中華料理や韓国料理にはもちろん、いろんな料理と相性が良い万能なごま油。
風味豊かで様々な料理に使える便利な調味料ですが、その安全性について懸念する声も聞かれます。
特に、製造過程や品質によっては、体に負担をかける可能性が指摘されています。
この記事では、ごま油の注意点について詳しく解説するとともに、安全なごま油の選び方についてもご紹介します。ごま油の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ごま油が「危険」と心配される本当の理由
「ごま油」とは、なまえのとおり、胡麻(ゴマ)から抽出された油のことです。 「ごま」と聞くと、なんとなく体にやさしいイメージが湧きませんか?
でも「油」となると、健康の敵みたいな、体によくないものと想像する方もいると思います。
ごま油は場合によっては体に負担をかけてしまう可能性もあるので、ごま油が好きで使う機会が多い方は要注意です!
① 安価なごま油の「抽出法」とトランス脂肪酸の懸念
スーパーなどで安価に売られているごま油の中には、「抽出法」という方法で油を取り出しているものがあります。これはヘキサンという化学溶剤をごまに混ぜて、効率よく油を溶かし出す方法です。
その後、溶剤を飛ばすために高温で加熱処理が行われますが、この過程で油の劣化が進んだり、ごく微量のトランス脂肪酸が発生したりする懸念が指摘されています。家族の健康を考えるなら、製造工程が不透明な安価すぎるものは少し慎重に選びたいですね。
② 無意識にやってない?「ちょいかけ」によるカロリー過多
ごま油大さじ1あたりのエネルギーは111Kcalです。 良質な油が含まれていますが、カロリーは高いです。
ごま油の香ばしい香りは食欲をそそるため、スープや冷奴、サラダなどに「ちょいかけ」して楽しむ方も多いですよね。僕も以前は「ごま油は健康にいいから」とドバドバ使っていましたが、これは要注意です。
いくら良質な油でも、大さじ1杯で100kcalを超えます。毎食のように何にでもかけてしまうと、気づかないうちにカロリーオーバーになり、体への負担や体重増加の原因になりやすいため注意が必要です。

