普段、何気なく使用しているウエットティッシュの成分について考えてみたことはありますか?
街には様々な種類の商品が並び、その1つ1つにたくさんの成分が含まれています。
近頃は、成分の99%が水のため安心安全と謳っているものをたくさん見かけますが、実際、残りの1%には安全性を疑われている危険な成分が含まれていることがよくあります。
安心してウエットティッシュを使えるために、危険性や選び方など説明します。
ウェットティッシュの成分:知っておくべき危険性
以下の防腐剤には、目、皮膚への刺激感、皮膚炎や湿疹などのアレルギー反応ような症状が出てしまう可能性がある添加物がいくつもあります。
また、吸入による毒性も考えられているものがあります。症状は、使用直後に現れる場合、数ヶ月後など長時間経過してから現れる場合があると言われています。
- パラベン
- フェノキシエタノール
- メチルイソチアゾリノン
- 塩化セチルピリジニウム
- ポリアミノプロピルビグアニド(EUでは発がん性物質として分類され、使用禁止)
- ベンザルコニウムクロリド(耐性菌増加の懸念あり)
- プロピレングリコール
また、その他の添加物についても、以下のような危険性が懸念されています。
- 人工香料:化学物質過敏症やアレルギー
- 塩化カルシウム(湿潤材):肌への刺激性が強い
- クエン酸:眼への刺激性が強い
安全な無添加ウェットティッシュを選ぶ5つの理由
ウェットティッシュにもこだわって欲しい理由は主に次の5つです。
- 肌への負担が少ない(赤ちゃんや敏感肌にも安心)
- 肌だけではなく、眼などへの健康被害を回避する
- 肌本来の機能を妨げない
- 添加物の臭いが少ない
- シートの質にもこだわりたい
肌への負担が少ない(赤ちゃんや敏感肌にも安心)
肌への刺激性の強い添加物を減らすことで、肌への負担も減らせます。
肌だけではなく、眼などへの健康被害を回避する
クエン酸は眼への刺激性が強いと言われていますので、無添加商品を使用が安心です。
肌本来の機能を妨げない
アルコールの過度な使用は、肌の油分を減らしてしまい、乾燥や肌荒れの原因となってしまいます。
そのため、赤ちゃんや敏感肌の方への使用は注意が必要です。
添加物の臭いが少ない
香料で強い香りがつけられているものを使用すると、肌に香りが残り、体調不良の原因となることがあります。
「香害」って言って柔軟剤などの匂いで体調が悪くなる人もいるんだよね。。
シートの質にもこだわりたい
肌荒れを防ぐには、負担をかけないやわらかいシートを使用することも大切です。
とにかく敏感な肌の赤ちゃんでも安全に使えるかが1番大事なところです
ウェットティッシュの種類
アルコール除菌タイプ(除菌効果が一番高い)
- 除菌効果の高いアルコールを使用
- アルコールで肌が荒れやすい(商品によっては、人体への使用不可)
- 手の除菌の他、机やキッチン周りの除菌をしたい場合にも使用可能
ノンアルコール除菌タイプ
- アルコール不使用
- 天然由来の除菌成分を配合(アルコールの除菌作用に比べて弱い)
- 刺激感が少ない
純粋タイプ
- アルコール不使用
- パッケージに「水99%使用」と記載されていることが多い
- 肌に優しいと言われている
- 除菌効果は低い
- 防腐剤を複数併用するなど添加物がたくさん使われていることも
赤ちゃんにも安全なおすすめ無添加ウェットティッシュ
ウェットティッシュは、雑貨扱いであり、健常な皮膚に対する使用が目的のため、肌の弱い乳幼児への使用を控えるよう注意喚起されている商品もあります。
一方、おしりふきや手口ふきは、化粧品扱いであり、一般的に乳幼児を対象にして作られています。
そこで今回は、肌の弱い方や赤ちゃんにも安心して使用できる手口ふきをご紹介したいと思います。
【アメジストマタニティ】 水だけぬれコットン
商品の特徴
- 水100%
- 滅菌精製水の中でも、特に品質の高いパイロジェンフリー水だけを使用
- 天然コットン100%のシート
- デリケートな肌に最適、赤ちゃんのお肌・お口や目のまわり・おしり・局部など体中に安全に使用できる
- 哺乳瓶の口まわり、ママのおっぱいなど赤ちゃんが口に入れるものだけでなく、直接赤ちゃんの口の中にも使用可能
- 1包ずつ密封されており、衛生的で携帯にも便利
- 三重県の自社工場で製造
- 日本アトピー協会推薦品
買ってはいけないおしりふき
【ピジョン】手・くちふきとりナップ
商品の特徴
- 危険性が高い安息香酸Na使用で、買ってはいけません
【THT】手や口ふきとりウエットティッシュ
商品の特徴
- 危険性が高い安息香酸Na使用で、買ってはいけませ
まとめ
とにかく無添加にこだわりたい人には「水だけぬれコットン」がおすすめです。
注射水としても使用できるお水のみで作られており、肌に負担をかけません。
また、個包装で滅菌されているため、防腐剤不使用でも安心です。
ただし、お値段が高いため、食事の際の食べこぼしや手拭きとして1度にたくさん使う場面には不向きだと思います。
今回の記事を参考に、少しでも成分がシンプルなもの、食品成分など安全性の高い成分を使用しているものなど、価格と内容のバランスが取れた商品を使用することも検討して下さい。