「電気ケトルは便利だけど、プラスチック製って本当に大丈夫?」と不安に思ったことはありませんか。
実は、プラスチック製の電気ケトルは使用中に有害物質が溶け出す可能性があると指摘されています。
本記事では、電気ケトルの安全性、プラスチックのリスク、最も安全な素材、そしてBPAフリー製品の選び方についてわかりやすく解説します。
プラスチック製の電気ケトルは有害?
電気ケトルの材質には、ステンレス、ガラス、プラスチックなどがあります。
それぞれの材質のメリット・デメリット、衛生面での安全性について解説します。
特に、プラスチック製の場合、BPAフリーであるかどうかも重要なポイントです。


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ホルモンバランスの乱れ
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不妊
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発がんリスク
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免疫異常
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生活習慣病(肥満、糖尿病、心臓病など)
湯沸かし時にマイクロプラスチックは溶け出すのか?
科学的研究によれば、プラスチック製の電気ケトルからは確かにマイクロプラスチックが溶け出すことが確認されています。
アイルランドのダブリン大学の研究チームによる調査では、プラスチック製電気ケトルでお湯を沸かすと、1リットルあたり最大1600万個ものマイクロプラスチックが放出される可能性があることが明らかになりました。
ただし、この研究では「新品のケトル」や「蒸留水(純水)」を使った場合に多くのマイクロプラスチックが検出された一方、実際の家庭で使われる「水道水」にはミネラルや微量元素が含まれており、これらがケトル内部に“保護膜”を形成し、マイクロプラスチックの放出を大幅に抑えることが分かっています。
繰り返し使うことで、この保護膜が発達し、40回使用後にはマイクロプラスチックの放出量が初回の約1割程度まで減少するという結果もあります。
参考文献:アイルランドの科学者が水道水がマイクロプラスチックから保護することを発見
プラスチック製の電気ケトルから有害物質が溶け出す条件には、高温や長時間の加熱、素材の劣化が挙げられます。
なぜなら、プラスチックは一定の温度以上で化学構造が不安定になり、成分が水に溶け出しやすくなる性質があるからです。例えば、空焚きや何度もお湯を沸騰させ直すような使い方は、素材に負担をかけ、溶出リスクを高めます。
したがって、安全に使用するためには、必要以上の加熱を避けることや、メーカーが推奨する使用方法を守ることが大切だといえます。
電気ケトル、安全な素材はこれ
「BPAフリー」表示のある製品を選ぶ
パッケージや商品説明に「BPAフリー」と明記されているものを選びましょう。
ガラス製やステンレス製を選ぶ
プラスチック製よりもガラスやステンレス製のケトルはBPA溶出の心配がありません。
プラスチック製の場合は、材質を確認
ポリカーボネート製はBPAが含まれることが多いため、避けたほうがよいでしょう。BPAフリー素材やシリコーン製などを選ぶと安心です。
「BPAフリー」でもBPSやBPFなど代替え物質に注意
BPA(ビスフェノールA)の代わりに使われるBPSやBPFも健康リスクが指摘されているため、できるだけガラスやステンレス製を選ぶのがより安全です。
マイクロプラスチックの心配なし!プラスチックフリーの電気ケトル5選
【バルミューダ】 The Pot
商品の特徴
- 本体はステンレス製で、フタと取っ手はポリプロピレン(プラスチック)
- お湯が直接触れる部分はステンレスのため、プラスチックの溶出リスクは非常に低い設計
- 容量は0.6Lとコンパクト。
- コーヒー3杯分やカップ麺2杯分にちょうど良いサイズ感
- 洗練されたデザインと、注ぎやすい細口ノズルが特徴
- コーヒーのドリップにも最適で、インテリア性も高いと評判
- 軽量で取り回しやすく、湯切れも良好。空だき防止や自動電源OFFなど安全機能も搭載
- ブラック、ホワイト、シルバーなど複数色あり
- 「デザインが良い」「注ぎやすい」「お湯がすぐ沸く」と高評価
- やや本体が熱くなるとの声もありますが、全体的に高満足度
- 詳細仕様、価格は↓のアマゾンのサイトからご確認下さい
【HAGOOGI】 電気ケトル(ガラス製)
商品の特徴
- 本体は厚い高硼珪酸(パイレックス)ガラス製で、加熱しても有害物質が溶け出す心配なし
- フタや底面は304ステンレスを採用し、湯が触れる部分にプラスチックを使用していないため、健康面でも安心
- 7段階(40~90℃)の温度調節が可能で、用途に合わせて使い分け可能
- 24時間保温機能付きで、調乳やお茶・コーヒーなど使用したいときにすぐに準備OK!
