有機野菜やこだわりの食材を自宅まで届けてくれるオイシックス。
でも、オイシックスを利用している友人から「なんか、頼んでないはずなのに商品が届いたことがあるんだよね…」なんて話を聞いたり、ネットの口コミで見かけたりして、「え、どういうこと?自分もそうなったら困るな…」と不安に思ったことはありませんか?
せっかく便利だと思って始めたのに、予期せぬ荷物が届いてしまっては、余計な手間やストレスになってしまいますよね。
実は、この「勝手に届く」と感じる現象には、オイシックスならではのサービスシステムが関係しています。
これは決してシステムエラーや勝手な送り付けなどではなく、仕組みを正しく理解すれば自分でコントロールできることなんです。
この記事では、どうすれば「勝手に届く」事態を防げるのかを分かりやすく解説していきます。
オイシックスの商品が勝手に届く理由
オイシックスの多くの利用者が登録する「おいしっくすくらぶ」という会員サービスには、毎週(または隔週、これはあなたが選べます)、オイシックス側がおすすめする商品や人気のミールキットなどを、あらかじめあなたの「定期ボックス」という買い物カートに自動で追加してくれるシステムがあります。
これが、「勝手に届く」と感じてしまう根本的な理由なのです。オイシックスとしては、あなたの食生活をサポートするために、旬の食材や時短に役立つ商品をピックアップして「こんな商品はいかがですか?」と提案してくれているんですね。この自動提案の仕組みを知らないと、「何も注文した覚えがないのに、なぜかカートに商品が入っている!」と感じてしまうわけです。
これを知れば納得!オイシックス定期注文のシンプルな4つのステップ
では、具体的にどのような流れで商品があなたの元へ届くのでしょうか?オイシックスの定期注文は、実は以下のようなシンプルなステップで進んでいきます。この流れを理解すれば、「勝手に届く」という誤解は解消されるはずです。
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【準備フェーズ】「あなたのための見本ボックス」が用意される
まず、毎週または隔週の特定の曜日になると、「定期ボックス」の中に、オイシックスがおすすめする商品が自動的に提案として追加されます。これが、あなたのお届け予定の商品リストの「見本」として準備される段階です。 -
【確認・変更フェーズ】内容をチェックして、あなたの意思を反映させる
「見本ボックス」が用意された後、この中身を確認する期間が与えられます。この期間内であれば、提案された商品を削除したり、自分で選びたい商品を新しく追加したり、数量を変更したりと、自由に箱の中身を編集することができます。ここが最も重要なポイント!「今週は〇〇が欲しい」「これは要らないな」といった意思を反映させるフェーズです。
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【締め切りフェーズ】変更できる最終期限が訪れる
上記の内容変更ができる期間には、締め切り日時が設定されています。この締め切りを過ぎてしまうと、残念ながらその週のお届け内容を変更することができなくなります。システムが「この内容で確定しましたね」と判断する区切りとなる時間です。 -
【確定・発送フェーズ】締め切り時の内容で自動的に出荷される
締め切り日時を迎えた時点で、定期ボックスに入っている商品内容が最終確定されます。そして、ステップ②の「確認・変更」を一切行わなかった場合でも、ステップ①で最初に提案されていた「見本ボックス」の内容が、そのまま確定されて自動的に倉庫から出荷されてしまうのです。
まさに、この「②で何も操作しなかった場合、④で最初の見本が自動で届く」という流れが、「勝手に届いた!」と感じる原因なんですね。仕組みを知らないと、ステップ①の「自動で商品が追加される」ことだけが目に入り、その後の「自分で変更・キャンセルできる」期間や「締め切り」の存在を見落としてしまいがちなのです。
勝手に届かないようにするためにやるべきこと
「なんだ、そういうことだったのか!」と、これで「勝手に届く」理由がクリアになったかと思います。つまり、予期せぬ配達を防ぐためには、このオイシックスの定期システムの仕組みを理解し、特定の行動を習慣化することが大切なのです。
