ネットやテレビなど、最近よく見聞きする「トランス脂肪酸」。
体に悪いとされる成分ですが、普段よく使うマーガリンにも含まれていると聞くと、ちょっと心配になりますよね。
とくにお子さんや家族の健康を気をつかう方にとっては、できるだけ安心できる商品を選びたいものです。

ほぼ毎朝使ってるものだから体への影響が気になるな!
この記事では、トランス脂肪酸が体に与える影響や、摂取量の目安、そして「これなら買っても安心!」と思えるマーガリンの選び方まで、わかりやすくご紹介します。
トランス脂肪酸が体に悪い理由
トランス脂肪酸が問題視される一番の理由は、「心臓病のリスクを高める可能性がある」ということ。
毎日少しずつでも積み重なると、体に悪影響が出ることがわかってきています。
心臓病や生活習慣病との関係
ではトランス脂肪酸と生活習慣病には、どんな関係があるのでしょう。
さっそく調べてみました。
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悪玉コレステロール(LDL)が増えやすくなる
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善玉コレステロール(HDL)は減ってしまう
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血液がドロドロになり、動脈硬化の原因にも
とくに欧米では、このリスクが社会的に大きく問題視され、トランス脂肪酸を使うこと自体が禁止されている国もあるほどです。

生活習慣病との関係が気になるところだな、、
妊婦さんや子どもへの影響は?
妊娠中にトランス脂肪酸を含む食品を摂り過ぎてしまうと、胎児の発育に悪影響が出るのでは?、という指摘もあります。
また、アトピーや喘息といったアレルギー系の症状と関係があるとも言われていて、子育て世代としては気になるところですね。
以上の情報から、日本で販売されている現代のマーガリン製品はトランス脂肪酸の含有量が大幅に低減されており、通常の食生活の範囲内では健康への悪影響は小さいと考えられます。ただし、より安心を求める場合は、上記のリストにあるようなトランス脂肪酸含有量の少ない製品を選ぶことをお勧めします。
※引用:日本食品油脂検査協会
トランス脂肪酸の1日摂取上限目安はあるの?
「少しなら大丈夫?」と、疑問に思う方も多いと思います。
じつは、世界保健機関(WHO)が「1日あたり2g未満にしましょう」とすすめています。
世界保健機関(WHO)は、生活習慣病を防ぐために食事からとる栄養素の量の目標を定めるなど、人々の健康のための様々な活動をしています。2018年5月には、加工食品を製造するときにできるトランス脂肪酸を減らすための行動計画を公表しました。
※引用:農林水産省
トランス脂肪酸入りのマーガリンは何gで1日摂取上限に引っかかる?
日本人の平均的な食事では、1日あたり0.7〜1.3gほどといわれており、実はすでにかなり少なめ。
なので、過度に心配し過ぎなくても大丈夫なんです!

焼きたてのトーストに使っても安心なんだね!
マーガリンをどれくらい食べると危険?
1回の使用量が約10gとすると、昔のマーガリンでは約0.8〜1gほど、トランス脂肪酸が含まれていました。
でも今は改良が進み、0.05〜0.08g程度と大きく減少。
1日1回使うくらいなら、心配はいらなそうですね。
以上の情報から、日本で販売されている現代のマーガリン製品はトランス脂肪酸の含有量が大幅に低減されており、通常の食生活の範囲内では健康への悪影響は小さいと考えられます。ただし、より安心を求める場合は、上記のリストにあるようなトランス脂肪酸含有量の少ない製品を選ぶことをお勧めします。
※引用:内閣府 食品安全委員会

