赤ちゃんの離乳食にそろそろ「調味料」を使ってみようかな?と考え始める時期になると、まず気になるのが「醤油」の使い方ではないでしょうか。
大人にとってはなじみ深い調味料でも、赤ちゃんにとっては塩分や添加物の影響が気になるところ。いつから使っていいの?どのくらいの量なら大丈夫?どんな醤油を選べば安心?といった疑問が次々と出てきますよね。
この記事では、離乳食での醤油の使用開始時期や使い方のコツ、選ぶときに気をつけたいポイントまで、わかりやすくまとめました。
赤ちゃんの味覚を大切にしながら、無理なく取り入れられる醤油の選び方を一緒に見ていきましょう。

お醤油って美味しいよね

赤ちゃんも食べたくなっちゃうよね。

そうだね。でも、赤ちゃんに使うには、ちょっとしたコツがあるんだ。ちゃんと知っておくと安心だよ。
離乳食で醤油はいつから使える?
赤ちゃんに初めて醤油を使うときには何を気をつけたらいいの?気をつけたいことや、上手な使い方などをお伝えします。
赤ちゃんの体を考えて、量や調理法を調整して使っていきましょう。
離乳食後期(生後9〜11ヶ月)が目安です
赤ちゃんに醤油を使い始めるタイミングは、生後9〜11ヶ月の離乳食後期がひとつの目安。早すぎる塩分摂取は、腎臓への負担や濃い味への慣れにつながる心配があります。

9ヶ月になったら、ちょっとだけおしょうゆOKってこと?

うん。ほんのちょっとだけ。うどんとかスープに、1滴たらすくらいがちょうどいいみたいだね
初めて使うときは、加熱した料理にごく少量(1滴ほど)から。うどんや野菜スープにほんのり香りづけする程度が、赤ちゃんも自然と受け入れやすい量です。
完了期や1歳以降の使い方
1歳を迎えるころには、小さじ1/4〜1/2ほどの量まで使えるようになりますが、毎日使うのではなく時々使う程度にとどめておくのが安心です。

1歳になっても気をつけなきゃいけないんだね。

使える量は増えるけど、“ときどき”ってくらいが安心だよね。
醤油の役割は、素材の味を引き立てること。納豆に少し加えたり、野菜の煮物や炊き込みご飯に使ったりと、無理なく自然に取り入れるのがおすすめです。
醤油に潜む添加物の危険性
市販の醤油には、赤ちゃんには気になる添加物が含まれていることも。赤ちゃんの体にやさしい醤油を選ぶために、避けたい成分や選ぶときのポイントをお伝えします。

お醤油に添加物って入っているの?

そうなんだ。添加物は赤ちゃんには刺激が強いから、入ってないかちゃんと見て選ぶのが大事なんだよ
酒精(アルコール成分)に注意
酒精とは、醤油を保存するために使われるもの。ですが、加熱せずに使うとアルコールが残ってしまうことも。
赤ちゃんの離乳食には、「無添加醤油」や製造過程で加熱処理をしている醤油を選ぶのが安心です。

えっ!おしょうゆにお酒が入ってるの!?

保存のために入っているんだ。赤ちゃんには、加熱した料理で使わないとね。
そのままかけて使うものは避けて、煮物や炒め物など火を通す料理で使いましょう。
たんぱく加水分解物は強いうま味成分
たんぱく加水分解物は、人工的に作られたうま味成分のひとつで、加工醤油によく使われています。味がしっかりする反面、赤ちゃんには刺激が強すぎることも。

うま味があるのに、ダメなの?

しっかりしすぎる味は、赤ちゃんには刺激が強いんだよ。“無添加”って書いてあるのを選ぶと安心だね。
「無添加」や「本醸造」と書かれた醤油を選べば、こういった成分を避けやすくなりますよ。
カラメル色素は見た目だけの添加物
カラメル色素は色を濃く見せるための添加物で、味や栄養に関係ありません。赤ちゃんには、見た目より原材料のシンプルさを優先して選ぶのがポイントです。

黒くておいしそうに見えるのに、意味ないんだ!

