ミロは体に悪い?添加物は?より良い代替製品はある?

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ミロで気になるのが「甘さ」や「添加物」。

この記事では、ミロの原材料や栄養成分、そして太りやすさや添加物について解説していきます。

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ミロは本当に「体に悪い」のか?不安の正体を徹底検証

ミロが体に悪いのでは?」と感じてしまう理由について、3つのポイントに分けてご紹介します。

ミロの添加物

ミロの原材料は次のようになっています。

原材料

    混合大麦エキス(大麦、でん粉)、ココアパウダー、難消化性デキストリン、砂糖、脱脂粉乳、植物油脂、乳清カルシウム/リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸鉄、ビタミンC、pH調整剤、レシチン(大豆由来)、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB2、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンD、ビタミンB12

    太字部分が添加物です。ミロには、カルシウムを補うための「リン酸カルシウム」や「炭酸カルシウム」、品質を安定させる「pH調整剤」、酸化を防ぐ「ビタミンE(酸化防止剤)」などが含まれています。

    聞き慣れないものばかりで心配だな

    これらの添加物はすべて、日本の安全基準をクリアしたものですが、「見慣れない名前だから不安」と感じる方も多いでしょう。

    それぞれの特徴、ヒトの体への影響をまとめてみました。

    リン酸カルシウム

    リン酸カルシウムは、骨や歯の主要な構成する成分であり、食品添加物や医薬品、歯科材料として広く使用されています。

    骨の健康維持に重要な役割を果たします。

    ミセル性リン酸カルシウムは、炭酸カルシウムと比較して腸管からのカルシウム吸収がすぐれていることが報告されています。

    本研究ではラットに形態の異なるカルシウムを摂取させ、カルシウムの吸収速度の違いを検討した。本研究結果から、カルシウムの違いによる吸収速度の違いならびにホルモン応答を確認することができた。 ※引用:J-STAGE

    炭酸カルシウム

    炭酸カルシウムは、食品添加物、医薬品、建材など多岐にわたる用途があります。​

    適切な量での摂取は安全とされていますが、過剰摂取により体重増加の抑制やミネラルバランスへの影響が報告されています。

    カルシウムを投与した際に、体重増加の抑制、摂餌量の減少、飼料効率の低下及び各種ミネラルの体内レベルへの影響が複数の知見で認められており、NOAELの判断や量的な評価は行えないものの、必要量を大きく上回る量の炭酸カルシウムは生体に対して体重、摂餌及びミネラルの恒常性等に影響を与えるものと考えられた。 ※引用:厚生労働省

    pH調整剤

    食品の酸度を調整し、保存性や風味を向上させるために使用されます。​

    通常の使用量では安全とされていますが、過剰摂取や特定の成分に対するアレルギー反応の可能性が指摘されています。

    食品衛生法に基づく添加物の表示等について別紙4(各一括名の定義及びその添加物の範囲) ※引用:厚生労働省

    ビタミンE(酸化防止剤)

    ビタミンEは、脂質の酸化を防ぐ抗酸化作用を持ち、食品や化粧品、医薬品に使用されています。​

    適切な摂取量では健康維持に寄与しますが、過剰摂取により出血傾向などの副作用が報告されています。

    一日摂取量は抗酸化機能による栄養機能性食品の上限(150 mg)に縛られることないが,それぞれの機能ごとに耐容上限量以内において設定されることがより良いと考えられる。 ※引用:蔵野大学薬学部SSCI研究所

    糖分が多く太りやすい?

    ミロには、1杯あたり約9〜10gの糖質が含まれていて、スティックシュガー2〜3本分くらいの量なんです。

    牛乳に溶かすとさらにカロリーが増え、1杯あたり約150kcal前後になることも。

    ミロはたいてい牛乳と一緒に飲みますから毎日飲んでいると、知らず知らずに糖質を多く摂ってしまう可能性があります。

    ちなみに牛乳もできれば低温殺菌牛乳がおすすめです。

    関連:スーパーで買える低温殺菌牛乳一覧

    ミロは栄養補助として優秀な反面、飲みすぎると体に負担がかかる可能性があります。

    栄養補給にいいけど毎日飲ませるのは考えないと

    特に、甘い味に慣れてしまうと、他の飲み物でも甘さを求めてしまうことがあるので注意が必要です。

    ミロの代わりになる飲み物はコレ

     

    原材料から見るミロのメリット

    ミロを飲むことで得られるメリットや、健康的に楽しむための工夫について紹介していきます。

    鉄分、カルシウム補給になる

    ミロは1杯(15g)あたり、鉄分3.2〜6.8mg、カルシウム225mgが含まれています。

    とくに鉄分は女性が不足しがちな栄養素。

    1杯で1日の推奨摂取量の30〜60%をカバーできるのは大きな魅力です。

    たった15gでこれほどの鉄分とカルシウムを摂取できるのは僕も驚いています。

    なぜミロはこんなに鉄とカルシウムが多いのか?

