フランス生まれの調理器具、小型家電メーカーのティファール。
有害物質のPFOA・鉛・カドミウムなどを一切使用していない、体や環境に優しいフライパンは大人気商品です。
また、コーティングの耐久性も人気の理由の一つですが、「あまり長持ちしなかった、、」という声もチラホラ。
そこでこの記事では、ティファールのフライパンの寿命を徹底検証!
我が家が実際に10年間使用した、「寿命を長くするコツ」もあわせてご紹介します。
ティファールのフライパンの寿命は何年?
そもそも、フライパンの寿命はどれくらいなのでしょうか。
ポイントは、「表面加工されているかどうか」だよ。
鉄やステンレスなどの、表面加工されていないフライパンは、正しいお手入れで何十年と使用することができます。
対して、フッ素樹脂やセラミックなどのコーティング加工が施されているフライパンは、1~3年ほどで寿命を迎えます。(と、“公式には”言われています)
コーティングが剥げて、使えなくなるんだね。
使うたびにコーティングが劣化していくのは、どうしようもないんだ。
ティファールのフライパンは平均3年の寿命が設定されている
ティファールのフライパンは、フッ素樹脂や、セラミックでコーティング加工されています。
ということは、1~3年の寿命だね。
あれれ、家にあるティファールのフライパン、もっと前からあるような、、
我が家の10年物のティファールのフライパンがコレ
我が家では、ティファールのフライパンを10年使っています。
気が付いたら10年。実際の写真が↓だよ。
綺麗じゃないですか?(自画自賛笑)
コーティング面も剥げてるような感じはありません
僕が思うに、ティファールのフライパンの寿命は経過年数ではなく使い方だと思ってます。だって考えてみてください。
10年前の未開封の新品のティファールがあったとして、10年経ったからといってコーティングが取れてると思いますか?
確かに何もしなくても経年劣化で多少の劣化はあるでしょうが、10年前のフライパンだからといって「新品だけどこんなの使えないよ。」と捨てるでしょうか?
フッ素コーティングを摩耗させる間違った使い方はたくさんあります。フライパンを熱しすぎたり、焦げつかせたり、調理済みの料理をずっと放置していたり。
実際僕が使っている10年物のティファールのフッ素コートフライパンは今でも食材がくっつかずに滑ります。
もう一度言いますが、ティファールのフライパンの寿命は使い方次第で変わります!
毎回焦げ付かせたり高温で調理していたら、半年でもコーティングが取れて使い物にならなくなると思います。そうなった友達も知ってます。
こちらはセットで購入したのですが、鍋は所々コーティングが取れてます。
ちなみにこうやってコーティングが取れているフライパンや鍋は買い替えたほうがいいです。こうなっちゃうと、ずっと使っててもどんどんフッ素コーティングを体内に取り込むだけなので。
みんなはティファールのフライパンの寿命はどのくらいだった?
我が家の場合、10年間使用しましたが、他の人はどうでしょうか。Amazonにあった寿命に関する口コミを集めてみました。
ティファールのフライパンのコーティングは、4種類のグレードに分かれるんだ。
今回紹介する口コミは、最高峰の「チタン・アンリミテッドコーティング」だよ。
一年半ほどでくっつくようになりました。
なるべく鉄鍋を使っていますが朝などは忙しいのでテフロンを使ってます。
凄く使ったので一年半は妥当かもしれません。
引用:Amazon.co.jp:カスタマーレビュー
2年程使ったフライパンのコーティングが傷んできたので、買い替えました。
取手が外せて収納しやすいです。
引用:Amazon.co.jp:カスタマーレビュー
また購入しました、やはりいいです。
前回は4年程使用して少しコーティングが剥がれ始めてきたので再購入です。
引用:Amazon.co.jp:カスタマーレビュー
ティファールは、使いやすいので二代目として購入しました。やはり、20年近く違うと、テフロンが傷んでくるので、購入しました。
引用:Amazon.co.jp:カスタマーレビュー
1年半~3年という声が圧倒的に多い中、20年近くという人も!