具体的な対策は、以下の二点に集約されます。
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毎週(または隔週)のお届け提案を必ずチェックする習慣をつける
オイシックスからは、新しいお届け内容が提案されると、メールやアプリの通知でお知らせが来ます。これを見落とさないように、通知が来たらすぐにアプリを開いてみる、あるいは「毎週〇曜日はオイシックスの確認日」と決めておくなど、短い時間でもチェックする習慣をつけましょう。 -
不要な週は、締め切り日までに忘れずに「定期ボックスのスキップ」または「商品削除」を行う
提案内容を確認し、もし「今週は注文をお休みしたいな」と思ったら、締め切り日時までに定期ボックスごとスキップする手続きを必ず行ってください。また、提案された商品の中に不要なものがあれば、一つずつ削除することも可能です。この「確認して、必要に応じて手続きをする」という一手間をかけるだけで、「勝手に届く」という事態は完全に回避できます。操作はアプリやWebサイトから簡単にできますよ。
勝手に届かないようにするためのその他の対策
- 一時休止
- 解約
一時的な利用停止は「一時休止」で手間なく回避
「しばらく旅行や出張で家を空ける」「一時的に食材が余ってしまっている」「体調があまり良くなくて、しばらく自炊が難しいかな」など、数週間から最大2ヶ月程度、オイシックスの利用を一時的に停止したいという状況もあるかと思います。そんな時に便利なのが「一時休止」という機能です。
一時休止の手続きを行うと、設定した期間中はオイシックスからのおすすめ商品の提案自体がストップします。つまり、休止期間中は、うっかり定期ボックスの変更・キャンセル手続きを忘れてしまったとしても、商品が届く心配は一切ありません。これは、定期的な利用は続けたいけれど、特定の期間だけはお休みしたいという場合に非常に有効な手段です。
一時休止の手続きは、オイシックスのWebサイトまたはアプリのMyアカウント画面にある「一時休止の手続き」から簡単に行えます。手続き画面で一時休止したい理由や再開予定日を選択するだけで完了します。
ただし、手続きをした時点で既に注文変更の締め切り日時を過ぎている定期ボックスについては、休止の対象とならず、そのままお届けされてしまうので注意が必要です。また、「牛乳とか飲み放題」のようなオプションサービスを利用している場合は、そちらも別途停止の手続きが必要になる場合があります。
定期的な利用を完全に停止するなら「解約」も選択肢に
「引っ越しを機に生活スタイルが変わった」「自炊の頻度が減った」「他のサービスに切り替えたい」など、オイシックスの定期的な利用自体が不要になった、という場合は、定期会員サービスを「解約」することも有効な対策です。
定期ボックスを解約すると、文字通りオイシックスから毎週おすすめ商品が提案されることが一切なくなります。
これで「勝手に商品が届く」という事態は完全に回避されます。解約の手続きも、オイシックスのWebサイトまたはアプリのMyアカウント画面にある「定期宅配サービスの解約手続き」から簡単に行うことができます。画面の案内に従って進むだけで完了です。
ただし、一時休止と同様に、解約手続きをした時点で既に注文変更の締め切り日時を過ぎている定期ボックスについては、解約の対象とならず、お届けされてしまいます。
また、「牛乳とか飲み放題」などのオプションサービスについても、定期ボックスとは別に停止の手続きが必要になる場合があるので、忘れずに確認しましょう。
解約というと、「もう二度と利用できないのかな?」と心配になるかもしれませんが、オイシックスの場合、定期会員サービスを解約した後でも、買いたい商品を必要な時にだけ注文できる「都度注文」として利用を続けることは可能です。
ですので、「毎週は要らないけど、たまに利用したい」という方でも安心して解約を検討できますよ。
定期ボックスの解約について
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- 締切・回数・料金
- 具体的な手順
- 定期ボックスを解約するデメリットはある?