    ミロはパッケージ裏面を見る限り、大麦加工食品となっています。

    つまり、主成分は大麦です。大麦の栄養成分表を見てみたのですが、確かにカリウムとカルシウム、鉄分が主要なミネラルになってました。

    ですが大麦のそれらのミネラルは100gあたり次のようになってました。

    • カリウム⇨170mg
    • カルシウム⇨17mg
    • 鉄分⇨ 1.2mg

    大麦だけでは到底、1日の推奨摂取量の30〜60%をカバーできません。

    もちろん原材料にココアパウダーも入ってるので、そこから飲みネラルも加わりますが、おそらく添加物部分のリン酸、カルシウムやピロリン酸鉄がそれらのミネラルを引き上げているのだと思います。

    つまりミロはココアベースの飲み物にサプリメント的な要素を加えた飲み物であると言えます。

    あとはミロはおそらく大麦を乾燥させてパウダーにしているので上記の100gより、成分が凝縮されているはずです。

    だから大麦50gくらいで上記の栄養成分が摂取できている可能性もあります

    食物繊維で腸内環境改善になりうる

    「オトナの甘さ」は、1杯(15g)に2.4gの食物繊維が含まれており、腸内環境のサポートにも役立ちます。便秘が気になる方にも、おすすめできます。

    ミロ1杯でこれほど多くの食物繊維が取れるのはメリットが大きいと個人的にも思います。

    いったいどの成分が食物繊維の多さに寄与してるのか?

    原材料表記から紐解くと、主要成分である大麦が一番大きいかなと思います。ココアパウダーにも食物繊維は含まれていますが、含有量がさほど多くないため、やはり大麦かと。

    大麦の食物繊維量も調べてみましたが、100gあたり8.7から10.3g。

    とすると15gのミロで2.4gの食物繊維はだいたい整合します。

    つまり、ミロから摂取できる食物繊維はおそらく大麦由来だろうということがわかるかと思います。

    「1日1杯まで」が鉄則!健康的に飲むための3つの注意点

    健康的にミロを楽しむためには、ちょっとした注意が必要です。

    飲む量や時間帯、アレンジ方法など、上手に取り入れる工夫をチェックしておきましょう。

    飲みすぎNG!糖質の量から見る太りやすさ

    ミロの糖質は、1杯あたり7.9g〜9.8g。総重量の50〜65%が糖質となっており、甘めの飲料であることは間違いありません。

    おいしいから毎日飲みたいけど太っちゃうの?

    また、ミロのGI値(血糖値の上昇度を示す指標)は約55と中程度。

    これはコーラ(GI値53)と近く、血糖値を上げやすい飲料ともいえます。

    果糖ばかりを摂取するようにした群とブドウ糖ばかりを摂取するようにした群では、3か月後において果糖ばかりを摂取するようにした群のほうが耐糖能障害が強かった。この理由として、果糖摂取群では、脂肪肝が強く、内臓脂肪も蓄積していて、インスリンによる血糖低下作用に対する。抵抗性が強くなっていたことが挙げられている。また、果糖は脳の報酬系に働くため、依存性が生じやすいものと考えられている。 ※引用:北里研究所病院 糖尿病センター

    甘くておいしいからといって、何杯も飲んでしまうと糖質過多に。

    子どもには1日1杯、コップ1杯分に決めておくと安心です。

    ミロの糖質をカットする方法

    カロリーが気になるときは、低脂肪乳無糖のアーモンドミルク、豆乳を使うのがおすすめです。

    さらに甘さが欲しいときは、少量のはちみつやオリゴ糖で自然な甘みをプラスするのも。

    関連:調整豆乳と無調整豆乳の違いはなに?おすすめ無添加豆乳

    関連:スーパーで買える砂糖不使用のおすすめの無添加アーモンドミルク

    飲み方やタイミングによって変わる影響

    同じミロでも、飲み方しだいで太りにくくする工夫は可能です。

    ・朝や日中など活動量が多い時間帯に飲む
    ・1日1杯までにとどめる

    ちょっとした意識で、体への負担を減らすことができます。

    ミロの代わりになる飲み物はコレ

    ミロと代替できるより体に良い無添加の飲み物は?

    ミロは好きだけどミロと代替できる、より健康に配慮した商品を知りたいですよね?

    セノビーといった似た商品もありますが、これは「より健康に配慮した」というより「ほぼミロのパクり」といった感じで似た者同士になります。だからミロが体に悪いんじゃないか?と心配な人はセノビーも避けたほうが無難です。

    ミロは簡単に言うと、ココアに大麦の風味をプラスしたイメージです。ミロには脱脂粉乳が入ってるので水で溶かしてもココアに近い味になります。もちろん牛乳で溶かせば超おいしいココアです。

    僕もAmazonで探しましたが、無添加のミロ類似製品はありませんでした

    でも、ミロに近い味は材料さえあれば実は簡単に作れます。

    用意するのは以下の製品。

    ココアパウダー(無糖)+好みの甘味料

    ココアパウダーはAmazonで簡単に手に入りますし、甘味料は黒糖でもいいし、ココナッツシュガー、蜂蜜でも良いです。せっかくなので低GIなど体に負担の少ない甘味がいいですね。

    ココアパウダーはたとえばこんな商品↓

    Amazonで過去1か月で2000点以上購入されてる商品で信頼も抜群です。

    おすすめの無添加オーガニックのココアパウダーというページでも沢山紹介されてるので、選んでみてください。

    まとめ

    ミロは鉄分やカルシウムなどの栄養を手軽にとれる優れた飲み物ですが、添加物や糖質が含まれている点には注意が必要です。

    とはいえ、含まれている添加物は日本の基準をクリアしたもので、適量であれば体に悪いとは言いきれません

    また、牛乳を豆乳やアーモンドミルクにするなど飲み方やタイミングを工夫すれば、太りにくく健康的に楽しむことも十分可能です。

    ただし、ミロに近い、より体に優しい飲み物は自分で簡単に作れることも知っておいてくださいね

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