添加物の危険性が広く知られるようになり、無添加の食品を選ぶ人が増えてきました。
市販のお菓子はなるべく買わずに、お家で手作りという人もいますよね。
手作りなら安心と思っていませんか?
実はそのベーキングパウダー、注意が必要な添加物が入っているかもしれません。
そこで今回は、市販のベーキングパウダーに含まれる添加物のリスクについて解説し、おすすめの無添加ベーキングパウダーをご紹介します。
それでもベーキングパウダーが使われる「おいしさ」の理由
ただ膨らむだけじゃない!油切れや焼き色のメリット
ベーキングパウダー(BP)の役割は、単にパンやケーキを膨らませるだけではありません。実は、ドーナツや揚げ物の衣に使うと「油切れ」を良くしてサクサクに仕上げたり、きれいな焼き色を均一につけたりする効果もあります。
また、長時間生地を寝かせなくてもすぐに焼けるようになるため、忙しい家庭のお菓子作りには非常に便利な存在なのです。
成分の3割を占める「コーンスターチ」の重要な役割
原材料の中で意外と大きな割合を占めているのがコーンスターチです。これは「遮断剤」と呼ばれ、缶の中で他の成分同士が湿気で反応してしまうのを防ぐ「守護神」のような役割をしています。
これが入っているおかげで、使う瞬間まで膨らむ力をキープできるのです。
市販のベーキングパウダー、注意したい添加物の正体
主成分は「重曹」と「酸性剤」と「遮断剤」
ベーキングパウダーは、主に3つの成分でできています。ベースとなる「重曹(炭酸水素ナトリウム)」、重曹と反応してガスを出す「酸性剤」、そして先ほどの「遮断剤(コーンスターチ)」です。
問題になりやすいのはこの中の「酸性剤」の部分で、ここにアルミニウム化合物やリン酸塩が使われることが多いため、注意深く選ぶ必要があります。
原材料ラベルでチェックすべき「ミョウバン」の表記
裏ラベルを見て「アルミニウム」という言葉が見当たらなくても安心はできません。アルミニウムは「硫酸アルミニウムカリウム」や「硫酸アルミニウムアンモニウム」といった名称で記載されます。
これらは一般的に「ミョウバン」と呼ばれているものです。もしこれらが含まれていれば、それは「アルミ入り」の製品ということになります。
アルミ入りベーキングパウダーと身体への影響
ベーキングパウダーとは、ガスを発生させることにより、食品を膨らませるものです。
お菓子作りには欠かせない材料ですが、素材選びにはこだわりたいポイントがあります。

お家で手作りしたホットケーキ。小麦粉から作ったから安心だよね。

ちょっと待って。そのベーキングパウダー、アルミ入りのものじゃないかな?
アルミ入りベーキングパウダーとは
「ミョウバン」とも呼ばれるアルミ入りベーキングパウダー。
アルミを過剰に摂取し続けると、健康への影響を懸念する声があります。
過剰摂取による身体への懸念
- 動物実験などにおいて、腎臓や膀胱への影響が指摘されている
- 神経系や握力の低下との関連が研究されている
- 生殖器へのリスクを懸念する報告がある
よく聞く「アルツハイマー病」との関係は?現在の結論
かつて「アルミニウムの摂取がアルツハイマー病の原因になるのではないか」という説が広く知れ渡りました。しかし、現在では、通常の食事から摂取する量であれば、明確な因果関係を裏付ける証拠はないというのが科学的な見解となっています。
過度に恐れる必要はありませんが、それでも排出機能が未発達な赤ちゃんや子供には、より安全性の高いものを選びたいという考えが主流になっています。
特に子供は注意!体重から考えるアルミニウムの許容量
私たちが特に気をつけたいのは、子供への影響です。WHOなどの国際機関では、一生摂取し続けても健康に影響が出ない量として、体重1kgあたりの目安を定めています。
子供は大人に比べて体重が軽いため、同じ量のお菓子を食べても、許容量に達しやすくなります。毎日のように手作りおやつをあげる家庭ほど、アルミフリーを選ぶメリットは大きいですよ。

確かに気になる影響はありそうだけど、ほんの少ししか使わないから、大量摂取にはならないんじゃないかな。

少しだけに見えるけど、実はすぐに摂り過ぎになってしまうこともあるんだよ。
一日に摂取しても安全とされるアルミの量は、WHOなどにより体重1kg当たり1mg(週あたりの基準から換算)といった指標が示されています。
ホットケーキ一枚には、製品によっては約27mgのアルミが含まれることもあり、小さな子供はすぐに目安量を超えてしまう可能性があるのです。
日本の基準は世界より遅れていた?2013年の法改正と現状
実は日本は、世界に比べてアルミニウムの基準作りが少し遅れていました。ようやく2013年になって厚生労働省が摂取基準を設け、メーカーに対しても使用量を減らすよう通知を出しました。
これにより、最近ではスーパーでも「アルミフリー」の商品を簡単に見つけられるようになってきています。

