肌に大敵な紫外線。紫外線を浴びるとシミやシワ、たるみの原因になるし強い紫外線を浴び続けると皮膚がんになる可能性があるとも聞きますよね。
大切なお肌を守るために必需品の日焼け止め。
では、みなさんはどのような日焼け止めを選んでいますか?有名なメーカーだから?
CMにでてくる女優さんはキレイだしよく知ってるから安心して買える?
じつは、日焼け止めには私達の体にとって危険な成分を含むものも多いんです。
このページでは市販の日焼け止めの成分に不安を感じている人に向けて、体に害のない日焼け止めをまとめて紹介しています。
先に結論だけ言うと、おそらくこの世で最も成分にこだわりを持って作っているのはHANAオーガニックさんの日焼け止めだと思っていますが、どういった基準で日焼け止めを選ばが良いのか、このページを見ればわかるようになっています。
買ってはいけない日焼け止めの危険な成分
日焼け止めの成分表示をしっかり見たことがありますか?
一度、自分が使っている日焼け止めの成分表示を見てみてください。きっと目がチカチカするほどのカタカナがずら~っと並んでいるはずです。
そのなかに危険な成分も含まれているかもしれません。以下に、注意したい成分をあげていますので確認してみてくださいね。
①メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(オクチノキサート)
- 紫外線吸収剤
- 日本では多くの日焼け止めに使われている
- 皮膚から浸透し体に吸収される
- 女性ホルモンに似た働きをすることがありホルモンバランスを攪乱する可能性あり
- 授乳中の母親が皮膚に塗ったところ78%の母乳から成分が検出された
- 動物実験で子供のオスの前立腺と精巣の大きさが小さくなり、成長したあとには精子の数が減少した
②オキシベンゾン
- 紫外線吸収剤
- 皮膚からの吸収率がとても高い
- 女性ホルモンのエストロゲンを破壊する恐れがありホルモンバランスを乱す
- 胎盤も通過して胎児の先天性異常をひきおこす可能性もある
- 妊婦がオキシベンゾンを塗ったところ羊水や尿から成分が検出された
- 男性不妊の原因の可能性も心配されている
③アボベンゾン(t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン)
- 紫外線吸収剤
- 普段は安全だが塩素とふれあうと発がん性が心配されたり不妊症、免疫異常に関係する有害物質へと変わる(プールでの使用注意!)
- 皮膚から吸収される
④パラベン
- 防腐剤
- 防腐効果の高い順はブチルパラベン→プロピルパラベン→エチルパラベン→メチルパラベンとなっている
- 日焼け止めにはメチルパラベンがよく使われている
- パラベンは女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があるので乳がんのリスクが高くなるといわれている
- 男性は精子の数が減少する危険性が心配されている
買ってはいけない日焼け止めを販売しているメーカーは?
危険な成分が入っている日焼け止めは沢山あるけど、そのなかからみんながよく知っているものをいくつか提示しておくね。
メーカー | 商品名 | 危険な成分 |
コーセー | サンカットパーフェクトUVジェル | メトキシケイヒ酸エチルヘキシル |
ロート製薬 | スキンアクアスーパーモイスチャーUVジェル | メトキシケイヒ酸エチルヘキシル |
花王 | ビオレUVアクアリッチウォータリーエッセンス | メトキシケイヒ酸エチルヘキシル |
花王 | ニベアUVスーパーウォータージェル | メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、メチルパラベン |
商品の宣伝には「ヒアルロン酸配合」とか「モイスチャーカプセルでうるおい持続」などが書いてあって肌にいい気がするから、それに惹かれてつい買っちゃう人が多いんだよね。
これからは成分表示をしっかり見てから買うようにしようっと!
危険な成分についてはよく分かったけど、安全な日焼け止めってどうやって選んだらいいのかな?
