手取り32万円でオイシックス!?我が家のリアル家計簿を公開!
「オイシックスって高いよね?」
よく耳にする言葉です。実際、僕もそう思っていました。
夫婦と5歳・8歳の子ども2人の4人家族。夫の手取り15万円、妻17万円で、世帯手取りは合計32万円。
決して余裕があるとは言えない我が家で、オイシックスを続けるなんて「贅沢」以外の何物でもない。そう思うかもしれません。
でも、結論から言えば、我が家はオイシックスを続けています。
オイシックスにかける金額は毎月約1万6千円。
食費の予算4万円のうち、約4割を占めるこの出費は、一見家計を圧迫しているように見えます。
しかし、そこには「貧乏なのにオイシックス」を続ける、僕なりの理由と工夫があります。
このオイシックスの毎月40,000円に僕たちは何を期待しているのでしょうか?
そういった前提で読んでいただければ嬉しいです。
ローン17万円…カツカツの家計でなぜオイシックスを諦めないのか?
我が家の家計は正直、綱渡りです。
項目 | 金額 | 備考 |
手取り | 32万円 | 夫15万円、妻17万円 |
ローン | 17万円 | 固定費の大部分を占める |
通信費 | 7千円 | |
光熱費 | 3万円 | 季節によって変動あり |
交通費 | 6千円 | |
食費 | 4万円 | オイシックス含む |
娯楽費 | 2万円 | |
合計 | 29.3万円 | 毎月ギリギリの生活 |
こうして見ると、残るは2.7万円。貯蓄は現在約300万円ありますが、毎月の余剰金はほとんどありません。
それでもオイシックスに手を出すのは、僕自身が「ミールキットで楽したい、外食費を減らしたい、子どもにも野菜をしっかり食べさせたい、買い物の負担を減らしたい」という切実な願いを持っていたから。
仕事から疲れて帰ってきて、ヘトヘトな体にムチ打って献立を考え、冷蔵庫にあるもので何とかする日々…。
そのストレスが積もり積もって、「もう外食でいいや」となってしまうことがしばしば。
外食費が膨らみ、添加物たっぷりの惣菜で済ませてしまう罪悪感…。これらをどうにかしたいという思いが、オイシックスへの最初の一歩でした。
貧乏でもオイシックスをやめられない理由
オイシックスを導入して感じたのは、価格の高さだけではありません。確かに、送られてくる食材の量に対して、「正直高いな」と思うこともあります。
特に、一般的なスーパーの特売品と比べると、その差は歴然です。
でも、それ以上に「疲れて帰ってきて、ミールキットがあるのは本当にありがたい!」というメリットが大きい。
献立を考える手間、買い物に行く時間、そして食材を切る労力。これらが劇的に減ったことで、平日の夕食準備は格段に楽になりました。
そして何よりも、スーパーで添加物がたくさん入っている体に良いとは言えない出来合いの惣菜を買ってくることが減ったのは、想像以上の変化でした。
子どもたちにはできるだけ体に良いものを食べさせたいという親心。それが、オイシックスを利用することで、無理なく叶えられるようになったのです。
結果的に、外食の頻度も減り、罪悪感なく食卓を囲めるようになりました。この精神的なゆとりは、金額に換算できない大きな価値だと思いました。
「貧乏」でも続けられる!我が家のオイシックス節約術と秘訣
「じゃあ、結局高いんじゃないの?」そう思われた方、ご安心ください。手取り32万円の我が家がオイシックスを続けるためには、血の滲むような(?)努力と工夫を重ねています。
1. 「毎週注文」はしない!2週間に1回のペースで効率UP
毎週注文すると、どうしても出費が膨らみます。我が家では、2週間に1回のペースで注文することにしました。
これにより、1回の注文で必要なものをまとめて購入し、送料や「牛乳とか飲み放題」の元を取りやすくしています。
届いた食材は、新鮮なうちに使い切るか、計画的に冷凍保存することで無駄をなくしています。
2. 「牛乳とか飲み放題」はマスト!元を取り倒す徹底活用術
月額1,628円(税込)で対象商品が3品まで無料になる「牛乳とか飲み放題」は、我が家の生命線です。
これを活用しない手はありません。毎週注文しない分、1回あたりの注文で必ず元が取れるように、下記のような定番品をリストアップして購入しています。
- 牛乳(家族みんなで消費)
- 卵(消費期限が長く、何にでも使える)
- 食パン(冷凍保存も可能)
- バナナ(子どものおやつにも最適)
特に、卵や牛乳は消費量が多く、スーパーで購入するのと同等かそれ以下の値段で良質なものが手に入るため、非常に助かっています。
3. セール品と「おたすけOisix」を徹底活用!
オイシックスには定期的にセール品が登場します。これを逃す手はありません!
