健康志向の方やダイエット中の方にとって、ツナ缶は、手軽にタンパク質を摂取できる便利な食材です。
しかし、ツナ缶は種類も多く、どれを選べばいいのか迷ってしまうことも多いでしょう。
この記事では、オイル不使用・無添加ツナ缶の必要性や種類、選び方、おすすめの商品を詳しく紹介します。
ぜひ参考にして、自分にぴったりのオイル不使用・無添加ツナ缶を見つけて、健康的な食生活にお役立てください。
シーチキンツナ缶によく入っている添加物と危険性
『ツナ缶にも食品添加物が入っているって本当?』 そんな疑問を持っている方もいるかも知れません。 実際に一般的に売られているツナ缶の原材料をみていきましょう。
[原材料]
・かつお
・大豆油
・食塩
[添加物]
・調味料(アミノ酸)
・紅藻抽出物
調味料(アミノ酸)
『うま味調味料』や『化学調味料』のことをさします。 調味料アミノ酸はツナ缶にも使用されている事が多く化学的に合成された成分です。
『グルタミン酸ナトリウム』や『グリシン』が使用されています。
グルタミン酸
グルタミン酸とは天然由来のうまみ成分としてたんぱく質を構成するアミノ酸の一種です。 昆布などに多く含まれています。
グルタミン酸ナトリウム
『うまみ調味料』『化学調味料』 天然由来のグルタミン酸にナトリウムを添加して生成されます。

うーん、なんか難しいね!身体に悪いの??

すぐに身体に出るものじゃないから分かりづらいんだ。
食べすぎると身体に害がある事例もあったんだ。無添加のものも沢山あるからよく見てから買うと安心だね!

そうだね!よく見て買うようにしたいね!
過剰摂取した場合の身体への害はどうなの?
グルタミン酸ナトリウムを過剰摂取した場合の安全性については一部議論がなされています。
身体的な影響はマウスやラット。動物実験にて中枢神経系に障害・発がん性などが疑われています。
グルタミン酸が身体に悪いものか様々なことが書かれていますが、疑わしいものは摂取せず安心・安全な食べ物を選ぶようにすると良いでしょう。
日本国内にもこのような事例が上がっています。
昭和四六年七月福岡県より味付昆布にかかる苦情(頭痛、上半身感覚異常等)に関し照会があり、調査の結果、他の都県においても類似の苦情のあることが判明した。
[厚生労働省HPより]
増粘安定剤(紅藻抽出物(カラギーナン))
スーパーなどで買い物していると良く見かける表記。一般的にはアイスクリームやデザート類によく使用されている食品添加物。
増粘剤は粘りやとろみを出す時に使用される食品添加物です。 人工的に合成されたものだと『ペクチン』『キサンタンガム』『カラギナン』があります。
ツナ缶にも使用されているものには紅藻抽出物と表記されている事があります。 こちらの成分は『カラギナン』です。
多量摂取すると下痢などを引き起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。
買ってはいけないシーチキンツナ缶メーカー
ここでは添加物が使用されているシーチキンツナ缶をいくつか紹介します。
【はごろもフーズ】オイル不使用シーチキンマイルド
商品の特徴
- オイル不使用のかつおが原料のツナ缶、フレークタイプ
- 調味料(アミノ酸) 増粘剤を使用
【Amazon】オイル不使用シーチキンマイルド
商品の特徴
- 上記同様オイル不使用。かつおが原料のツナ缶
- 調味料(アミノ酸等)、増粘剤を使用
表記には『アミノ酸等』と表記されている。
https://amzn.asia/d/duSbpHE
【いなば食品】ライトツナスーパーノンオイル
商品の特徴
- ノンオイルタイプ
- 煮沸した野菜スープとナチュラルミネラルウォーターで仕上げられたツナ缶
- 調味料(アミノ酸等)、紅藻抽出物を使用
【リリー】ツナフレーク 油漬

商品の特徴
- メバチマグロを使用した油漬のツナフレーク・ツナ缶
- 大豆油使用(産地不明)
- 調味料(アミノ酸)を使用
【キョクヨー】ライトツナまぐろ油漬 70g

商品の特徴
- マグロをフレーク状にし油漬けにしたもの。
- 大豆油使用(産地不明)
- 調味料(アミノ酸)を使用
オイル不使用・無添加ツナ缶を選ぶメリット
従来のツナ缶は保存性を高めるためにオイル漬けにされていますが、オイル不使用・無添加ツナ缶はオイルを使わずに、水煮やノンオイルで仕上げられています。
添加物不使用なので、より安心してツナ缶を食べられます。
オイル不使用・無添加ツナ缶を選ぶメリットは、以下が挙げられます。
- まぐろ(素材)本来の味を感じられる
- 油分、塩分を含まないので食事制限がある方や健康、カロリーを気にしている方にもおすすめ
- 無添加なので安心して子供に食べさせられる
- 健康的にたんぱく質やEPAを摂取できる
まぐろ本来の味のツナ缶がいい〜!

