精製された白砂糖はデメリットがいっぱい。できるだけ健康的な砂糖を使いたいですよね。
体に優しい砂糖を探して、「素焚糖(すだきとう)」にたどり着いたけれど、検索してみると「素焚糖 危険」の文字が、、、。
この記事では、素焚糖が危険だと言われる理由と、素焚糖の特徴を紹介していきます。
素焚糖が危険だと言われる理由
素焚糖が危険だと言われる理由は、ボツリヌス菌への懸念からです。
結論から言うと、素焚糖は加熱処理が行われているので、ボツリヌス菌は殺菌されています。
ボツリヌス菌とは
ボツリヌス菌は、はちみつや黒糖などに含まれていて、1歳未満の赤ちゃんが口にすると、乳児ボツリヌス症を発症してしまうおそれがあります。
乳児ボツリヌス症の症状
- 便秘
- 哺乳力の低下
- 元気がなくなる
- 泣き声の変化
- 首のすわりが悪くなる
はちみつや黒糖そのものはあげていなくても、お菓子や飲み物に含まれているかもしれないので、注意が必要です。「おかしいな」と思ったら、すぐに病院へ行きましょう。
適切な治療により、ほとんどの場合が回復しますが、過去には亡くなってしまったケースもあります。
1歳を過ぎて腸内環境が整えば、ボツリヌス菌の増殖を抑えることができるんだ。
だからよく、「赤ちゃんにはちみつをあげないで」って言うんだね。
はちみつだけでなく、黒糖にもボツリヌス菌の危険があるんだ。
素焚糖は加熱殺菌されていて安心
しかし、素焚糖には加熱殺菌処理が施されているので、心配はいりません。
素焚糖に限らず弊社製品は、製造過程でボツリヌス菌の殺菌、およびボツリヌス毒素の分解に必要な加熱殺菌を行っております。ボツリヌス菌のリスクは極めて低く、乳幼児のお子様にも安心して召し上がっていただける砂糖です。離乳食にもどうぞ安心してお使いください。
引用:[特集] 素焚糖の魅力 | 大東製糖【含蜜糖の製造と販売】
120℃で4分以上加熱すると、ボツリヌス菌を殺菌することができます。
素焚糖にボツリヌス菌の心配はいらないことは分かったけど、素焚糖って、黒糖なの?
きび砂糖や、てんさい糖とも違うもの?どれも茶色だから、同じものだと思ってた。
それでは、茶色い砂糖の種類について見ていこう。
砂糖の種類と特徴
スーパーに並ぶ茶色い砂糖を見ると、なんとなく「健康に良さそう」と手が伸びてしまいますが、実はそれぞれ、全く違った特徴があります。
特徴 | 原料 | 製法 | |
きび砂糖 | ミネラルが豊富 | さとうきび | 精製前の原料糖を溶かして煮詰め、結晶化 |
素焚糖 | 100%国内産 | 奄美諸島産のさとうきび | |
てんさい糖 | オリゴ糖が豊富 | てんさい | |
黒糖 | 濃厚な甘さ | さとうきび | さとうきびの汁をそのまま煮詰める |
三温糖 | 独特の香ばしさがある | さとうきび、てんさい | 上白糖やグラニュー糖を取り出した後の液体を、煮詰める |
きび砂糖
さとうきびの原料糖を溶かして精製する途中で煮詰め、結晶化したものです。
クセや雑味が少なく、さらさらしているので、幅広い使い道があります。
「原料糖」って、なーに?
「原料糖」は、さとうきびを搾って、ろ過して、煮詰めて、結晶化したものだよ。
さとうきびは収穫後、糖分がどんどん減っていきます。
そのため、さとうきび畑の近くでいったん「原料糖」に加工してから砂糖を作るのです。
素焚糖
奄美諸島産のさとうきびを100%使用した砂糖。
独自製法によって、ミネラルをぎゅっと閉じ込めています。
くどくない甘さで、料理や飲み物の味の邪魔をしません。
いつものお料理や飲み物が、美味しさもミネラルもワンランクアップしますよ。
てんさい糖
てんさい糖は、てんさい(さとう大根、ビーツ)を原料としています。
血糖値の上昇がおだやかなので、糖質が気になる人におすすめ。
また、オリゴ糖が豊富に含まれるので、お腹の健康にもいいですよ。
スポンサーリンク黒糖
さとうきびの汁をそのまま煮詰めたものが黒糖。
濃厚な甘さで、かりんとうなどの和菓子にも使われています。
三温糖
三温糖は、上白糖やグラニュー糖を取り出した後の液体を、煮詰めたものです。
茶色いから体に良さそうだと思っていたのに、精製された砂糖だったの?
「白い砂糖よりも体に良さそうだから」という理由で選んでいる人は、三温糖以外にした方がいいかもね。
栄養素が失われている、血糖値を急上昇させるなどのデメリットは、三温糖も白砂糖も同じです。
参考:砂糖の種類13選と特徴|おすすめの使い方や健康効果も解説 | ふるなび公式ブログ ふるさと納税DISCOVERY
まとめ
素焚糖は、奄美諸島産のさとうきびを100%使用した、ミネラルたっぷりの健康的な砂糖です。
加熱殺菌処理されているので、ボツリヌス菌の心配もありません。
安心して、素焚糖で栄養も美味しさもアップさせちゃいましょう。