③ 「肉好き・魚離れ」によるオメガ6とオメガ3のバランス崩れ
ごま油にはリノール酸という成分がたくさん含まれています。 リノール酸というのは体に必要なオメガ6脂肪酸の一種で、健康をサポートする成分です。 しかし、リノール酸は体内で「アラキドン酸」も産生します。 この「アラキドン酸」は摂りすぎると次のような懸念があります。
- 体質によっては、敏感な反応を引き起こす要因の一つになることがあります。
- 毎日のすこやかなコンディションの乱れや、生活習慣の乱れにつながる懸念があると言われています。
ごま油に含まれるリノール酸(オメガ6)は体に必要な必須脂肪酸ですが、大切なのは「バランス」です。現代の食生活は、お肉や加工食品からオメガ6を摂りすぎる一方で、青魚やえごま油などに含まれるオメガ3が不足しがちです。
このバランスが大きく崩れると、体内のコンディションが乱れやすくなると言われています。ごま油を「危険」と決めつけるのではなく、お魚を食べる回数を増やすなど、食事全体の油の比率を意識することが大切です。
ただ、ごま油は適度に摂取したい油でもあります。【完全ガイド】スーパーで買える安全な油の選び方に詳しい内容が書いてあるので参考にしてください。
④ 酸化による「過酸化脂質」の発生
ごま油が酸化してしまうと、過酸化脂質という体に負担をかける油ができてしまいます。 過酸化脂質ができてしまうと、料理の味や見た目が悪くなるほかに体にも負担をかけてしまいます。
危険どころか栄養満点!ごま油の優れた成分
若々しさをサポートする「セサミン」「ビタミンE」
ごま油が古くから健康に良いとされている理由は、ごま特有の成分「ゴマリグナン」にあります。その代表格であるセサミンは、強い守りのパワーを持っており、体の内側から若々しいコンディションづくりをサポートしてくれます。
また、美容に嬉しいビタミンEも含まれており、毎日のイキイキとした生活を支える心強い味方になってくれます。
酸化に強い「オレイン酸」
ごま油には、酸化しにくい性質を持つオレイン酸も含まれています。他の多くの植物油に比べて熱に強く、品質が安定しているのが特徴です。
そのため、加熱調理に使っても劣化しにくく、最後まで美味しく安全に使いやすいというメリットがあります。この「酸化しにくさ」こそが、ごま油がキッチンで重宝される大きな理由の一つですね。
ごま油を安全に、健康的に楽しむための4つのポイント
ごま油は上手に正しく使えば、安心して料理を楽しむことができます。 ごま油の効果的な使い方を紹介していきます。
① 化学溶剤不使用の「圧搾法」を選ぶ
安全で美味しいごま油を見極める最大のポイントは、ラベルに「圧搾法」や「一番搾り」と書かれているものを選ぶことです。これは化学溶剤を使わず、圧力だけで丁寧にごまを絞る昔ながらの製法です。
手間もコストもかかりますが、ごま本来の豊かな風味と栄養がそのまま残っており、余計な心配をせずに使うことができます。これから紹介するおすすめの商品は、すべてこの「圧搾法」で作られた信頼できるものばかりです。
② 1日の適量を守る(小さじ1杯程度)
ごま油の1日の摂取量の目安は、小さじ1杯(37kcal)です。 多く摂取すればいいというものではなく、バランスよくというのが大前提になります。
③ 開封後は早めに使い切る&油の再利用はしない
ごま油のはほかの油と比べて酸化しにくい油ですが、 開封した時点から酸化が始まるので、なるべく早めに使い切ることがポイントです。
開封後2~3ヶ月以内に使い切ることを目安として、家庭での利用に合ったサイズのごま油を選ぶとよいでしょう。
また、ごま油は、空気や熱に触れると酸化が進み、風味が失われたり、体に負担をかける物質が生成されたりします。揚げ物に使用したごま油は、高温にさらされることで酸化がさらに進行し、再利用すると油の品質がさらに劣化していきます。
酸化したごま油は、焦げ付きやすくなるだけでなく、揚げ物の風味を損なう原因にもなります。せっかくの揚げ物も、油の劣化によって味が落ちてしまうのは残念です。
さらに酸化した油は、胃もたれなどを引き起こす原因になることもあります。酸化した油は、体への負担や生活習慣の乱れにつながる懸念があると言われているため、一回で捨てるのはもったいないなんて思わず一回で廃棄をオススメします。
④ 揚げ物には酸化に強い「太白ごま油」を
高熱加熱に強い食用油の中でも、「太白ごま油」は、特に酸化しにくく・高温加熱に強いため、揚げ物に向いています。健康のためなら焙煎ごま油は揚げ物に使わないようにしてください。

ごま油の種類
ごま油のなかにも3つ種類があります。 違いについて説明していきます。
焙煎ごま油

- 高温で焙煎・圧搾
- 香ばしい香り
- 色の濃い茶褐色
低温焙煎ごま油

- 低めの温度でじっくりと焙煎・圧搾
- ナッツのような甘い香ばしい香り
- 透明感のある琥珀色
太白ごま油

- 生のまま圧搾。焙煎しない。
- すっきりした味わい。クセがない。
- 色は無色透明に近い。
スーパー、ネットで買えるおすすめのごま油
【岩井の胡麻油株式会社】岩井の純正黒胡麻油無量寿

商品の特徴
- 精選された黒胡麻種子のみを使用した純粋な胡麻油
- 化学溶剤不使用、無添加
- 搾油後に自然分離で澱を取り除き、雑味がない
- 焙煎方法➩強め
- 搾油方法➩圧搾法
- 内容量400g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【オーサワジャパン】オーサワの圧搾ごま油