「定期ボックスのキャンセルってなんだか面倒そう…」「いつまでに手続きすればいいの?」「間違って届いたらどうしよう…」と、具体的なキャンセル方法に不安を感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
オイシックスの定期ボックスのキャンセルは、実はとっても簡単で、しかも嬉しいことに何度でも無料で行えます。
キャンセルは何度でも無料!ただし、唯一気をつけたい「締切」の話
オイシックスの定期ボックスは、都合に合わせて毎週スキップしたり、中身を調整したりすることが自由にできます。そして、そのキャンセルや変更には回数制限もありませんし、手数料なども一切かかりません。これは、忙しい私たちにとって非常にありがたいポイントですよね。
ただし、一つだけ絶対に忘れてはいけないのが「キャンセル締切日時」です。この締切を過ぎてしまうと、残念ながらその週のお届け内容は変更できなくなり、最初に提案された内容で商品が発送されてしまいます。これが、「あ、やっぱり今週はいらなかったのに…」となる原因なんです。
この締切日は、オイシックス入会時に設定した「お届け曜日」によって異なります。例えば、お届け曜日を水曜日に設定している場合、その週の注文内容が確定し、変更やキャンセルができる期間は、通常、前の週の木曜日の夜から、お届けがある週の前の週の月曜日の午前10時までとなります。
つまり、水曜日にお届けがあるなら、その1週間前の月曜日の午前10時までに手続きを終えておく必要がある、ということですね。
うっかり忘れてしまわないためには、「お届け週の前の週のうちに済ませておく」と意識するのがおすすめです。特に、締切日の午前10時というのは、朝の忙しい時間帯と重なりがち。締切日の前日、たとえば月曜日がお届け前の週の締切なら、日曜日のうちにサッと手続きを済ませておくと、焦らず安心ですよ。
キャンセル手順
では、実際に定期ボックスをキャンセルするにはどうすれば良いのでしょうか?操作はとてもシンプルで、普段あなたがオイシックスを利用しているデバイス(スマートフォン、アプリ、パソコン)から簡単に行えます。
どの方法も、数ステップで完了する簡単な操作です。ご自身の使い慣れたデバイスで、ぜひ一度試してみてください。
ちなみに、Webやアプリでの手続きが難しい場合は、電話やメールでキャンセルを依頼することも可能です。ただし、この場合はWebやアプリでの締切よりも受付締切が1日早まり、締切日の前日の夕方17時までに連絡する必要があるので、利用する際はより計画的に連絡するようにしましょう。
定期ボックスを解約すると、何が変わる?一番大きなデメリットは「送料」です
勝手に届くのを避けるためには毎週のお届け内容の確認やキャンセルの手続きが重要であることをお伝えしました。
とはいえ、「毎週チェックするなんて、正直面倒だな…」「うっかり忘れそうで不安…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。そんな時、「いっそ定期ボックスを解約して、必要な時だけ注文しようかな?」と考えるのは自然な流れですよね。定期ボックスをやめれば、確かに「勝手に届く」という心配からは完全に解放されます。
でも、ちょっと待って!定期ボックスを解約する前に、「何かデメリットはないのかな?」と気になりますよね。特に、サービスの利用条件が変わることで、これまでと同じように使えなくなることや、費用面での違いがあるのかどうかは、事前にしっかり把握しておきたいポイントです。
結論からお伝えすると、オイシックスの定期ボックス(おいしっくすくらぶ会員)をやめて「都度注文」のみに切り替える際に、最も大きな、そして唯一と言っていい明確なデメリットは、「送料が割高になる可能性がある」という点です。
オイシックスでは、定期ボックスを利用している「会員」と、定期ボックスを利用しない「会員以外(都度注文のみの利用者)」とで、送料設定が異なります。そして、会員でなくなった場合、送料の負担が増える傾向にあります。
具体的にどれくらい送料が変わるのか、元の情報に基づいた料金を見てみましょう。
この表を見ると、特に少額の注文の場合、会員でなくなることで送料負担がかなり増えることが分かりますね。例えば、4,000円分の買い物をした場合、会員なら送料600円のところが、会員以外だと1,000円となり、400円の差が生じます。
「送料割高」のデメリット、どう捉える?
定期ボックスを解約することによる最大のデメリットが送料負担の増加であることは分かりました。では、このデメリットをどのように考えれば良いのでしょうか?これは、オイシックスの利用頻度や一度に購入する量、そして「勝手に届く」というストレスをどれだけ避けたいかによって、捉え方が変わってきます。
- 毎週のようにオイシックスで買い物をする場合
この場合は、定期ボックス会員でいた方が、送料のメリットを最大限に享受できる可能性が高いです。多少の送料差でも、積み重なれば年間では大きな金額になります。「毎週確認・キャンセルする手間」と「送料負担増」を天秤にかけて、どちらが自分にとって許容できるかを考えてみましょう。 - 不定期に、または隔週・月1回程度の利用を想定している場合
この場合は、たとえ都度注文で送料が割高になったとしても、そもそも注文頻度が少ないため、年間の合計送料は定期ボックスで毎週のように送料を払う場合と比べて、それほど変わらないか、むしろ安くなる可能性もあります。「勝手に届く」という心配から解放される安心感や、自分のペースで自由に注文できるメリットの方が大きく感じられるかもしれません。 - 一度にまとめて購入することが多い場合
上記の送料表を見ると分かるように、会員でも非会員でも、購入金額が大きくなるにつれて送料は安くなる仕組みです(本州の場合、8,000円以上の注文で送料無料になるのは会員・非会員共通です)。そのため、一回の注文で比較的高額な買い物をすることが多い方であれば、会員であることの送料的なメリットは小さくなり、解約による送料負担増もそれほど大きなデメリットにならないと言えます。
勝手に届いてしまった場合、受け取り拒否はできる?
