健康食ブームが高まる中で、ぬか漬けが注目されています。
実は、ぬか漬けには腸内環境を整えてくれる植物性乳酸菌という成分が含まれており、便秘が気になる女性に、ぜひおすすめしたい食材です。
また、ビタミンも豊富に含まれているため美肌効果にも期待できます。
今回は、そんな日本古来から伝わるぬか漬けに入れてはいけないもの、入れないほうが良い野菜をまとめてみました。
ぬか漬けにするのに注意が必要な野菜の特徴
匂いの強い野菜
玉ねぎ、ニラ、ニンニクなどは匂いが強いのでぬか床に匂いがうつってしまいます。
他の食材と別のタッパで作るといいでしょう。
アクの強い野菜
アクの強い山菜を、ぬか漬けに入れてしまうとぬか床の質が変わってしまうので避けた方がベターでしょう。
匂いの強い野菜と同様、別のタッパーかホーロー製のぬか漬け容器で作りましょう。
以下がアクの強い野菜の例です。
- うど、タラの芽、ワラビなどの山菜
- アクのある緑の野菜、大根の葉、ニラ、小松菜、山芋
ぬか漬けに絶対入れてはいけない野菜
「ぬか漬けにチャレンジしたいけど、入れてはいけないものってなに?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
せっかくのぬか漬けをダメにしてしまうものもありますので、ご注意くださいね。
ぬか漬けの適切な水分量は55~65%と言われています。
水分が多いと、菌が繁殖しやすい状態になるため危険ですので水分が多い野菜はぬか漬けには合わないといえるでしょう。
また、匂いが強い野菜もぬか床に匂いが移ってしまうので注意が必要です。
トマト
水分量の多いトマトはぬか漬けには合わない野菜に入ります。
特に、大きいトマトなんて入れてしまった日にはぬか床が大洪水になってしまいます。
どうしても、トマトのぬか漬けが食べたい場合は別のタッパで作るといいですね。
ふきのとう
春を感じられる野菜の代表格であるふきのとう。
実はとてもアクが強いのです。
茹でると、形がばらばらになってしまいますし、ぬか漬け以外の食べ方が良いです。
ニラ
スタミナがつくニラですが、匂いも強いのでぬか漬け向きではありません。
あく抜きもしにくいです。
スポンサーリンクほうれん草
匂いは少ないほうれん草ですが、アクがあるのでぬか漬けには向きません。
また、ほうれん草の特徴として柔らかい点が挙げられます。柔らかいのもぬか漬けに向かない理由です
ぬか漬けに入れてはいけないもの:肉類
生肉、生魚はそのままぬか床につけないでください。
もし、つける際はラップにくるみましょう。
また、生肉や生魚で使用したぬか床は再利用すると食中毒の恐れがあります。
肉と魚
野菜と同じぬか床でつけないよう注意してください。
野菜と別のタッパで漬けましょう。
モウカザメ
主に3月になるとスーパーで見かけるモウカザメ。クセがなく、ささみに似ています。
ぬか床に入れっぱなしにしてしまうと、ぬか床が臭くなってしまうので注意が必要です。
ぬか床に入れてはいけないもの:水
水道水
浄水器も通していない水道水は、カルキが強く、風味にも出てしまいます。
そのままの水道水はぬか床の発酵を妨害してしまいます。
ミネラルウォーターや、浄水器を通した水をおすすめします。
硬水
クセのある硬水は、ぬか漬けには向いていないと言えます。
硬水よりも、軟水の方がいいでしょう。
ぬか床に入れてはいけない副材料
岩塩
岩塩をぬか漬けに入れてしまうと、塩気がきつくなってしまいます。
岩塩と海塩なら、海塩の方がぬか漬けに適しています。
スポンサーリンクパチンコ玉・釘
市販の釘、パチンコ玉には表面に防腐剤などが付着しています。
ぬか漬け用の釘も販売していますので、専用のものを使いましょう。
甘味料
砂糖、蜂蜜などの甘味料はぬか漬けの風味を変えてしまうので入れない方が美味しく食べられます。入れる必要はないと思います。
ワックス・防腐剤のついた柑橘類の皮
レモン、グレープフルーツなどの柑橘系は味的にもぬか漬けに合わない感じがします。
ちなみに、ゆずの皮は少量入れると、風味が出ていいそうです。
大豆
大豆は長く入れると、発芽したり変色してしまいます。
もし、入れるとしたら早めに食べきりましょう。
蒸留酒
ウイスキーや焼酎などが蒸留酒に当たります。
飲むのは美味しいですが、ぬか漬けに入れるには匂いが強すぎるかもしれません。
ウイスキーや焼酎はぬか漬けをつまみに、頂いた方が美味しそうですね。