大人でも数枚で目安に達してしまうね。

だから「アルミフリー」と書いてあるベーキングパウダーを選ぶようにすると安心だよ。さらにこだわった選び方を見ていこう。
失敗しない!安心なベーキングパウダーの見分け方と選び方
「アルミフリー」の表示だけでなく原材料名を見よう
表側に「アルミフリー」と大きく書かれていても、念のため裏の原材料名を確認するクセをつけましょう。保存料や香料など、膨らむ力には関係のない余計なものが入っていないかチェックします。
できるだけシンプルに、4〜5種類程度の原材料で構成されているものが理想的です。
リン酸塩(第一リン酸カルシウム)不使用のメリット
アルミフリー製品の中でも、さらにもう一歩こだわりたいのが「リン酸塩(第一リン酸カルシウム)」の有無です。リン酸塩は過剰に摂取すると、カルシウムの吸収を妨げてしまうという懸念があります。
この記事の後半で紹介する「Lecker’s」や「風と光」のように、リン酸塩すら使っていない製品を選べば、パパママの安心感はより一層高まります。
アルミフリーの無添加ベーキングパウダー
【Lecker’s】有機ベーキングパウダー

商品の特徴
- アルミニウム⇨フリー
- 第一リン酸カルシウム⇨フリー
- 原材料の総数⇨3
- 主原料のコーンスターチが有機
- 有機なのに100gの値段が安価
- 内容量 100g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【愛国】ベーキングパウダー(アルミ不使用)

商品の特徴
- アルミニウム⇨フリー
- 第一リン酸カルシウム⇨入ってる
- 原材料の総数⇨7
- 缶入りで保管に便利
- 世代を超えて愛されるロングセラー商品

【共立食品】ベーキングパウダーアルミフリー

商品の特徴
- アルミニウム⇨フリー
- 第一リン酸カルシウム⇨フリー
- 原材料の総数⇨5
- 10gの分包でいつでも開けたて
- さらさらした粉

【ラムフォード 】ベーキングパウダー

商品の特徴
- アルミニウム⇨フリー
- 第一リン酸カルシウム⇨入ってる(しかも主原料)
- 原材料の総数⇨3
- 遺伝子組み換え不使用
- グルテンフリー

【TOMIZ】ベーキングパウダー(アルミ不使用)

商品の特徴
- アルミニウム⇨フリー
- 第一リン酸カルシウム⇨入ってる
- 富澤商店オリジナル商品
- ふっくらよく膨らむ

【KUKKU 】ベーキングパウダー (アルミフリー 香料 保存料不使用)

商品の特徴
- アルミニウム⇨フリー
- 第一リン酸カルシウム⇨入ってる
- 4gずつ個包装だから便利
- 焼き縮み防止効果も

【風と光】有機ベーキングパウダー

商品の特徴
- アルミニウム⇨フリー
- 第一リン酸カルシウム⇨フリー
- 有機コーンスターチを使用
- 酒石酸ナトリウムは、有機濃縮ぶどう果汁由来

【辻安全食品】ベーキングパウダー

商品の特徴
- アルミニウム⇨フリー
- 第一リン酸カルシウム⇨入ってる
- アレルゲンフリー(特定原材料等28品目不使用)
- しっかり膨らむ

【生活クラブ】ベーキングパウダー

商品の特徴
- アルミニウム⇨フリー
- 第一リン酸カルシウム⇨入ってる
- 缶入りでたっぷり使える

添加物がどうしても気になる時の「代用」アイデア
「重曹」単体で代用する時のコツと注意点
ベーキングパウダーがなくても、お掃除などでおなじみの「重曹(食添用)」で代用可能です。ただし、重曹は独特の苦味や黄色い焼き色が出やすい性質があります。上手に使うコツは、ヨーグルトやレモン汁など「酸味のあるもの」と組み合わせること。これによって反応が良くなり、重曹特有のクセを抑えてふっくらさせることができます。
卵の力で膨らませる!ベーキングパウダー不要のレシピ選び
究極の無添加を目指すなら、BPを使わずに膨らませるレシピを探してみましょう。卵の白身をしっかりと泡立てした「メレンゲ」の力を使えば、シフォンケーキやスポンジケーキは驚くほどふわふわになります。添加物に頼らなくても、素材の力だけで美味しいお菓子は作れるのです。
まとめ
少量でも身体への影響が議論されるアルミ入りベーキングパウダー。
せっかくお菓子を作るなら、より安心感のあるものを選びたいですよね。
気をつけて欲しいのは、アルミニウムフリーであっても、第一リン酸カルシウムが入っている製品が多いという点です。
素材本来の力を大切にするなら、アルミフリーかつ第一リン酸カルシウム不使用の製品を選択肢に入れてみてくださいね。




















































