
トマトペーストってトマトと違うの?

トマトペーストは、簡単に言うと、トマトをギュッと濃縮したものだよ。だから、食事にちょっと足すだけでも、トマトの栄養が手軽にとれるんだ。
離乳食にトマトペーストを取り入れると、手軽に栄養をプラスできてとても便利です。農林水産省HPによるとトマトにはリコピンやビタミンC、カリウムなど、赤ちゃんの成長に大切な栄養がギュッとつまっています。
ただし、市販のトマトペーストの中には、添加物や塩分が入っているものも少なくないんです。赤ちゃんの離乳食に使うなら、できるだけ余計なものが入っていない、安心できる商品を選びたいですよね。
この記事では、離乳食にぴったりなトマトペーストの見極め方と、おすすめの無添加トマトペーストをわかりやすく紹介します。
赤ちゃんに安心して食べさせられるトマトペーストを、一緒に見つけていきましょう。
離乳食のトマトペーストはいつから食べていい?

赤ちゃんって、いつからトマトペースト食べられるの?」

だいたい7〜8ヶ月ごろから、ちょっとずつ試すのが安心だね。でも濃すぎるから、薄めて使うように気をつけなくちゃいけないんだ。
トマトペーストは、赤ちゃんの月齢に合わせた使い方が大切です。一般的に、トマトそのものは離乳食初期の生後5〜6ヶ月ごろから使うことができます。
トマトペーストを使い始める目安は、離乳食中期の生後7〜8ヶ月ごろから。少量ずつ試していくのが安心です。
さらに、トマトペーストはギュッと濃縮されているので、必ず薄めてから使いましょう。
もし酸味が気になるようなら、加熱したり、他のお野菜と混ぜて味をやさしくする工夫もおすすめです。
離乳食後期や完了期になれば、ミネストローネやリゾット、ミートソースなど、いろいろなお料理にも使えるようになります。
使い始めのときは、赤ちゃんの様子をよく見て、アレルギーや体調の変化がないか気をつけながら、少しずつ進めていきましょう。
離乳食でトマトペーストを食べるメリット
トマトペーストには、赤ちゃんの成長に役立つ栄養がギュッとつまっています。なかでも注目したいのが、リコピンという強い抗酸化作用を持つ成分。
海外研究からも、リコピンは、紫外線や外からの刺激から体を守る働きがあり、将来の健康づくりにも役立つといわれています。

リコピンって、なんかすごいね

うん、紫外線とかから体を守ってくれる力があるし、将来の健康にもいいって言われてるよ。
リコピンの他にも、トマトペーストには栄養がたくさん。ビタミンCは免疫力をサポートしてくれるし、カリウムは体の中の水分バランスを整えてくれます。
赤ちゃんにオススメの栄養がたっぷりあるんです。そして、トマトペーストは生のトマトより水分が少なく、栄養がギュッと凝縮されているのが特徴。
離乳食期は、食べられる量がまだ限られているので、少しの量で効率よく栄養をとれるトマトペーストは、とても心強い食材といえます。
トマトペーストに潜む添加物の危険
市販のトマトペーストの中には、見た目をよくしたり、味をととのえたりするために、添加物が使われていることがあります。
でも、赤ちゃんの体はまだ成長の途中。こうした添加物の影響を受けやすいんです。
だからこそ、離乳食に使うトマトペーストは、できるだけシンプルなものを選ぶことがとても大切です。
ここからは、気をつけたい添加物の種類や、安心して使えるトマトペーストの選び方を、わかりやすくご紹介します。

トマトペーストにも添加物って入ってるの?