これなら安心して使えそうだね!
トランス脂肪酸が少ないおすすめのマーガリン
スーパーやネットでよく見かけるマーガリンでも、トランス脂肪酸の量がグッと減っています。
そのなかでも、安心してご家族で食べてもらえる商品をまとめました。
【小岩井乳業】小岩井マーガリン【ヘルシー芳醇仕立て】
商品の特徴
- 小岩井独自の乳原料 「芳醇ヨーグルト」と「熟成チーズ」を使用
- 香料も不使用
- すっきりした後味、しっかりとした旨みと香りのある味わい
- トランス脂肪酸含有量:0.045g/10(公式HPより)
- 賞味期限:発送時点で30日以上
- 内容量 180g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【ママパン】パン屋さんのおいしいマーガリン
商品の特徴
- 素材そのものの美味しさからつくられたFRI製法
- 北海道産の生クリームを7%使用
- トランス脂肪酸含有量:0.05g/10g(Amazon商品紹介より)
- 内容量 200g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【帝国ホテル】ホテルマーガリン(0.05g)
商品の特徴
- 当時の帝国ホテル料理長、村上信夫氏監修
- 発酵乳の風味とまろやかな味わい
- 香料・酸化防止剤・着色料不使用
- トランス脂肪酸含有量:0.05g/10g(公式HPより)
- 賞味期限:発送時点で30日以上
- 内容量 185g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【創建社】べに花ハイプラスマーガリン
商品の特徴
- 一番搾りの高オレイン酸べに花油に、発酵乳、全粉乳、生クリームを混ぜ、素材そのものの味を活かしたしたコクのある仕上がり
- トランス脂肪酸含有量:0.03g/10g(Amazon商品紹介より)
- 賞味期限 (製造日より)9ヶ月
- 内容量 180g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【小岩井乳業】小岩井 マーガリン発酵バター入り(0.068g)
商品の特徴
- 小岩井工場産発酵バターと発酵バターミルクを使用した香り豊かなとコクのあるマーガリン
- 国産の米油をベースに使用
- トランス脂肪酸含有量:0.035g/10g(公式HPより)
- 内容量 180g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【創健社】発酵豆乳入り マーガリン
商品の特徴
- 原料のべに花油は高オレイン酸タイプのべに花の種子を一番搾りを使用
- 原料の豆乳は遺伝子組換えではない大豆を使用
- 香料・着色料は不使用
- 植物性乳酸菌で発酵の豆乳を使用
- トランス脂肪酸含有量:0.03g/10g(公式HPより)
- 賞味期限:製造日より240日
- 内容量 160g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【雪印乳業】雪印ネオソフトべに花
商品の特徴
- 紅花油を使用した、オレイン酸65%(脂肪酸中)のマーガリン
- トランス脂肪酸含有量:0.02g/10g(公式HPより)
- 内容量 160g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
どれもスーパーやネットで手に入りやすいので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
マーガリンを選ぶときのポイント
体にやさしいマーガリンを選ぶためには、ちょっとしたコツがあります。
どんな点に注意したらよいか、まとめてみました。
パッケージの表示をチェックしよう!
では、どんなことに気を付けてチェックしたらいいのでしょうか?
お調べしたので、さっそく見てみましょう。
・「部分水素添加油脂は使っていません」などの表示をチェック!
一見シンプルなことですが、意外と見落としやすい点なので、きちんとチェックしていきましょう!
原材料をシンプルに!
他には、どんなことに気をつけるといいのしょう。
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原材料の数が少ないものを選ぶ
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できるだけ自然な素材を使っているものが◎!
余計な添加物が、より少ない商品を選びましょう。
この点もシンプルですが、ご家族の安全のためにも、とても大切なポイントです。
まとめ|安心できるマーガリンを選んで、毎日の食卓をもっとヘルシーに
いかがでしたか?
「マーガリン=体に悪い」と思い込んでいた方も、見方が少し変わったのではないでしょうか。
・日本のマーガリンは年々改良され、安心できる商品が増えている
・選ぶときは、表示や原材料をチェックするのがポイント
・バターとの上手な使い分けもおすすめ
毎日使うものだからこそ、ちょっとだけ意識して選ぶことで、家族の健康を守る一歩になりますよ。
「これなら買ってもいいかも」と思えるマーガリン、ぜひ見つけてみてくださいね。