缶コーヒーは手軽でおいしい飲み物ですが、実はそのなかに含まれている添加物やカフェインが、体に悪い影響をあたえることがあります。
そこで缶コーヒーに使われがちな添加物やカフェインが、体へどのようなリスクがあるのかについて調べてみました。
さらに、無添加の缶コーヒーのご紹介と、商品を選ぶコツもご紹介します。
缶コーヒーが体に悪い理由
缶コーヒーを日常的に飲んでいると、知らず知らずのうちに体に負担をかけていることがあります。
どんなリスクがあるのか、気なりますよね?
詳しく調べてみたので、さっそくみてましょう。
添加物による健康リスク
缶コーヒーには、風味や保存性をよくするために添加物が使われていて、体に悪い影響をあたえることがあるんです。

大人は缶コーヒーを飲むけれど、なにか体に悪いものがはいっているの?

缶コーヒーにはたくさんの砂糖や、添加物がはいっているものもあって、1日に何本も飲んでしまうと体へ悪い影響がでることがあるんだ
酸化防止剤として用いられる Dibutylhydroxytoluene ( BHT )を曝露した場合に、10 mg/L 曝露群で約 2.6 倍と顕著な増強が確認された。またNPMC を用いて試験を行った場合にも 10mg/L 曝露群で増強傾向が認められた。さらに PCA 試験においても、0.1mg/kg 投与群において、有意な反応増強が確認された。これらのことから BHT は抗原抗体反応を介して、肥満細胞からの Histamine 遊離を増強し、I 型アレルギー反応を増強する可能性があることが認められた。以上の結果は、食品添加物 BHT の摂取がアレルギー症状の顕在化、増悪化を引き起こす可能性があることを示唆している。
引用:岐阜薬大
高濃度の糖分と人工甘味料
缶コーヒーには、大量の糖分や人工甘味料が使われることが多くみられます。

あまくて美味しいカフェオレって大好き!

そうだね、美味しいよね!
でもね、たっぷりとはいっている砂糖や、人工的な甘さは飲みつづけることで体に悪いものがたまっていくと怖いんだ
食生活と健康は密接に関係しているが、最近はとりわけ糖質や砂糖に注目したものが多く、「糖質制限」「糖質ゼロ」「砂糖不使用」といった言葉を多々目にするようになった。その背景には、糖質や砂糖は「太る」「虫歯の元」「血糖値を上げる」「糖尿病になる」などの原因と考えられていること、つまりは生活習慣病への懸念材料として捉えられていることが浮かび上がってくる。
引用:精糖工業会「砂糖と健康」研究プロジェクト
カフェイン過剰摂取のリスク
カフェインの過剰摂取は、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。

コーヒーって飲み過ぎたらいけないことってあるの?

そうなんだ!
妊婦さんがコーヒーにも含まれているカフェインを過剰摂取してしまうと、流産や胎児の発育が遅れるリスクが高くなってしまうんだ

長い間カフェインを摂りつづけると、血圧が上がるリスクが高くなることがあったり、家族に高血圧の人がいたり、過去に健康診断で血圧が気になったことがあると気を付けないといけないんだ
カフェインを過剰に摂取し、中枢神経系が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります。長期的な作用としては、人によってはカフェインの摂取によって高血圧リスクが高くなる可能性があること、妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合に、胎児の発育を阻害(低体重)する可能性が報告されています。
引用:農林水産省
缶コーヒーに使われることが多い添加物
缶コーヒーに使われている添加物には、体に悪い影響を与えるものもあります。
ここではよく使われる3つの添加物について、どんなリスクがあるのかを解説します。
カラギーナン
カラギーナンは、海藻から作られた天然の増粘剤です。コーヒーの口当たりを滑らかにするために使われています。
カラギーナンは腸内に炎症を引き起こすことがあり、特に、消化器系が敏感な人には注意が必要です
リン酸塩
リン酸塩は酸味を調整したり、保存を効かせるために使われます。缶コーヒーには、よく含まれています。
リン酸塩を多く摂取しすぎると、カルシウムの吸収が妨げられて、骨が弱くなってしまうことがあります。
とくに骨の健康に影響がでることがあるので、成長期のお子さんには注意が必要です。
人工甘味料(アセスルファムK、スクラロースなど)
アセスルファムKやスクラロースは、砂糖の何百倍もの甘さがある人工甘味料です。
カロリーゼロの飲料に、よく使われます。
人工甘味料は腸内環境を乱すことがあり、長期的に摂りつづけると体に悪影響をあたえる可能性があります。
また、代謝に影響することもあります。
これらの添加物はすべての缶コーヒーに入っているわけではありませんが、購入される際には成分表示をよく確認することが大切です。
缶コーヒーにおすすめの商品はあるの?
添加物がはいっていない缶コーヒーは、からだへ影響を気にしないで安心して飲むことができます。
オススメの無添加の缶コーヒーを、いくつかご紹介します。
【ドトールコーヒー】ドトール ひのきわみ ブラック
商品の特徴
- 後味スッキリ、飲みやすさを追求した
- 口に広がる豊かな香り
- 賞味期間:12ヶ月
- 内容量 390g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【サントリー】BOSS 無糖ブラック
商品の特徴
- コーヒーのコク・香りとクセのないすっきりとした後味
- コーヒー感とすっきりした味わいを維持
- 豆本来の香りをさらに強化
- 内容量 185g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【UCC】ブラック無糖
商品の特徴
- 香りとコクを最大限引き出す高級豆を使用
- 香料は使用せず、コーヒー本来のおいしさを追求
- UCCが独自に開発した「TTND製法」を採用
- 「低温重点方法」で香りと閉じ込める
- ローストレベル ダークロースト
- 内容量 185g 、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【ドトールコーヒー】レアルブラック
商品の特徴
- 直火焙煎豆を使用した本格的なブラックコーヒー
- ナッツのような香ばしさ
- スッキリとした後味
- ローストレベル ダークロースト
- 内容量 260g 、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【ダイドー】デミタスBLACK
商品の特徴
- 通常の約1.5倍の豆量を使用
- 上質で深み極まるクリアな味わい
- タンザニア産キリマンジャロなどを贅沢にブレンド
- ローストレベル ダークロースト
- 内容量 150g 、価格は↓のAmazonからご確認下さい
無添加 缶コーヒーの選び方
無添加の缶コーヒーを選ぶときのポイントは、以下の3つです。
成分表示をチェック
成分表示をよく見て、無添加の製品を選びましょう。
原材料に「コーヒー豆」「水」だけが書かれているものが理想です。
無香料・無着色の表記を確認
「無香料」「無着色」の表記があれば、添加物が含まれていない証拠です。
有機認証を確認
オーガニック認証がある製品は、さらに安心して飲むことができます。
まとめ
缶コーヒーを飲むときには、どんな成分が入っているのかを知ることがとても大切になります。
無添加の製品を選ぶことで、体に優しいコーヒーライフを送ることができます。
ぜひ成分表示をチェックしていただき、より健康的な選択をしてみてください。