最近チリ産サーモンをスーパーでよく見かけます。 2026年現在、物価高の影響もあり、安定した価格で提供されるチリ産サーモンは、お子さんからお年寄りまで非常に人気の高い食材です。
しかし、一部では「薬漬け」や「有害物質の残留」といった不安な噂も根強く残っています。 そんなチリ産サーモンの安全性について、最新の検査データと国際的な規制状況を徹底的に調べてみました。



この記事では、チリ産サーモンが危険と言われている背景と、2026年現在の安全性向上への取り組みについて詳しく解説していきます!
日本で売られている鮭はほとんどが海外産!
まず、日本の鮭・マス類の国内自給率は依然として約20%前後と低く、消費量の約80%は輸入でまかなっています。
2024年度の財務省貿易統計によると、国別の輸入シェアは、冷凍品や加工品を中心にチリが約80%近くを占めています。次いでノルウェーが2割弱となっており、私たちがスーパーで目にするサーモンの大部分は、実はチリからやってきているのです。
チリ産サーモンの輸入状況
チリでは南部の広大なフィヨルド地帯で、大規模なサーモン養殖が行われています。 品質管理の自動化が進んだことで、2026年現在は価格と品質のバランスが非常に良く、スーパーだけでなく多くの回転寿司やレストランでも安定して食べることができます。
チリ産サーモン(特に銀鮭やトラウト)は、程よい脂のりと日本人の口に合う味わいで、現代の食卓に欠かせない親しみやすい食材となっています。
チリ産サーモンは薬漬けになっているって本当?
「チリ産サーモンは薬漬け」という噂の根拠は、主に養殖時に使用される抗生物質にあります。実際はどうなのでしょうか?



こちらの表は、最新の公開データ(2023-2024年次)に基づいた「チリ産」と「ノルウェー産」の抗生物質使用量の比較イメージです。
| 抗生物質の使用状況 | 2026年現在のトレンド | 主な対策 | |
| チリ産 | 減少傾向 | 2019年比で約20%削減 | 新ワクチンの導入 |
| ノルウェー産 | 極めて少ない | ほぼゼロに近い水準 | 徹底したワクチン化 |
チリ産サーモンは、海水温や養殖密度の関係から発生しやすいピシリケッチア症(SRS)という感染症を抑えるため、長年多くの抗生物質が使われてきました。 しかし、チリの水産養殖局(SERNAPESCA)の最新報告によると、抗生物質フリー(ABF)生産プログラムの普及により、現在はピーク時より使用量を大幅に削減しています。
チリのサーモン業界では、抗生物質への依存を減らすため、新型ワクチンの開発や低密度養殖への転換が進んでいます。日本へ輸入されるサーモンは、厚生労働省の検疫所において全ロットで残留検査が実施されており、残留基準値をクリアした安全なものだけが国内に流通しています。 出典:SERNAPESCA – Informe de Uso de Antimicrobianos 2024
サーモンの脂部分に汚染物質がある?


サーモンには、ダイオキシンやPCB(ポリ塩化ビフェニル)などの汚染物質が蓄積される可能性があると言われています。これらは脂に溶けやすいため、魚の脂肪分に溜まる性質があるからです。 しかし、2026年現在の最新調査によると、飼料(エサ)の改良により、これらの残留値は劇的に低下しています。
厚生労働省による輸入食品監視結果(令和5年度・6年度版)によると、チリ産サーモンを含む輸入魚介類から、健康に影響を及ぼすレベルのダイオキシン類が検出される事例は極めて稀であり、安全性は国際的な基準に照らしても適切に管理されています。 引用:厚生労働省 輸入食品監視業務
ノルウェー産のダイオキシン残留値


ノルウェー産サーモンについても、現在は世界で最も厳しい水準の飼料管理が行われています。 チリ産とノルウェー産、どちらを選んでも日本の法的基準(残留基準値)をクリアしており、通常の摂取量では健康に大きなリスクはありません。私たちが「認証マーク」や「産地の特徴」を理解して選ぶことが、より安心な食生活につながります。
環境への影響は?
養殖サーモンのもう一つの課題は、生態系への影響です。 養殖場から逃げ出したサーモンが野生の生態系に与える影響や、水質悪化については現在も対策が進められています。
チリでは、こうした環境問題に対し、AIを活用した給餌システムや水質モニタリングを導入し、より持続可能な養殖(サステナブル)へと大きく舵を切っています。 消費者としては、こうした取り組みを行っている証である認証マークを選ぶことが大切です。
2026年現在、パッケージに緑色の魚のマークが付いたASC認証品が、コストコやイオンなどの大手スーパーで一般的に選べるようになっています。これは環境保護と食品安全の両面で厳しい国際基準をクリアした証です。 引用:ASC公式サイト
まとめ
チリ産サーモンは、過去には薬剤や有害物質の問題が強く指摘されていましたが、2026年現在の最新状況では、ワクチン導入や厳格な輸入検査により、通常の摂取量で健康への悪影響が生じるリスクは極めて低いと言えます。
チリ産サーモンを安全に食べるためのポイント
チリ産サーモンをより安全に楽しむための2026年版最新チェックポイントです。
1. 認証マークを確認する: 国際基準をクリアした「ASC認証」や「BAP認証」のマークがあるものを選ぶのが最も確実です。
2. 信頼できるお店で買う: 独自の品質基準を持つ大手チェーンや、トレーサビリティ(追跡可能性)を明記している店舗を選びましょう。
3. バランス良く食べる: どんな食材も過剰摂取は禁物です。週に数回、様々な産地や種類の魚をローテーションで楽しむのが健康への近道です。
食べ放題や極端に安価なお弁当のサーモンは、認証外のものが使われている可能性があるため、食べ過ぎには少し注意したほうが良いかもしれません。 ご自身で選ぶ時は、信頼できる「認証マーク」を一つの目安にして、美味しく安心してサーモンを食卓に取り入れてくださいね!