがあり、特に胃腸が弱い方や、腎機能が未発達な乳幼児には向いていません。
飲みやすさと安全性を重視されるのであれば、硬度が100mg/L未満の軟水を選ぶことをおススメします。
硝酸態窒素が入っている
ミネラルウォーターに硝酸態窒素が含まれている場合、特に乳幼児にリスクがあるといわれています。
過剰摂取によりメトヘモグロビン血症のリスクが高まるため、国の基準値(10mg/L以下)を厳守しているか、さらに安全を期すなら「検出なし」を公表しているメーカーを確認するようにしましょう!
ヒト、特に乳幼児において、飲料水を介した硝酸塩曝露とメトヘモグロビン血症との関連が報告されている。 ※引用:食品安全委員会
PFAS(ピーファス)とは?
安心で安全なミネラルウォーターを探していると、「PFAS」という言葉を目にすると思います。
2025年現在、水質基準が厳格化された重要な項目ですので、詳しく解説していきますね。
発がん性を指摘される化学物質
PFASとは、PFOSやPFOAなど数ある有機フッ素化合物の総称で「永遠の化学物質」とも呼ばれています。体内で分解されづらく蓄積されやすい特徴があり、発がん性(PFOAはグループ1:発がん性あり)や免疫機能の低下などのリスクが国際的に指摘されています。
2025年より、水道水におけるPFOS及びPFOAは、現行の水質管理目標設定項目から「水質基準」へと格上げされ、より厳格な法規制の対象となっています。 ※参照:環境省/消費者庁資料
ミネラルウォーターから高濃度のPFASが検出されたことも
過去には、一部のミネラルウォーターから当時の目標値を超えるPFASが検出され、自主回収となった事例もありました。
水源の周囲に工場や旧軍事施設があるなど、浄水処理や水源管理が不十分な場合には特に注意が必要です。信頼できるメーカーは、定期的にPFASの検査結果を公表しています。
PFASは水道水にも含まれている?
PFASは、ミネラルウォーターだけでなく、水道水にも含まれる可能性があります。 環境中に排出されると分解されにくい性質があるため、長期間にわたって河川や地下水に残ってしまうんです。
このため、お住まいの地域の水源によっては、水道水にも基準値付近のPFASが含まれていることがあります。
どんな水からPFASは検出されるのか
PFASが混入しやすい条件として、工業地帯、空港、軍事施設の周辺などが挙げられます。 これらの化学物質は、かつて消火剤や防水加工剤などに広く使用されていたためです。
2025年現在、日本の水道水には法的強制力のある新しい水質基準が適用されていますが、不安な場合は各自治体が公開している最新の検査結果を確認するか、PFAS除去対応の浄水器を活用されるのが良いでしょう。
東京都水道局では、国の基準を遵守し、PFOS及びPFOAについて徹底した水質管理を行っています。 ※引用:東京都水道局

危険なミネラルウォーターを避ける工夫
では実際に、安全なミネラルウォーターを選ぶにはどうすればよいでしょうか。 ポイントは、PFAS(PFOS・PFOA)の定期検査を厳格に行い、結果を公表している信頼できるメーカーを選ぶことです。
選ぶポイントを3つにまとめてみました。
PFAS対策を徹底しているペットボトル水
実際に最新の検査結果を公表している代表的なメーカーをご紹介します。
- ハバリーズ(紙パック水)全水源地でPFAS(PFOS・PFOA)が検出下限値未満であることを確認済み。環境負荷の低い紙パックを採用し、健康と環境の両面に配慮しています。
- サントリー天然水2025年現在も国内最高水準の自社分析体制を維持。PFASについても「検出なし」の安全性を定期的に公開しています。
- い・ろ・は・す(コカ・コーラ)全国の採水地ごとに第三者機関による詳細な検査を実施。0.1ng/L以下という極めて微量なレベルまで管理されています。
また、ご家庭の水道水を安全に活用するために、PFAS除去に特化した浄水器も非常に有効です。
PFAS除去できる浄水器(最新規格対応)
ご家庭でPFASを除去したいとき、最新のJIS規格に適合した浄水器を取り付けるのが最もコストパフォーマンスに優れた方法です。
蛇口取付けタイプ
東レ トレビーノ カセッティ 207SLX
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特徴: 2025年現在もPFAS除去性能で高い信頼を得ているフラグシップモデルです。最新のJIS規格に準拠し、PFOS・PFOAを確実に除去します。
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性能: JIS S 3201指定の広範な有害物質を除去。デジタルサインでカートリッジの交換時期が秒単位でわかるため、除去能力が落ちる前に交換できます。
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使い勝手: 蛇口に簡単に取付け可能。極細シャワーで節水効果もあり、家計にも優しい設計です。
- メーカーHP:TORAY(トレビーノ)

ポット型タイプ
三菱ケミカル・クリンスイ「クリンスイ CP012」
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特徴: 2025年最新の冷蔵庫ドアポケット事情に合わせたスリム設計。片手で注げる利便性が人気です。
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性能: 「中空糸膜フィルター」により、PFASだけでなく、水道水中の微細な雑菌や赤サビまでしっかり除去します。JIS S 3201の試験方法に準拠。
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使い勝手: パーツを丸洗いできるため、衛生面も安心。一人暮らしや、料理用としてだけ使いたい方にも最適です。
- メーカーHP:三菱ケミカル・クリンスイ

