ほんだしの添加物って体に悪いの?

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画像出典元:味の素ホームページ

ほんだしは昆布や鰹節などのだしをとる手間が省け手軽に使える調味料ですが、『ほんだしは体に悪い』という情報も散見されます。

そこで今回は体に悪いと言われている原因について詳しく解説します。

【こんな人にお勧め】

  • ほんだしをよく使う方
  • 添加物等、ほんだしの原料を知りたい方
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ほんだしに含まれている原料

以下の原料が含まれています。

食塩(国内製造)、砂糖類(砂糖、乳糖)、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス、酵母エキス発酵調味料/調味料(アミノ酸等)

調味料(アミノ酸等)

この調味料には以下のようなものが含まれています。

ナトリウム

  • ミネラルやタンパク質が体内で正常に働くのをサポートする。
  • 塩素が結びつくと食塩が生成される。

グルタミン酸

  • 最初に発見されたうまみ成分。
  • 幅広い種類の食材に含まれている。
  • 効果:利尿作用・免疫力・腸のエネルギーを高める

食品衛生法で定められた安全性試験を合格している。

イノシン酸

  • 魚類や肉類に含まれるうまみ成分。
  • 効果:新陳代謝を促す。生活習慣の予防・改善。
  • 新鮮なものよりも熟成されたものの方がより含有量が多くなる。

グアニル酸

  • 干ししいたけなど一部の食材に含まれる。
  • 乾燥させる・冷凍後に加熱すると活性化
  • 生活習慣の予防・改善。

酵母

  • 発酵食品の製造に欠かせない微生物。
  • うまみを出すために使われる。
  • ビールを製造した残りかすから作られる。

以上から分かるように、原料は全て普段食べている身近な自然食材にも含まれているものです。

通常体内で消化されるため、これらが原因で体に危険を及ぼすことはありません。

そのため、過剰に摂取を恐れる必要はありません

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ほんだしが体に悪いと言われる理由

ほんだしは安全性に十分配慮し製造されているため、製造工程や原料に問題があるわけではありません。

体に悪影響が出てしまう原因は『ほんだしの過剰摂取』です。

塩分

ほんだしは入れる量を自由に調整できるため、人によっては入れすぎてしまう危険性もあります。

塩分を摂取しすぎると以下のような症状がでる危険性があります。

  • 高血圧
  • 心臓や腎臓の病気
  • 胃がん
  • むくみ

そのため、自分が摂取してよい塩分量から逆算して使用すると良いでしょう。

塩分の目標値はそれぞれ以下のようになっています。

1~2歳 3~5歳 6~7歳 8~9歳 10~11歳 12~14歳 15歳~
3.0 3.5 4.5 5.0 6.0 7.0 7.5
3.0 3.5 4.5 5.0 6.0 6.4 6.5

参考:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書 各論ミネラル 厚生労働省

  • 高血圧などの病気の予防・治療⇒6g未満(参考:高血圧学会)

ほんだしには『塩分』が、ほんだし1gあたり0.42g含まれています。

<だし汁>※煮物・みそ汁など

水またはお湯300ml(カップ1と1/2)に対し、小さじ2/3(2g)

<炊き込みご飯>

米1合(米カップ1)に対し、小さじ山盛り1(4g)

<炒めもの>

材料2人分に対し、小さじ山盛り1(4g)

出典:味の素ホームページ

そのため、一日の食事全ての塩分を考えてほんだしの量を決めるようにしましょう。

ほんだしに使われている塩は精製塩ですのでその点も不安材料です

アレルギー成分

酵母エキス自体に毒はありません。

しかし、酵母エキスの製造過程ででた不純物に対して『イーストコネクション』というアレルギー反応を起こす方がいます。

イーストコネクションの症状には以下のようなものがあります。

  • 皮膚の荒れやかゆみ
  • 下痢
  • 怒りっぽくなる
  • うつ症状
  • 記憶力低下

そのため、上記のような症状が現れた場合すぐに医療機関を受診するようにしましょう。

※詳しく知りたい方はこちら:ウェルネスクリニック

味覚障害

通常では起こりにくいのですが、過剰摂取した場合に出ることがある症状です。

原材料の『酵母エキス』や『調味料(アミノ酸)』の過剰摂取により起こります。

発症することで味が薄く感じ、さらにほんだしなどの調味料を加えてしまうことで余計に重症化する悪循環に陥ってしまいます。

そのため、味覚に少しでも違和感を感じたら周りに相談し、医療機関を受診するようにしましょう。

これらのほんだしの害を避けるためにも、出汁は無添加の素材から摂るのが極めて重要です。

まとめ

ほんだしは安全性に配慮して作られているため、製品自体は危険なものではありません。

しかし、過剰摂取や消費者の体質によって体に害が及ぶ可能性もあります。

そのため自分の体に合わせて使用量を考え、料理に活用していきましょう。

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