じゃあ安心して使える日焼け止めを選ぶポイントを一緒にみていこう。
安全な日焼け止めを選ぶポイント
以下に4つのポイントを紹介しています。一見、肌に良さそうな商品の謳い文句があったとしても成分表示をしっかりと見て安全であるかどうかを見極めることが大切ですよ。
①紫外線吸収剤が入っていないもの
紫外線吸収剤は、皮膚の上で化学反応をおこして紫外線を熱エネルギーに変えて放出することで皮膚細胞に紫外線が届かないようにしています。
具体的な成分の名前は、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルやオキシベンゾン、アボベンゾンなどです。それぞれの危険性については先ほど紹介しましたね。
肌への負担も大きいものが多く、アレルギーを引き起こす原因になると心配されています。
しかも紫外線吸収剤は、サンゴ礁などのすばらしい自然環境を壊す可能性があるとしてハワイやパラオでは使用禁止になっています。
②紫外線散乱剤で紫外線から守ってくれるもの
紫外線散乱剤は、散乱剤(パウダー)が皮膚を覆って紫外線を物理的に反射、散乱させて守ってくれます。
肌への負担も少ないものが多いです。
安全とされる紫外線散乱剤の日焼け止め成分は「酸化チタン」「酸化亜鉛」です。
※使用感をよくするために酸化チタンや酸化亜鉛をナノ化された商品がありますが、細かい粒子が皮膚から入って金属が体内に蓄積されるのではないかと心配する声もあります。
③化学物質が入っていないノンケミカルのもの
ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)と書いてあっても、日焼け止め成分ではノンケミカルで紫外線吸収剤は使っていないけど、その他の部分では化学物質をつかっている商品もあります。
日焼け止め成分だけでなく成分表示をしっかり見て全成分で化学物質が使われていないかを確かめてくださいね。
一つ一つの成分が化学物質かどうかを見極めるのが難しい場合は…例えば、植物由来成分100%と表示してあればノンケミカルだと分かるので安心ですね。
④効果がSPF30、PA+++までのもの
下記の日本化粧品工業会の表によると炎天下でのレジャーやスポーツではないかぎり、日常生活ではSPF30、PA+++までのもので十分なんですね。
SPF値やPA値が高くなればお湯や石けんだけで落とすのが難しいものもあり、それだけ肌への負担も増すのでうれしくないですよね。
画像出典元:https://www.jcia.org/user/public/uv/prevent
選ぶポイントもよく分かったよ!
あの~…成分見るのって結構大変そうだからおすすめの日焼け止めをいくつか教えてもらいたいな!
OK!
では安心してつかえるおすすめの日焼け止めを紹介するね。
危険を気にせずに使えるおすすめの日焼け止め
ここからは危険成分を気にしないで安心して使える日焼け止めのみを紹介しています。
その中でも国産原料を使い、植物原料のうち85%以上をオーガニックで作っているHANAオーガニックさんの日焼け止めが原材料的に最も安心して使える日焼け止めです。
その次におすすめはアロベビーの日焼け止め。
どっちにするか迷いますが値段と相談ですかね。
アロベビーのほうがHANAオーガニックに比べて圧倒的に安いので、とりあえず長期間安全な日焼け止めで何とか乗り切りたい場合はアロベビーが良いと思います。
とにかく最高峰を使いたいならHANAオーガニックかなと思います。
【HANAオーガニック】ウェアルーUV
商品の特徴
- ノンケミカル
- 紫外線吸収剤を不使用
- ノンナノ
- 石けんで落とせる(クレンジング不要)
- 遺伝子組み換え原料不使用
- 天然成分は100%(これはめったにない!)
- 植物原料の99%以上がオーガニック
Amazonや楽天では販売してなくて公式サイトからしか買えません。
30mlが4378円で約2〜3ヶ月持つので、3ヶ月で使い切る計算だと1日48円です。将来の顔のシミ予防と体に害のない成分を考えれば高くはありませんね。
【株式会社CB】ウルンラップ
商品の特徴
- ノンケミカル
- 紫外線吸収剤を不使用
- ノンナノ
- 石けんで落とせる(クレンジング不要)
- 7種類のオーガニック成分使用
- SPF28 PA+++だから肌に優しい
- 内容量25g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【太陽油脂】パックスナチュロンUVクリーム
商品の特徴
- ノンケミカル
- 紫外線吸収剤をつかっていない
- 天然由来成分のみでつくられている
- 石けんで落とせる
- 敏感肌の人におすすめ
- SPF30 PA++で肌に優しい
- 内容量45g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【SOLIA】アロベビー UV&アウトドアミスト
商品の特徴
- ノンケミカル
- 紫外線吸収剤をつかっていない
- 国産オーガニック
- 天然由来成分のみでつくられている
- ミストタイプで塗るのが簡単
- お湯でさっと落とせる
- 赤ちゃんにもおすすめ
- SPF25 PA++で肌に優しい
- 内容量80g
アロベビーもAmazonや楽天では販売していなくて、公式サイトのみです。
【無添加工房OKADA】岡田UVミルク
商品の特徴
- ノンケミカル
- 自然由来の成分100%
- 石けんで落とせる
- 植物由来の成分や食品につかえる程の肌にやさしいものを使用
- 赤ちゃんや敏感肌の方へおすすめ
- SPF20 PA++で肌に優しい
- 内容量50g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
まとめ
いかがだったでしょうか?今まで肌に良かれと思って選んでいた日焼け止めの中には、じつは危険な成分が含まれているものもあったんですね。
皮膚から吸収されて羊水やホルモンバランスまで深く影響していたなんてびっくりですよね!
小さい子供や妊婦さん、授乳中のお母さんは特に影響を受けやすいので、これからの日焼け止め選びは成分表示をしっかりと見て安心なものをチョイスしたいですね。
参考元:日本化粧品工業会、東京都健康安全研究センター