見た目にだまされちゃいそうだよね。味と安全性が一番!
醤油の塩分には注意が必要
普通の醤油は15〜16%、減塩でも8〜10%と塩分が多め。赤ちゃんの体には負担が大きくなるので、薄めて使うか、減塩タイプを選ぶようにしましょう。

しょっぱいのって、おいしいのにな〜

そうだけど、赤ちゃんの体にはしょっぱすぎるのは負担になるんだ。減塩タイプをちょっとだけ使うのがいいね。
アレルギー成分もチェック
醤油には「大豆」や「小麦」など、アレルギーを引き起こす可能性のある原料が含まれています。最初に使うときはほんの少しだけにして、体調の変化や肌の様子をよく見ながら使いましょう。
気になる症状が出たときは、すぐに使用をやめて医師に相談してください。

お醤油でもアレルギーってあるの?

大豆とか小麦が入っているから、注意が必要なんだ。最初はほんの少しだけ使う方が安全だね。
必ず加熱して使いましょう
酒精や雑菌の影響を防ぐためにも、離乳食に使うときは必ず加熱することが大切です。スプレー式のかけ醤油など、加熱しない使い方は避けましょう。
煮物や炒め物など、しっかり火を通す料理で使うのが安心です。

ごはんにそのままかけちゃダメ?

う~ん、火を通さないと雑菌とかアルコールが残ることがあるんだ。炒め物や煮物で使うのが安心だね。
離乳食として使う醤油を選ぶポイント
赤ちゃんの体にやさしい醤油を選ぶために、チェックしたいポイントをまとめました。安心して使える調味料を選ぶためのヒントをお伝えします。
原材料は「大豆・小麦・食塩」のみが理想
シンプルな本醸造タイプで、原材料が「大豆・小麦・食塩」だけの醤油がベスト。余計な添加物が入っていないので、赤ちゃんにも安心です。

シンプルなほうがいいんだね

そうそう。余計なものが入ってない、本醸造の醤油が赤ちゃんにはぴったりなんだ
パッケージの表示をチェック
「無添加」「赤ちゃんにもOK」などの表示があるかを確認しましょう。とくに市販品は商品ごとに違うので、裏面の原材料表示をよく見ることが大切です。
ネット購入の場合は、レビューや質問欄で他のママパパの使用感をチェックするのもおすすめです。

“無添加”って書いてあるのを見つければいいんだね!

うん!あと裏の原材料もちゃんと見ると安心だね
減塩醤油のほうがいい?
減塩醤油は、通常より25〜50%ほど塩分が少なめで、赤ちゃんにもやさしい選択肢です。量に気をつけながら使えば、素材の味を活かした調理がしやすくなります。
離乳食におすすめの市販の無添加醤油
ここでは、赤ちゃんの離乳食に安心して使える「市販の無添加醤油」をいくつかピックアップしてご紹介します。初めての醤油選びに迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください。
【味千汐路 】Ofukuro 有機まるごとベビーフード 有機ベビーだし醤油
商品の特徴
- 有機野菜のエキスたっぷりのだし醤油。
- 有機原料のみを使用し、離乳食期の赤ちゃんにも安心。
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【大徳醤油】 丸大豆醤油 1800ml
商品の特徴
- 化学調味料や合成保存料を一切加えていない無添加醤油
- 国産大豆100%使用
- ポストハーベスト汚染や遺伝子組み換えの心配なし
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【フンドーキン】吉野杉樽天然醸造醤油 500ml
商品の特徴
- 厳選された国産丸大豆・国産小麦・天日塩を使った天然醸造の丸大豆醤油
- 香りとまろやかなうまみがあり、離乳食の風味付けに最適
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まとめ
離乳食で醤油を使い始めるのは、生後9〜11ヶ月ごろの離乳食後期からが目安。最初は加熱して、ほんの少し(1滴程度)からスタートするのがポイントです。
選ぶときは、無添加・減塩タイプを選び、原材料や添加物の有無をよく確認しましょう。塩分やアルコール、アレルギーの心配が少ないものを選ぶことで、赤ちゃんの体にやさしい食事作りができます。
↓記事にも無添加醤油をまとめてるので併せて見てみてください


お醤油って、赤ちゃんに使う時はいろいろ気をつけないとなんだね〜

少しずつ食べて慣れてもらうと安全だね。赤ちゃんの味覚を大切にしながら、うまく取り入れていきたいね。