PFAS除去できる浄水型ウォーターサーバー
コストと利便性のバランスを重視するなら、浄水型ウォーターサーバーが2025年も引き続きトレンドです。
Locca Smart(ロッカ・スマート)
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特徴: 水道水を注ぐだけで、高性能フィルターがPFAS(PFOS・PFOA)を強力にカット。ボトル交換の手間がなく、ゴミも出ません。
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性能: JIS規格指定の17物質を含む計28物質の除去に対応。赤ちゃんのミルク作りにも安心して使えるクオリティです。
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月額制の安心: 定額制なので、お水をたくさん使うご家庭でも安心。定期的に交換カートリッジが届くため、メンテナンスを忘れる心配もありません。
- メーカーHP:Locca Smart

ミネラルウォーターの比較ポイント
あらためて、自分に合ったお水を選ぶための比較基準を整理しましょう。
硬度の分類(WHO基準)
日本国内では以下の分類が一般的です。
| 分類 | 硬度(mg/L) | 味・特徴 | 最適な用途 |
| 軟水 | 0~60未満 | まろやかで飲みやすい | 飲料水、和食、赤ちゃんのミルク |
| 中硬水 | 60~120未満 | 程よいミネラル感 | コーヒー、肉料理の煮込み |
| 硬水 | 120~300未満 | 独特の飲み応え | ミネラル補給、ダイエット |
| 超硬水 | 300以上 | 重く、苦味を感じることも | スポーツ後のミネラル補給 |
名称の定義を理解する
成分表の「品名」欄をチェックしましょう。
- ナチュラルミネラルウォーター:特定の地層から採水。処理はろ過・沈殿・加熱殺菌のみ(最も自然)。
- ミネラルウォーター:複数の天然水を混合したり、ミネラル分を調整したもの。
- ボトルドウォーター:水道水や純水を含む飲用の水全般。
安心して飲めるミネラルウォーター 厳選7選
2025年現在、PFAS検査済み等の安全性が高く、ネットやスーパーで手軽に手に入るおススメをご紹介します。
【サントリー】天然水

商品の特徴
- 国内シェアNo.1の信頼性。PFAS検査結果も定期公開中
- 硬度:約10〜80mg/L(水源により異なりますが全て軟水)
- 採水地:南アルプス・北アルプス・奥大山・阿蘇
【アサヒ飲料】おいしい水 天然水

商品の特徴
- 地中で長い年月をかけて濾過された「深井戸水」を無菌状態でボトリング
- 軟水で非常にまろやか、赤ちゃんのミルクにも安心して使えます
【キリン】やわらか天然水

商品の特徴
- 群馬県嬬恋村の天然水を使用。硬度19mg/Lの超軟水
- スリムなボトルデザインで、持ち歩きにも便利です
【日田天領水】天領水

商品の特徴
- 硝酸態窒素ゼロを確認。弱アルカリ性で健康志向の方に人気
- 美容に嬉しい成分「シリカ」を含み、ミネラルバランスが抜群
【コカ・コーラ】い・ろ・は・す 天然水

商品の特徴
- 全国の厳選された採水地で、最新設備による徹底した品質管理を実施
- PFAS(PFOS・PFOA)についても「検出なし」を継続確認済み
【DHC】あなたの体に近い水(海洋深層水)

商品の特徴
- 日本最深の800mから採水。外界からの汚染を受けにくい清浄な水
- 体液のミネラルバランスに近く、浸透しやすいのが特徴
【飛騨】ザ・ピュア(THE PURE)

商品の特徴
- 北アルプスの雪解け水を地下深くで採水。天然のシリカを含有
- pH7.4の中性で、どんなシーンでも飲み飽きないピュアな味

ミネラルウォーターの正しい摂取方法と保存の仕方は?
手軽に飲めるミネラルウォーターですが、2025年の最新の知見に基づき、正しい飲み方と保存方法をおさらいしましょう。
・飲み方のコツ: 一度に大量に飲むと胃酸が薄まり、消化不良の原因になることがあります。コップ1杯程度を、1日の中でこまめに分ける「ちょこちょこ飲み」が、細胞の隅々まで水分を届けるコツです。
・保存の注意点: 直射日光は厳禁です。ペットボトル容器は酸素をわずかに通すため、強い臭いを発するものの近くに置くと「移り香」の原因になります。また、災害用備蓄(ローリングストック)の場合は、賞味期限だけでなく保存場所の温度(高温多湿を避ける)に最新の注意を払いましょう。
まとめ
ミネラルウォーターは手軽に飲める便利なものですが、2025年現在、これまで以上に「安全性(特にPFAS対策)」や「成分の透明性」が問われるようになっています。
今回紹介した「買ってはいけないミネラルウォーターの特徴」を参考に、以下のポイントを再確認しましょう!
- 無名の海外メーカーや、pH5.5以下の酸性が強すぎる水、疾患がある場合の高ナトリウム水は慎重に。
- 硬度が高すぎる水や、硝酸態窒素のリスク(特に乳幼児)を避けるため、成分表を確認する習慣を。
- 2025年から新基準が適用されたPFAS(ピーファス)については、自社検査を徹底しているメーカーや最新の浄水器を活用する。
選びかた1つで、毎日の水分補給がもっと健康的に、さらに安心・安全になります。 ご自身のライフスタイルに合ったミネラルウォーターで、より健康的な生活をお過ごしください





































































