全部がそうってわけじゃないけど、中には余計なものが入ってるのもあるんだよ。赤ちゃんにあげる時はちゃんと選ばないとね。
離乳食で避けたい添加物とその影響
特に赤ちゃんの離乳食では、塩分・砂糖の他に、保存料・増粘剤などの添加物にも注意が必要です。塩分や砂糖は、赤ちゃんの腎臓に負担をかけるだけでなく、味覚の発達にも影響が出ると言われています。

赤ちゃんにはお砂糖とか入れないほうがいいんだね。

そうだね。余計なものはできるだけ避けたほうが安心だよ。
また、保存料や増粘剤は、アレルギーやお腹の調子が悪くなる原因になることも。市販のトマトペーストには、こうした成分が含まれていることが多いので、必ずパッケージの原材料表示をしっかりチェックすることが大切です。
添加物の少ないトマトペーストの見分け方
安心して使えるトマトペーストを選ぶコツは、商品の裏面をしっかり確認すること。「トマトのみ」や「トマトとクエン酸だけ」といった、シンプルな材料表記のものを選ぶのが安心です。
また、「無添加」や「赤ちゃん向け」と書かれている商品も、選ぶときの目安になります。特に、赤ちゃん用として販売されているものには、厳しい基準があるので安心ですよ。

“無添加”や”赤ちゃん用”って書いてあったら安心なんだね!

そうだね。あと、裏の表示もよく見た方がいいよね。
無添加トマトペーストを選ぶメリット
無添加のトマトペーストを選ぶと、赤ちゃんの体に余計な負担をかけずにすみますし、素材そのものの自然な味わいをしっかり感じられるのも嬉しいポイントです。
離乳食の時期は、赤ちゃんの味覚が育っていく大事な時期。余計な味つけがない、シンプルな味を経験させてあげることで、将来、好き嫌いの少ない食習慣づくりにもつながります。
赤ちゃんの「はじめての味覚体験」を、大切にしてあげたいですね。

そのまんまの味を知るって大事なんだね〜

うん。小さいころから自然な味になれておくと、偏食が減るって言われてるんだよ。
離乳食のトマトペーストを与えるときの注意点
トマトペーストは栄養たっぷりで使いやすい食材ですが、赤ちゃんにあげるときはしっかり注意が必要です。
初めて使うときは、ほんの少しから。トマトは酸味が強めなので、体質によってはお腹がゆるくなったり、肌にトラブルが出ることもあるんです。
そんなときは、加熱して酸味をおさえたり、水で薄めて使ったりと、ちょっとした工夫が大切です。
赤ちゃんの体調や様子をよく見ながら、無理なくトマトペーストを取り入れていきましょう。

酸っぱすぎるとお腹こわしちゃうの?

酸味は強いとお腹に負担がかかることがあるんだ。だから、加熱したり薄めたりして使うんだよ。
アレルギーが出たときのサインと正しい対応
トマトは、アレルギーを起こすことがある食材のひとつです。アルバアレルギークリニック公式サイトによると、生食での摂取が原因になることが多いですが、トマトペーストでも注意は必要です。
アレルギーのサインとしては、肌にポツポツが出たり、口のまわりが赤くなったり、唇がふくらんだりすることがあります。
また、お腹の調子が悪くなったり、吐いてしまうことも。トマトペーストを初めてあげるときは、必ずごく少量から始めて、食べたあと2時間くらいは赤ちゃんの様子をしっかり見てあげましょう。
もし気になる症状が出たら、すぐに食べるのをやめて、迷わず病院に相談してください。家族にトマトアレルギーの人がいる場合や、ほかの食材でアレルギーが出たことがある場合は、より慎重に進めていきましょう。

口が赤くなったりしたら、すぐやめたほうがいいんだね。

うん、少しでもおかしいなって思ったらストップして、すぐお医者さんに相談しようね。
離乳食スタート時は少しずつゆっくりが安心のコツ
離乳食でトマトペーストを使うときは、特にスタートの時期(生後5~6ヶ月ごろ)の赤ちゃんには慎重な対応が大切です。
新しい食材をあげるときは、赤ちゃんの消化機能がまだ発達途中なことや、アレルギーの心配があることをふまえて、ほんの少しから始めるのが基本です。

ほんの少しってどのくらい?

