手軽に購入でき、そのまま食べても調理しても美味しく、使い勝手のいい豆腐は、私たちの食卓に欠かせませんよね。
実は、豆腐にも様々な添加物が使われていることをご存じですか?
今回は、豆腐に使用されている添加物について解説します。
この記事を読んで、本当に安全で美味しい豆腐を見つけましょう。
豆腐の添加物は危険?
豆腐には、凝固剤、消泡剤、レシチン(大豆由来)などの食品添加物が使用されていることがあります。
凝固剤
硫酸カルシウム、塩化マグネシウム(にがり)、グルコノデルタラクトン、塩化カルシウム
古くから、にがりは豆腐を固めるために使用する凝固剤として有名ですが、近年では、にがりを使わず、化学物質で固められた安価な豆腐がたくさん出回っています。
例えば、グルコノデルタラクトンは保水性に優れているため、にがりを使用する場合に比べて、少ない大豆で簡単に大量の豆腐が作れます。
消泡剤
油脂系消泡剤、グリセリン脂肪酸エステル(他の食品に乳化剤としても使用されている)、シリコーン樹脂
大豆の加熱時に発生しやすい泡を消すために加えます。泡を消すことで、腐敗しにくく、かつなめらかな豆腐を作ることができます。
消泡剤は、加工時に消失もしくは加工後に微量に残る程度しか含まれないことから、加工助剤として扱われます。そのため、添加物として表示されないことがあるので、注意してください。
レシチン(大豆由来)
大豆由来のレシチンは天然由来の乳化剤で、安全性は高いと言われています。しかし、原材料の大豆が遺伝子組み換えの可能性が高いとの指摘があるため、避けたい添加物です。
安全な豆腐を見分ける5つの方法
実際に、安全で美味しい豆腐を見分けるための方法を解説します。
安全な豆腐の見分け方①大豆の産地
遺伝子組み換え作物やポストハーベストを避けるために、国産大豆を選びましょう。
日本国内で栽培されている商用作物は、遺伝子組み換えが認められていないため、確実に避けることができます。また、ポストハーベストについても、日本では認めれれていないため、国産であれば安心です。
遺伝子組み換え作物については、アレルギーを誘発する可能性が考えられており、また長期的な影響もわからないため、避けたいと考えています。
ただ、プレハーベストについては、一部の地域で行われているとの報告があるため、避けるためには必ず確認が必要です。
安全な豆腐の見分け方②にがりは粗製海水塩化マグネシウム
にがりの主成分は、塩化マグネシウムで、海水から塩化ナトリウムを取り除いた残りのものからできています。
それから、海水から塩化ナトリウムと塩化カリウムを取り除いたものである、粗製海水塩化マグネシウム(塩化マグネシウム含有物)もにがりとして表記されてます。
どの凝固剤も安全性に問題はないと言われていますが、長期的な摂取による身体への影響やその他の食品添加物との作用など不明な点があります。
また、にがり以外の物質で固められた豆腐は、使用大豆量が少ない場合があり、味が落ちると思われる一方で、にがりは、大豆の甘みなどを引き出す役割も担っているためおすすめです。
安全な豆腐の見分け方③消泡剤不使用
加工助剤として扱われるため、摂取しても問題ないのではと思うかもしれませんが、長期的に摂り続けることや他の食品添加物との関係については試験されていないため、安全性が曖昧で避ける方が無難と考えます。
安全な豆腐の見分け方④その他の添加物(レシチン)不使用
大豆由来のレシチンを使用している場合、原材料の大豆に遺伝子組み換え作物を使用している可能性が高く、アレルギーを誘発する危険性が懸念されるため、避けるべきだと考えます。
安全な豆腐の見分け方⑤充填豆腐か生豆腐か
充填豆腐、生豆腐(木綿豆腐、絹ごし豆腐、寄せ豆腐)の違いは、豆腐を水にさらしている(アク抜きがされている)かどうかです。
大豆本来の風味をより感じたい場合は、充填豆腐がおすすめです。
また、充填豆腐は、容器ごと加熱殺菌しているため、賞味期限が長いのも特徴です。
豆腐の添加物は危険?選び方と安全性のまとめ
安全性は高いものの、いくつかの添加物が含まれていることがわかりました。
赤ちゃんからお年寄りまで、手軽に食べられる食品なので、できる限り安心安全な商品を選びたいですよね。
ぜびこの記事を参考に、安心安全で、美味しい豆腐を見つけてみて下さい。