そうだね!無添加もそうだけど塩分やカロリーも低いからメリットが沢山あるみたいだよ。
カロリーが低い
オイル漬けのツナ缶に比べて、カロリーが大幅に低くなる。
[例]
・はごろもシーチキンマイルド オイル漬け70g
=203kcal
・ホテイ 無添加ツナ ノンオイル70g
=43kcal

こんなにも違いがあるんだね!びっくりだよ。

油を使ってないからよりカロリーが低いんだ。
味に物足りない人はツナ缶を自分で調理するのもアリだよ!
植物油を使用していない分カロリーは5倍以上低く、ダイエット中の方や糖質を気にされている方は水煮やノンオイルのツナ缶がおすすめです。
塩分控えめ
無添加のツナ缶は、塩分控えめに作られていることが多い。
[例]
・はごろもシーチキンマイルド オイル漬け70g
=食塩相当量0.7g
・ホテイ 無添加ツナ ノンオイル70g
=食塩相当量0.5g
素材本来の味を楽しめる
オイルや調味料不使用のことから素材本来の味を楽しむことができます。
ツナ缶の種類や使われているマグロやカツオの食感、旨味。食べ比べをして自分好みの味を探してみるのも◎
添加物(特にアミノ酸)を避けられる
ノンオイル・無添加のツナ缶は
『うまみ調味料』『化学調味料』特に安全性が確証されていないグルタミン酸ナトリウムを体内に入れることなく食べることが出来る。
質の悪い脂質の摂取を防げる
油漬けツナ缶で使用されている大豆油。原料の大豆が国産かどうかの記載が無いことがある為、
『遺伝子組み換え作物』の場合も懸念されます。
遺伝子組み換え作物の日本での生産は禁止されています。
海外から輸入された大豆の場合、『遺伝子組み換え』の場合があります。

なんか怖いよ〜〜
でもこれのなにが悪いの〜?

表記に『国産』と書いていないこともあるから
選ぶ方もわからずに買ってしまう事もあるんだよ。
食べてすぐわかる物では無いから一言では言えないけれど、アレルギーなどの事例があったりするんだ。
遺伝子組換え食品の安全性をより確保するようなよい方法は存在しないという見解に至った。
無添加シーチキンを選ぶ上で確認しておくべきこと
それぞれのメーカーでツナの原産国、◯◯エキスを使っているなど無添加のツナ缶でも原材料が異なります。
たとえば、以下のような無添加ツナ缶があります。
商品名:無添加ツナ(ホテイ)
・きはだマグロ(輸入)
・野菜エキス
・昆布エキス
・食塩
商品名:まぐろと天然水だけのシーチキン純 食塩不使用(はごろもフーズ)
・きはだマグロ(中西部太平洋、インドネシア近海、インド洋)
このようにエキスが多く含まれているもの、食塩すら不使用でマグロのみのものまで豊富に取り扱われています。食べる人のこだわりや、どのようなものが食べたいか特徴をみて決めて頂くのが良いでしょう。
原材料を確認
無添加ツナ缶で使用されている原料の種類
- びんながマグロ
- きはだマグロ
- めばちマグロ
- かつお
- 食塩
- 野菜エキス
- 昆布エキスなど
食感や味わいも種類によって様々な違いがあります。
身がしっかりしたものからフレーク状になっているもの。
野菜エキスや水とツナだけを使用しているものなど無添加ツナ缶でも種類が豊富!

