健康食品や食材として注目を集めている菊芋。しかし、「菊芋は危険」という噂も耳にします。
一体、これは本当なのでしょうか?
この記事では、菊芋の危険性について、その真偽を検証していきます。そして、菊芋を食べてはいけない人の特徴について詳しく解説します。
菊芋とは?日本での歴史と注目される理由
まず、スーパーフードと言われている菊芋ですが、菊芋とはどういうものか説明していきます。
菊芋(キクイモ)の基本情報
北アメリカ原産でキク科ヒマワリ属の多年草で黄色い菊のような花を咲かせます。日本には江戸時代末期に飼料用作物として導入された。
私たちが利用する部分は塊茎「芋」の部分です。
シャキシャキした食感とほのかな甘みが特徴で、生でも食べれるし、加熱調理でも利用されます。
菊芋がなぜ、日本で注目されているのか
日本国内では健康への関心の高まりに伴って菊芋の価値が再認識され、普及している。
菊芋の栄養素とその効果
菊芋にはどういう栄養や効果があるのか調べてみました。
- 水溶性食物繊維のイヌリン・・・血糖値の上昇を抑え糖尿病予防する。
- カリウム・・・ナトリウムの排出を促しむくみや血圧上昇を抑制する
- ビタミン、ミネラル、葉酸
参照「からだにおいしい野菜の便利帳」
だから菊芋は、天然のインスリンと言われているんだ〜
菊芋を食べる際の注意点
栄養価の高い菊芋ですが、注意する点があります。
キク科アレルギーを持つ人
菊芋はキク科に分類されるため、キク科の植物に対してアレルギーを持つ方は症状がでる可能性があります。
イヌリンの摂取に関する注意点
菊芋のイヌリンは不溶性食物繊維で、多く含まれているので、たくさん食べると腸の働きが活発になり、お腹がゆるくなることもある。
また、菊芋は血糖値を下げる働きもあるので、血糖値を下げる薬を飲んでいる人は注意したほうがいいね
菊芋は食べ過ぎは絶対にNG
菊芋は一度に大量に食べるのは絶対にNGです。
菊芋に含まれるイヌリンは、一度に大量に摂取すると、下痢などの原因となることがあります。これは、腸内細菌がイヌリンを分解する際に発生するガスによって腸が刺激されるためです。
イヌリンの摂取は1日8〜14gを8週間までなら安全と言われています。1日のイヌリン摂取が30gを超えるとガスの滞留がより多くなり不快を覚えるそうです。
菊芋約30gでイヌリンは約3g含まれているので、1日80g程度が限度です。
菊芋を初めて食べる場合は、必ず少量から始めて、様子を見ながら量を増やすようにしてください。また、加熱して食べると、イヌリンが分解されやすくなり、下痢などのリスクを減らすことができます。
普段下痢なんてしない僕も乾燥菊芋を調子に乗って爆食いした数時間後に下痢したのは衝撃的で忘れもしないよ
他の食物繊維食材との重複にも注意
菊芋単体で食物繊維の一種であるイヌリンが相当含まれています。
菊芋を1日許容範囲の量で抑えたとしても、キウイやごぼうなど他の食材で食物繊維豊富なものを摂取した場合は、食物繊維繊維の摂りすぎでお腹がゆるくなって下痢することもあります。
常にトータルでの摂取量を意識して摂りすぎないことが重要です。
菊芋を気軽に摂取するには?
生の菊芋は、独特の風味があり、調理にも手間がかかります。しかも調理した菊芋はせいぜい当日と翌日の残り物で摂取するので終了です。
菊芋のイヌリンは毎日欠かさず体に入れることが大事なんですが、丸ごとを自分で買って摂取するのは非常に難しいです。
そこでおすすめなのが、サプリメントや粉末加工された菊芋製品です。
サプリメントや粉末加工品のメリットは水や飲み物、味噌汁に混ぜるだけで、手軽にイヌリンを摂取できること。
小さくて軽いので、外出先でも気軽に摂取できます。
個人的にサプリやパウダーが良いと思う点は、摂取する量を調整できるので、自分に合った量を摂取できることです。
菊芋を自分で調理すると、適正量がわからず過剰摂取で下痢なんてことが起こり得ます。
とはいえ丸ごとの菊芋も腐りやすいから、チビチビ使うわけにもいかない。
サプリや粉末なら最小単位で使えますよね。
僕がおすすめしたいのはサプリではなく、圧倒的に【菊芋粉末・極】 という粉末加工の製品のほう。
粉末は添加物なしの「菊芋そのもの」を粉末にしたもの。
しかも金の菊芋より量が多く価格が安いから継続しやすい。
それでいて【菊芋粉末・極】で使っている菊芋はなんと!有機オーガニック菊芋です、、僕はサプリより断然こっち派なんですよね。
イヌリンの「サプリ」が多い中、この菊芋粉末を見つけた時は体が震えました。【菊芋粉末・極】では1袋と3袋の種類がありますが、お試し感覚なら1袋のほうを買ってみてもいいかもしれませんね。
栄養価が高い菊芋の食べ方と調理法
菊芋を楽しむための食べ方と調理方法を説明していきます。
菊芋の1日の適切な摂取量と食べ方
- 適切な摂取量
菊芋は1日20〜30gを推奨しています。
血糖値が高い方は1日70〜100gくらいだよ。
- 食べ方
皮はできるだけ剥かずに食べる。
生でも食べることができる・・・千切りやスライスでサラダや漬物
焼き・煮物・揚げ物でも食べることができる
皮にはポリフェノールが豊富に含まれているよ!
イヌリンを含む食材との組み合わせ
「イヌリン」は、菊芋の他、ごぼう、玉ねぎニンニクなどにも含まれています。
善玉菌のなかでも、特に「ビフィズス菌」はイヌリンと相性がよいです。
イヌリンのパウダーなどもあり、飲み物やヨーグルトなどに加えて食べることもできますよ。
おすすめの菊芋レシピと調理方法
今回は生で食べるレシピと焼きで食べるレシピをご紹介いたします。
菊芋サラダ
菊芋 4個
水菜 1束
人参 10g
ツナ 1缶
マヨネーズ 大2
醤油 小1/2
すりごま 大1/2
- 菊芋、人参を千切りにする。水菜は2〜3㎝幅に切る
- 調味料、ツナ全部和えたらできあがり。
菊芋のきんぴら
菊芋 4個
胡麻油 大1
酒 大1
醤油 大1
砂糖 小1
- フライパンに胡麻油を入れ、中火にかけ菊芋を加え炒める。
- 酒、醤油、砂糖を加え味が馴染むように炒める。
DELISH KITCHENとかで菊芋レシピたくさん見れるからオススメ!
よくある質問と回答
- どうやって食べたらいいですか?
⇨生でも食べれるし、焼く、煮る、揚げる、いろんな調理法で食べることができる。
- 1日どれくらい食べてよい?
⇨1日20〜30g
- 副作用はある?
⇨副作用はないが、過剰にとるとお腹がはったり、緩くなったりする。
- 菊芋を食べるタイミングはある?
⇨夕食前よりも朝食前に菊芋を摂取すると日中の血糖値上昇を抑制するメリットが期待できる。