商品の特徴
- 遺伝子組み換え原料を使用しておらず、マクロビオティック食品としても評価
- 無添加・自然派志向で安全性と品質への信頼感が高い
- 化学溶剤不使用でごまの香りと栄養価が保持
- 熟練職人による焙煎と濾過で品質が保証
- 焙煎方法➩中炒り
- 搾油方法➩圧搾法
- 330g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【マルホン】圧搾純正 胡麻油

商品の特徴
- 厳選された白ごまのみ使用
- 化学溶剤や添加物不使用
- 香ばしい香りと雑味のない味わい、プロの料理人に愛用される
- 全工程を国内工場で管理、高品質な製品として安心
- 焙煎方法➩中炒り
- 搾油方法
- 内容量450g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【九鬼】ヤマシチ純正胡麻油

商品の特徴
- 厳選された良質なごま使用
- 創業130年以上の伝統ある搾油方法で
- 化学溶剤不使用で、無添加
- 複数回ろ過しクリアな仕上がり
- 焙煎方法➩中炒り
- 搾油方法➩圧搾法
- 内容量340g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【Organic home】無添加 京都山田のごま油

商品の特徴
- 化学溶剤不使用で、無添加
- 手作業による焙煎旨味成分を油に移す独自工程、日本国内でも珍しく高品質な仕上がり
- 一番搾り製法を採用で純度が高い
- 焙煎から精製まで約1ヶ月をかけ丁寧な手作業で、熟成された深い味わい
- 焙煎方法➩深炒り
- 搾油方法➩圧搾法
- 内容量550g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【かどや】かどやの純正ごま油

商品の特徴
- 化学薬品や添加物を一切使用せず無添加
- スーパーなど身近な場所で購入可能
- 日本国内で長く愛される定番商品、安定した品質が特徴
- 高品質と多用途性で、家庭用からプロの料理人まで幅広く支持
- 焙煎方法➩高温で香ばしく煎り上げている
- 搾油方法➩圧搾法、溶剤抽出法
- 内容量400g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【油茂製油】玉絞め一番搾りごま油

商品の特徴
- ごまのみ使用、無添加・化学調味料不使用
- 熱を加えずに搾油するため、ごま油の自然な風味や栄養が損なわれにくい
- 生活の質が上がる、身体にも良いとリピーター多数
- 贈答品としてもおすすめ、品質の高さが際立つ
- 焙煎方法➩1時間かけてじっくり焙煎
- 搾油方法➩玉絞め搾油
- 内容量450g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【ムソー】圧搾一番しぼり胡麻油

商品の特徴
- 保存料や化学的な添加物不使用
- 日本国内で残留農薬検査クリアしたごまを使用
- 香りが香ばしく特に炒め物や仕上げの香り付けに最適だと評価
- 焙煎方法➩熱風焙煎と遠赤外線焙煎
- 搾油方法➩圧搾法
- 内容量165g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【磯村政次郎商店】まさじろうさんの純正ごま油

商品の特徴
- 高品質で風味や香りを最大限引き出すために選び抜かれたごまを使用
- 雑味なし、上品でまろやかな甘い香り
- 天ぷら、パン、ドレッシングなど幅広い用途に活用できる
- 保存性が高く、酸化しにくい設計
- 焙煎方法➩低温でじっくり焙煎
- 搾油方法➩低温圧搾法
- 内容量275g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【創健社】一番しぼりのごま油

商品の特徴
- 一番搾りのみを使用
- ドレッシングや和え物など、生での使用にも最適
- 150g小瓶サイズで酸化前に使い切れると評価
- 「価格が高めでも品質から納得」という意見多数あり
- 焙煎方法➩150℃〜250℃でじっくり深煎り
- 搾油方法➩圧搾法
- 内容量150g、価格は↓のAmazonからご確認下さい