買ってはいけない冷凍サバの特徴
冷凍サバは手軽に調理でき、栄養価も高いため、家庭の食卓に欠かせない存在です。しかし、すべての冷凍サバが同じ品質とは限りません。
買ってはいけない冷凍サバの特徴として、パッケージに霜が多く付着しているもの、原産地・加工地が不明瞭なもの、添加物が多く使用されているものが挙げられます。
それぞれ、確認していきましょう。
1.パッケージに霜が多く付着しているもの
購入をさけたいサバ特徴として、パッケージに霜が多く付着ているものが挙げられます。霜が多くついているのは、冷凍庫内の温度管理ができていない証拠です。
冷凍食品に霜がつく原因として、適切な温度管理がされていない可能性も考えられます。
サバにはヒスチジンという成分が多く含まれており、解凍する際にヒスチジンがヒスタミンへ変換されることがあります。ヒスタミンは食中毒を起こす危険性があり、体調に悪影響を及ぼします。
ヒスタミンは熱に強く、調理するだけでは除去できません。ヒスタミンを含む食品を口に入れると、くちびるや舌先に通常と異なる刺激を感じることがあるため、その場合は食べずに処分しましょう。
2. 原産地・加工地が不明瞭な商品
信頼できる冷凍サバを選ぶうえで、原産地や加工地の表示は重要です。原産地や加工地の情報が不明瞭な商品は、産地偽装などの危険性があります。
日本では加工度の低い一部の食品に対して原産地・加工地の表示が義務付けられています。
安全性を重視するなら、「国産」または「信頼のおける国の産地」が記載されているものを選びましょう。

信頼のおける国の産地って具体的にどこなの?

ノルウェー産のサバがおすすめ。サバが育つ環境としてぴったりなんだ。ノルウェーの冷たく澄んだ海と、政府によって管理された漁獲量、最先端の冷凍技術で安全と品質を最優先に考えた丁寧な加工を経て日本に届けられてるんだって。
基本的な表記方法は、原材料名の部分に生産(捕獲)した水域や国名がかかれております。製造者が、加工包装業者や販売業者にあたりますので確認してみましょう。

加工地がベトナムの冷凍鯖が多い印象だけど、それはどう?
加工地がベトナムの冷凍鯖が多いのは事実です。ベトナムで冷凍鯖の骨取り作業をするケースが多く、代表的な加工地といえるでしょう。
ベトナムには日本からの業務委託を受けた工場が多数存在しています。鯖などの水産物は、現地で骨取り作業をされた後、日本などに再輸出されるケースが多く見受けられます。
3. 添加物が多く使用されているもの
保存料や着色料など、添加物が多く含まれている冷凍サバも注意が必要です。
食品添加物が多く使用されることによって、過剰摂取となり中毒症状やアレルギー反応などの症状を引き起こす原因になります。
冷凍サバの加工方法や状態によっては食品添加物として、酸化を防ぐための「アスコルビン酸」や、黒変を防ぐ「亜硫酸塩」、または微生物の増殖を抑えるための「ソルビン酸カリウム」などが使用される場合があります。
これらは、コンビニ食品やお菓子等にもふくまれておりますので、極力選ばないように注意しましょう。
サバにはたくさんの旨味や栄養成分が含まれています。無添加のものを選び、サバ本来の味を楽しんでみましょう。
サバの健康効果についてエビデンスはある?
サバの魅力はその美味しさだけではありません。近年では、サバに含まれる栄養素がさまざまな健康効果をもたらすことが、科学的にも証明されています。
代表的な2つの健康効果である生活習慣病の予防と身体機能の維持についてご紹介しますので、それぞれ確認していきましょう。
エビデンス1:EPA・DHAによる生活習慣病予防
サバには、生活習慣病の予防に効果があると言われています。青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)が豊富に含まれているからです。
オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)は、体内で抗炎症性の生理活性物質に変換されアレルギー疾患や慢性炎症を軽減する効果や中性脂肪を減らし血管の柔軟性を高めることによって血液をサラサラにしてくれる効果がみられます。
EPA・DHAには、他にも脳の働きのサポートをしてくれる栄養素です。子どもの脳の発育をサポートや認知機能の維持や記憶力のサポートをする働きもあります。
参考:オメガ3系脂肪酸について
エビデンス2:豊富な栄養素で身体機能を維持してくれる
サバには多くの栄養素が豊富に含まれており身体機能の維持に貢献しています。特に、良質の動物性タンパク質やビタミン類、鉄、といった身体を作る上で必要な栄養素がそろっています。
タンパク質は、筋肉や骨などの身体の材料です。また、ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨を強くする役割があります。ビタミンB1は、糖をエネルギーに変える代謝を助ける働きがあります。
ビタミンB12と鉄は、赤血球の生成や神経機能の維持にも重要です。不足するとめまいや倦怠感などの貧血症状が出ることもあり、貧血予防にもなります。
鯖の栄養成分:https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=10_10154_6
冷凍サバについての疑問
冷凍サバに関するよくある質問について解説していきます。
半身1つあたりのタンパク質は?
冷凍サバの半身(約100g〜150g)には、約20g〜25g程度のたんぱく質が含まれています。
これは、成人が1日に必要とするタンパク質の約1/3に相当します。
サバの種類や干物などの状態によって多少変動がありますが、主な国産のサバのタンパク質は、マサバの半身(100g)約20g、ゴマサバの半身(100g)約23gです。
アレルギーはある?
サバはアレルギーの原因となる可能性がある魚です。
サバを食べた後にじんましん、吐き気、喉のかゆみなどの症状が出る可能性があるので、これらの症状がみられた場合は早急に病院へ受診しましょう。
参考:食物アレルギーとその症状
鯖にもアニサキスは寄生する?
サバにもアニサキスが寄生する可能性があります。しかし、冷凍処理されたサバ(−20℃で24時間以上)では、アニサキスは死滅します。市販の冷凍サバはほとんどがこの処理を済ませており、加熱調理すればさらに安全です。
アニサキスは目視で確認できます。2〜3mmの白色の太い糸のものがアニサキスなので、事前に確認してみてください。
参考:魚種別アニサキス寄生状況
サバを食べないほうがいい人は?
魚アレルギーを持っている方、痛風や高尿酸血症の方(サバはプリン体が多め)、血液をサラサラにする薬を服用中の方(EPAとの相互作用の可能性あり)は、気になる場合は医師に相談しましょう。
上記の方以外でも過剰摂取は良くないので、適量を守るようにしてください。
冷凍のまま調理できる?解凍してから?
冷凍サバは、基本的には解凍してから調理しましょう。解凍方法は、冷蔵庫でゆっくり半日ほど解凍してください。
どうしても急ぐ場合は流水解凍(パックのまま10〜15分程度)をおすすめします。商品によっては、冷凍のまま調理できる商品もあるので確認してみましょう。
解凍する際に、常温で解凍するのは危険です。常温でおいておくと、冷凍時に活動を停止していた細菌が一気に繁殖することがあり、特に夏場は危険なので注意しましょう。
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