無添加ツナ缶だけでも種類が沢山あるんだね!
でもどれを選んでいいかわからないよ・・・

そうだね!色々豊富な種類があるから自分好みのものや、食塩を使われていないものもあるから身体と相談しながら決めるといいよ◎

うん、色々と食べ比べてみようかな!!
食塩相当量を確認
無添加のツナ缶は一般的なツナ缶よりもやや塩分が控えめです。
食塩を使っていない食塩不使用のツナ缶もあるので塩分が気になる方は選ぶと良いです。
国産や安全性が確かな外国産
輸入国については水質や衛生管理の国であることが望ましいです。
より安全性を求めるならばこうした配慮がされているところで購入するのが良いでしょう。
◯◯エキス系が入っていない
ツナ缶には○○エキスと表記されたものが入っていることがあります。
- 野菜エキス
- 昆布エキス
- 帆立貝エキス
油漬けのツナ缶は大豆油・調味料(アミノ酸)が使われ味付けされていますが○○エキスには調味料では無く素材から抽出したエキスによる味付けがされています。
しかし、ツナ缶の原材料として使用されている『野菜エキス』や『昆布エキス』は、一見自然由来のイメージがありますが化学的に原料の抽出が行われ安全性に不安があります。
化学調味料は不使用だけれども化学調味料そっくりな味付けになっているものもあります。
その中でも酵母エキス・タンパク加水工分解というものがありますがこれらは発ガン性や味覚破壊するものとして危険性が疑われています。
食品表示法にはこれらは添加物では無く食品に該当し『野菜エキス』と記載が書かれていても食品扱いなので酵母エキスのようなものが入っている可能性があるという事です。
一概に『無添加だから大丈夫』ではなくどのようにして加工されているかなど知ることが大切です。
○○エキスが使われていないノンオイル・無添加のツナ缶。
また安全性が確認できる表記のものを選んでいくと良いかも知れません。
これらを踏まえて『オイル不使用・無添加のツナ缶』を紹介します。
おすすめのノンオイル・無添加ツナ缶
ここでは、おすすめのオイル不使用・無添加ツナ缶をいくつかご紹介します。
【はごろもフーズ】まぐろと天然水だけのシーチキン純(食塩不使用)
商品の特徴
- きはだまぐろと天然水のみ使用
- フレークが細かく離乳食にも最適
- 近所のスーパーで手軽に購入できる
【伊藤食品】美味しいツナ食塩不使用 水煮フレーク (食塩不使用)
商品の特徴
- 国産たまねぎ・人参・キャベツを大きな釜でじっくり煮出した特製スープのみで調味したやさしい味
- 離乳食にもおすすめ
- 静岡自社工場で製造
- フレーク状
【いなば食品】ライトツナ食塩無添加オイル無添加(食塩不使用)
商品の特徴
- 鮮度にこだわったきはだまぐろを使用
- 野菜スープは自社製
- あらほぐしのため、食べ応えあり
- 近所のスーパーで手軽に購入できる
【かもめ屋】ライトツナフレーク(食塩不使用水煮)
商品の特徴
- 原材料のまぐろはキハダマグロがメイン(ただし、品質管理された国内工場で処理されているが、産地不明)
- 野菜スープには、国産キャベツ・玉ねぎ・にんじんを使用
- 食塩不使用で身がしっとりとしているため、離乳食にもおすすめ
- ポキシ樹脂不使用缶のため、ビスフェノールAが溶け出る心配がない
- 定期的に放射能検査を行っている
【ホテイ】無添加ツナ
商品の特徴
- 野菜エキスだけでなく、こんぶエキスも入っている
- 加工助剤、キャリーオーバーを含め食品添加物(化学調味料、増粘剤)不使用
- 静岡県富士川工場で製造しているが、原材料の詳細な産地は不明
- フレーク状
- さっぱりとした味
【創健社】ノンオイルオーツナフレーク
商品の特徴
- 旬のびん長まぐろを使用
- びん長まぐろは高級品で、身は白く淡泊なお味
- 伝統的な天日塩田製法で作られた「地中海の天日塩」を贅沢に使用し
- まろやかな塩の旨みがまぐろ本来の味を引き立てている
【safecatch】セーフキャッチ カツオ 142g
商品の特徴
- 食塩無添加のカツオ100%本来の味
- ごろっとした塊肉、食べ応えがある
- 米国妊婦協会に公認され、子供にも安心
まとめ
オイル不使用・無添加ツナ缶は、カロリーが低く、塩分控えめで、素材本来の味を楽しめます。
また、健康志向の方には従来のツナ缶よりも優れた選択肢と言えるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのオイル不使用・無添加ツナ缶を見つけて、健康的な食生活に取り入れて下さい。