スポンサーリンクティファールのフライパンの寿命を延ばす方法
口コミを集めてみた結果、ティファールのフライパンは2~3年で買い替える人が多いようです。
どうして家では10年間も使えたのかな。
それでは、我が家が気を付けていた方法、5つを紹介するよ。
ティファールのフライパンを長持ちさせるためには、とにかく「コーティングを傷めない」ことです。
1:油をなじませる
コーティングがあるから大丈夫と思って油を引かずに空焚き状態にすると、コーティングが傷む原因になります。
ティファールは食材がつるっとすべるので、「油なしでもいけるのでは?」と思いがちですが、油なしはNGです!
鉄フライパンと違って、油の量は少なくて良いのでとにかく全体に馴染ませることが大事です。
2:強火は使わない
強火は使わないようにしましょう。
熱伝導率が良いので、中火以下でもムラなく均一に加熱できますよ。
フライパンの中でお湯を沸騰させるような使い方の場合は、強火でもokです。
スポンサーリンク3:お知らせマークが変わったら、すぐに調理開始
赤い「お知らせマーク」は、約180℃で色が変わります。
高温になりすぎると、コーティングに悪影響を及ぼすので、ちょうど良いタイミングで調理を開始しましょう。
僕の妻は強火信者で、お知らせマークが消えてるのにそのまま強火を続けてしまうんだよね。。
4:ナイロン樹脂や木製の調理器具を使う
金属のヘラなどを使用すると、傷がついてフライパンの寿命を縮める原因になります。
目に見えない、小さな傷でも、コーティングは大ダメージを受けているんだ。
ティファールには、ナイロン樹脂製の調理器具もあるから、合わせて使ってみてもいいかも。
5:使用後は冷めてから、柔らかいスポンジで洗う
急激な温度変化は、コーティングの大敵です。
洗ったときに「ジュッ」と音が出るのは、まだ熱いので洗ってはいけないサイン。
完全に冷めてから、やわらかいスポンジで優しく洗いましょう。
コーティングが剥げたティファールのフライパンの応急処置
コーティングが剥げてしまったら、もうどうしようもないのかな。
一応、方法は2つあるけど、どちらもおすすめはしないよ。
家庭用加工剤を使う
フライパンやホットプレートのコーティング復活に有効な「フッ素コート剤」。
主にスプレータイプになっており、吹き付けるだけなので、誰でも簡単に使えます。
ただし、持続性はないので、新しいフライパンを購入するまでの緊急用として持っておくのがおすすめです。
加工業者に依頼する
フライパンのコーティングを再加工してくれる、専門の業者さんに依頼するという手もあります。
費用が数千円かかってしまうのと、修理に出している間にフライパンが使えないのがネックです。
数週間はかかってしまうから、その間フライパンがないのは不便だよね。
それなら買い替えた方が良さそう。
ティファールのフライパンはコーティングが入れたら買い替えるべき!
それでは、ティファールのフライパンの買い替えのサインはどんなものでしょうか。
ちょっとくっつくようになっても、「まだいけるかも」って、使い続けちゃう。
フライパンのフッ素コーティングが剥がれたら買い替える
食材がくっつくようになってきたら、コーティングが剥がれてきているかもしれません。
一度ていねいに洗ってみて、それでもくっつくなら、買い替えのサインです。
フライパンを洗うのには、重曹がいいって聞いたよ。
フッ素樹脂加工のフライパンの表面には、重曹は使わないでね。コーティングを傷める原因になるよ。
フライパンが形がおかしくなったら買い替える
ティファールに限らず、変形したフライパンは安全に使用することができないので、買い替えましょう。
妙にガタつくなあ、と思っていたら、底が変形していたことがあるよ。怪我につながるかもしれないから、気を付けてね。
まとめ
ティファールのフライパンの寿命は、一般的には1〜3年ほどですが、コーティングを傷つけないように扱えば、さらに長持ちします。
コーティングの弱点は、「高温、空焚き」「急激な温度変化」「硬いものに触れる」。
我が家はこれで10年使えました。ぜひ、気を付けてみて下さいね。
フライパンのフッ素コーティングの健康被害が気になる人は、、フッ素コーティングのような有害物質を使っていない。セラミック製のフライパンも存在するので、そういった素材のフライパンに買い換えるのが良いと思います。
フラミックフライパンの中でも、グリーンパンというフライパンが有害物質を全く使ってないので、僕も今はそれを使っています。