毎週の確認と必要に応じたスキップ手続きが重要だとお伝えしましたが、やはり忙しい毎日の中では、うっかり締め切りを忘れてしまうことだってありますよね。「あ!しまった、キャンセルするの忘れてた…!」と、発送完了メールを見て青ざめた経験あるのではないでしょうか?
そして、実際に予期せぬ荷物が玄関に届いてしまった時、「これ、受け取らないで返しちゃえばいいのかな?」「でも、代金はどうなるんだろう…」と、さらに焦ってしまいますよね。
もし「うっかり」届いてしまったら?「受け取り拒否」は可能?
まず最初に思いつくのが、「この荷物、受け取りません!」と配送業者さんに伝えて、受け取りを拒否することかもしれません。これは物理的には可能なのでしょうか?
結論からお伝えすると、配送業者さんに荷物の受け取りを拒否する意思表示をすることは、基本的には可能です。
しかし、たとえ荷物を受け取り拒否してオイシックスへ返送されたとしても、商品代金の請求は発生してしまいます
つまり、商品を受け取らないにも関わらず、その分の料金だけは支払わなければならない、ということになるのです。
これは、オイシックスの定期会員システムにおいて、締め切り時間までに変更やキャンセル手続きが行われなかった場合は、提案された内容で注文が確定し、お届けの準備が進んでしまうためです。
一度確定した注文に関しては、たとえ受け取りを拒否されたとしても、システム上は取引が成立していると見なされてしまうのですね。
「受け取り拒否しても結局お金がかかるなら、なんだか損した気分…」と感じてしまうかもしれませんね。
受け取ってしまった後でも大丈夫!「返品」という選択肢
では、もし「受け取り拒否しても料金がかかるなら…」と考えて一度荷物を受け取ってしまった場合、もうどうすることもできないのでしょうか?
まだ打つ手はあります。それは、「返品」という方法です。
オイシックスでは、お客様都合の場合でも、商品到着後8日以内に連絡し、かつ未使用の状態であれば、返品に対応してもらうことが可能です。
「うっかり届いてしまったけれど、やっぱり今回はどうしても使い切れないな…」というような場合には、返品を検討してみるのも一つの方法です。
ただし、この場合の返品にかかる送料は、残念ながらお客様(利用者)側の負担となります。配送業者に持ち込んだり、集荷を依頼したりする際にかかる費用は、自分で支払う必要があります。
どんな時に返品を検討する?返品する際の手続きは?
返品は送料自己負担となるため、「受け取り拒否しても代金はかかる、返品しても送料はかかる…結局どちらにしても費用が発生するのか」と感じるかもしれません。返品が有効なのは、例えば以下のようなケースが考えられます。
- うっかり同じような食材を他の場所で大量に買ってしまい、明らかに今回届いた分は使いきれない。
- 急な予定変更で長期間家を空けることになり、生鮮食品が傷んでしまう。
- どうしてもこの商品だけは使い道がない。
このように、もしそのまま受け取ってしまうと、食材が無駄になってしまう可能性が高い場合には、送料を負担してでも返品することで、無駄を最小限に抑えるという考え方もできるでしょう。
- 問い合わせフォーム:オイシックスのウェブサイトにある専用フォームから連絡できます。
- メール:cs@oisix.com 宛にメールを送る形でも受け付けてもらえます。
- 電話:0120-016-916(月~日、午前10時から午後5時まで)に電話で直接伝えることも可能です。
まとめ
いかがでしたか?この記事では、オイシックスの商品が「勝手に届く」と感じる理由とその対策について詳しく解説しました。特に重要なポイントは以下の3点です。
- 「おいしっくすくらぶ」の定期ボックスは自動提案が基本
オイシックスがおすすめ商品を自動でカートに追加するため、確認・変更をしないと意図しない商品が届いてしまうことがあります。 - 予期せぬ配達を防ぐには定期的なチェックと手続きが不可欠
毎週(または隔週)の提案を必ず確認し、不要な場合は締め切り日までにスキップまたは削除することが重要です。一時休止や解約という選択肢もあります。 - 誤って届いた場合、受け取り拒否しても代金は発生するが返品は可能
受け取り拒否をしても請求は避けられませんが、未使用であれば送料自己負担で返品ができます。
いますぐにするべきことは、オイシックスのアプリやウェブサイトで、現在設定されている定期ボックスの内容と次回の配送予定日、そして変更・キャンセルの締め切り日を確認することです。
これをすれば今後「勝手に届く」という事態を防ぎ、より賢くオイシックスを利用できるようになりますよ!