最初は耳かき1杯くらいかな。それで大丈夫そうなら、少しずつ増やしていくんだよ。
トマトペーストは濃縮されているので、必ず水やお湯で薄めて、加熱したものを耳かき1杯くらいの少量から試しましょう。
その後は、2時間ほど赤ちゃんの体調や肌の様子、機嫌をしっかり観察してください。何も問題がなければ、翌日以降、少しずつ量を増やしていけます。
焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて、ゆっくり慣らしていくことが、安心して離乳食を進めるコツです。
離乳食として使うトマトペーストを選ぶポイント
安心して離乳食に使えるトマトペーストを選ぶには、パッケージの成分表示をよく見ることがとっても大切です。
特に赤ちゃん用に使う場合は、添加物だけでなく、どんなトマトが使われているかや、どれくらい濃縮されているかも確認しておきたいポイントです。

パッケージの後ろって、ちゃんと見た方がいいんだね

そうだよ。見た目や値段だけじゃなくて、裏の表示がすごく大事なんだ。
ここでは、選び方のコツやチェックするべきポイントをわかりやすくご紹介します。
無添加であること
まず一番大事なのは、「無添加」であることです。トマトペーストの原材料表示を見て、トマト以外に余計なものが入っていないか確認しましょう。
「トマトだけ」や「トマト・クエン酸だけ」といった、シンプルな表示のものが安心です。また、「無添加」や「ベビーフード対応」と書かれている商品は、さらに安心して選びやすい目安になります。
原材料と産地も忘れずにチェックしよう
トマトペーストを選ぶときは、使われているトマトの原材料と、どこで作られたものかも見ておきましょう。
できれば「国産トマト」や「オーガニック(有機栽培)」と書かれているものがおすすめです。国産トマトは、海外のものよりも品質管理がしっかりしている場合が多く、安心感があります。
海外製の商品でも、信頼できるメーカーのものならOKですが、パッケージの表示はしっかり確認するようにしましょう。
濃さと使いやすさもポイント
トマトペーストには、濃縮タイプとそのままタイプがあります。離乳食では、濃縮タイプをお湯や水で薄めて使うことが多く、コスパが良いのがうれしいポイントです。
でも、薄めるのが面倒に感じる場合は、そのまま使えるタイプを選ぶのもアリです。離乳食のレシピや、どれくらいの頻度で使うかに合わせて、自分にとって使いやすいタイプを選んでくださいね。
離乳食におすすめの市販の無添加トマトペースト
【KAGOME】カゴメ トマトペーストミニパック6袋入り
商品の特徴
- 無添加・塩分不使用で、赤ちゃんの離乳食にも安心して使用可能
- 1パックに約大さじ1杯(約18g)ずつ小分けされ、離乳食に使いやすい。
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【コープ】国産トマトピューレ
商品の特徴
- 食塩不使用、無添加で安心の製品。
- ほどよい酸味があり、離乳食に使いやすい。
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【リトルワンズ】無添加 国産有機トマト100%使用 トマトピューレ
商品の特徴
- 国産有機トマトピューレ使用。
- 食塩・化学調味料不使用。酵母エキス、着色料・香料・保存料 無添加。
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【オーガランド】トマトパウダー
商品の特徴
- よりトマトの栄養価が多く含まれていると言われている加工用のトマトを使用。
- 保存料、着色料、香料、酸化防止剤、人工甘味料、食塩、旨味調味料、化学調味料、酵母エキスは一切不使用。
- 粉末タイプなので下処理不要で手軽に使える。
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まとめ
トマトペーストは、離乳食にとってとても便利で栄養たっぷりな食材です。でも、選び方を間違えると、知らないうちに添加物をとってしまう心配もあります。
離乳食に安心して取り入れるためには、まずは、無添加の商品を選ぶことが基本です。赤ちゃんの月齢に合わせて、使い方や量に気をつけながら、体にやさしい形で取り入れてあげましょう。
成分表示をしっかり確認し、国産や信頼できるメーカーの商品を選ぶことで、赤ちゃんの健やかな成長をしっかりサポートできます。家族みんなで安心して離乳食づくりを楽しんでいきましょう。

私達も赤ちゃんのときトマトペースト食べてた?

もちろんだよ。ちゃんと無添加のを選んで、少しずつ食べさせてたよ。おかげで元気に育ったよね。

うん、今もトマトは大好き!