- 900Wのハイパワーで、1Lのお湯を3~5分で沸騰
- 二重構造で断熱性が高く、本体が熱くなりにくいため火傷防止に
- 空焚き防止・自動電源オフ・過熱保護など多重の安全機能を搭載
- 透明なガラスボディで水量や内部の汚れが一目でわかり、青いLEDライトで沸騰時にお知らせ
- ワンタッチでフタが開き、口が広いのでお手入れも簡単
- 「においが気にならない」「お湯がすぐ沸く」「LEDライトがきれい」など高評価
- 一部、耐久性やフタの不具合に関する指摘もありますが、保証期間あり
- 詳細仕様、価格は↓のアマゾンのサイトからご確認下さい
【DAZOPAGE】 電気ケトル
商品の特徴
- 内層は高硼珪酸(こうほうけいさん)ガラス製で、プラスチック臭や有害物質の溶出がなく、健康面で安心
- 二重構造のため、外側が熱くなりにくく火傷防止にも配慮
- 40℃~100℃まで8段階の温度調節が可能で、飲み物や用途に合わせて調整可
- 24時間の保温機能付きで、必要な時にすぐ温かいお湯を準備!
- 沸騰後自動電源オフ、空焚き防止などの安全機能も搭載
- 900Wの高出力で、1Lを約3~5分、カップ1杯分なら約86秒で沸騰
- 広口設計で水の注ぎやお手入れが簡単
- LEDライト付きで沸騰時に光り、見た目も美しい
- 透明なガラスボディで水量や内部の汚れが一目でチェック
- PSE認証や日本食品安全認証取得で高い安全性
- 1.0Lや1.2Lなど複数容量モデルあり
- 5000円以下で購入できるコストパフォーマンスの高さも魅力
- 詳細仕様、価格は↓のアマゾンのサイトからご確認下さい
【ティファール】 テイエール
商品の特徴
- 割れにくい耐熱強化ガラス(耐熱温度170℃)を採用し、1.5Lの大容量で家族や来客時にも便利
- 40℃~100℃まで8段階で細かく温度設定が可能
- お茶・コーヒー・ハーブティーなど飲み物ごとに最適な温度で楽しめる
- 取り外し可能な茶こし付きで、ティーポットとしても使用可
- 1~20分の煮出し設定もでき、麦茶や薬膳茶にも対応
- 5~60分の保温設定、自動電源オフ、空焚き防止、転倒お湯漏れロック機能など安全性も充実。小さなお子様がいる家庭にも安心
- 透明なガラスボディで水量確認やお手入れがしやすく、スタイリッシュなデザインも好評
- 1250Wのハイパワーで、カップ1杯分(140mL)なら約82秒で沸騰
- 詳細仕様、価格は↓のアマゾンのサイトからご確認下さい
まとめ
電気ケトルを長く安全に使用するためには、正しいお手入れが欠かせません。
なぜなら、内部に水垢や汚れがたまると、加熱効率が低下したり、衛生面に問題が生じたりする可能性があるからです。
例えば、定期的にクエン酸や酢を使って内部を洗浄することで、水垢を落とし、清潔な状態を保つことができます。
また、外側はやわらかい布で拭き取り、電源部分に水がかからないよう注意することも大切です。
このように、適切なお手入れを心がけることで、電気ケトルを安全かつ長持ちさせることができるでしょう。