メルマガやアプリの通知をこまめにチェックし、割引率の高い商品を優先的に購入します。
さらに、不定期で開催される「おたすけOisix」も大いに活用しています。
これは、フードロス削減のため、賞味期限が近い商品や規格外品などを特別価格で提供してくれるサービス。驚くほど安く、高品質な食材を手に入れることができるため、通知が来たらすぐにチェックしています。
4. ミールキットは「kit Oisix」コースで選ぶ
オイシックスのミールキットにはいくつか種類がありますが、我が家は「kit Oisix(きっとオイシックス)」コースを選んでいます。
主菜と副菜がセットになったものが多く、これだけで一食が完結するので、献立を考える手間と無駄な買い物を減らせます。
さらに、ミールキットを極限まで使い倒すために、「食材の追加」や「リメイク」を徹底しています。
例えば、ミールキットの野菜が少ないと感じたら、自宅にあるもやしやキャベツを足してボリュームアップ。余ったソースは別の料理に使い回すなど、限界まで使い切る工夫をしています。
買って失敗…貧乏さんが選ぶべきではないオイシックス商品
オイシックスの中には、「貧乏さんが手を出したら家計が火を噴くぞ!」と叫びたくなるような商品も存在します。
貧乏さんが避けるべきオイシックス商品リスト
僕たちの「貧乏でもオイシックス」生活を続ける上で、一番大事にしているのは「家庭では作るのが難しく、面倒くさい商品を選ぶ」こと。
そして、「自分の料理では使わないような味付けの料理」を選ぶことです。
未加工の食材はスーパーより高いのが当たり前。だから、無闇に手を出さないのが貧乏な人でもオイシックスを継続するコツだと思います。
それを踏まえて、僕が「買って失敗した!」と感じた商品がこちらです。
1. 平飼い卵:スーパーの方が圧倒的に安い!
オイシックスでの価格: 6個入りで600円前後
「平飼い卵」と聞くと、なんだか良さそうで手を出してしまいがちですよね。僕もそうでした。でも、実際に届いてみたら、「あれ?これ、スーパーの平飼い卵と何が違うんだろう?」と疑問に。我が家が普段行くスーパーでは、同じ平飼い卵が300円台で手に入ります。
もちろん、オイシックスの卵が悪いわけではありません。でも、卵は毎日のように使うもの。わずか数十円の差でも、チリツモで家計に響いてきます。「良質な卵が欲しいならスーパーで十分買える」という現実に気づき、それ以来オイシックスでは卵を注文していません。
2. ハンバーグ(約100g 500円前後):贅沢すぎる一品
- オイシックスでの価格: 約100グラムで500円前後
正直、無添加で体には良いのは分かります。届いたハンバーグを焼いて食べたら、肉汁たっぷりでめちゃくちゃ美味しかったんです。子どもたちも大喜び。
しかし、その値段を冷静に考えた時、「100グラムで500円前後のハンバーグを、貧乏家庭が買うべきではない」と強く思いました。
4人家族だと、最低でも2個、できれば3〜4個欲しいところ。そうなると、ハンバーグだけで1,000円〜2,000円。これでは、外食費を減らしたいという当初の目的が台無しです。
長らく「石井のハンバーグ」でしのいできた我が家にとっては高すぎました。
この値段なら、国産ひき肉をスーパーで買ってきて、自分で作った方が断然安く、量も増やせます。
忙しいからといって、ここでお金を使うのは、貧乏の悪循環に陥る典型だと痛感しました。
3. 骨取り塩鯖焼き(2切れで500円):自分で焼く方がよい
- オイシックスでの価格: 2切れで500円
「骨取り済み」「焼くだけ」という手軽さに惹かれて購入した骨取り塩鯖焼き。味は確かにおいしかったです。骨もないので子供も安心して食べれます。
でも、冷静に考えてみてください。たった2切れで500円。4人家族の我が家だと、これだけでは足りません。もう1パック買ったら1,000円…。
これなら、スーパーで生の鯖を買ってきて、自分で焼いた方が断然安上がりです。骨取りも、最近では処理済みの切り身も安く手に入りますし、自分でやっても大した手間ではありません。
「すぐに作れる」という時短に過剰な値段を払うのは、貧乏家庭にとっては大きな損失だと学びました。この出費なら、子どもが喜ぶ別の食材に回すべきでした。
4. 生の鶏肉 270g(税込み713円):スーパーの良質な鶏肉で十分!
- オイシックスでの価格: 270グラムで税込み713円(100gあたり約264円)
ミールキット以外で、たまには「いいお肉を…」と手を出しそうになる生の鶏肉。特に「抗生剤不使用」といった表示を見ると、子どもたちの健康を考えてついカートに入れてしまいそうになります。
しかし、冷静に比較すると、スーパーでも同等品質の「抗生剤不使用」や「国産鶏肉」が、100グラムあたり170円前後で手に入ります。オイシックスで買うと、100グラムあたり約264円。これは、スーパーと比較して約1.5倍も高い計算になります。
確かに品質は良いのかもしれませんが、鶏肉は日常的に使う食材。これだけ価格差があると、家計への負担はかなりのものになります。食材宅配サービスの「未加工の食材はスーパーより高いのが当たり前」という鉄則を改めて実感させられた一品でした。
まとめ
手取り32万円、ローン17万円という家計で、食費に4万円をかけ、そのうち1万6千円をオイシックスに投資する。一見、無謀な選択に見えるかもしれません。しかし、僕たち夫婦にとって、オイシックスは単なる食材宅配サービスではありません。
それは、家族の健康を守るため、日々の料理のストレスを軽減するため、そして結果的に無駄な外食費や惣菜代を削減し、時間と心のゆとりを生み出すための「戦略的投資」なんです。
確かに、スーパーの特売品を追いかけるような節約術とは異なります。しかし、我が家の家計状況とライフスタイルを総合的に考慮した時、オイシックスは、僕たち家族のQOL(生活の質)を向上させるために、なくてはならない存在になっています。
「食費は抑えたいけど、毎日のご飯作りと健康は諦めたくない」と感じているなら、一度「貧乏なのにオイシックス」という選択肢を、検討してみるのも手です。