「離乳食にツナ缶を使いたいけど、油や塩分が濃すぎないか心配…」
「水銀や添加物のリスクを考えると、どのツナ缶を選べばいいか分からない!」
手軽にタンパク質やDHAを補給できるツナ缶(シーチキン)は、忙しい離乳食期に欠かせない時短食材ですが、大人用のツナ缶をそのまま赤ちゃんに与えるのは配慮が必要です。
塩分の摂りすぎだけでなく、調味液に含まれる添加物やオイルが赤ちゃんの消化器官に負担をかけてしまう可能性も考慮し、慎重に選びたいところです。
この記事では、
- ラベルで見かける「ホワイト」や「ライト」の違い
- 水銀リスクを考慮した魚の選び方と公的根拠
- 【月齢別】1食あたりの摂取目安量(g)
- 塩分・添加物を徹底的に抑えるための選び方
- 市販のおすすめツナ缶と、余った時の保存術
ラベルにある「ホワイト」と「ライト」って何が違うの?
スーパーの棚でよく見る「ホワイト」と「ライト」という表記は、実は使われている魚の種類を表しています。「ホワイト」は「びんながまぐろ」が原料で、身が白くて上品な味わいが特徴。離乳食には最高級品とされています。
一方、「ライト」は「きはだまぐろ」や「かつお」が原料で、身が少し赤みがかっており、手頃な価格で日常使いしやすいのが特徴です。どちらも離乳食に使えますが、よりマイルドな味を好むならホワイトがおすすめです。
赤ちゃん離乳食に安心なシーチキンツナ缶の選び方
1. 原材料(魚種)を確認する
低脂肪で安心感があるのは「かつお」
かつおは、まぐろに比べて脂質が少なく、さっぱりとした味わいです。また、魚のサイズが小さいため、食物連鎖による環境由来物質の蓄積リスクも比較的低いとされており、初めてのツナ缶としても取り入れやすい種類です。
食感の良さとDHA重視なら「まぐろ」
まぐろ(特にきはだ・びんなが)は、赤ちゃんの発育を助けるDHAやEPAが豊富に含まれています。かつおよりも身が柔らかいものが多いため、赤ちゃんの好みに合わせて選んであげると良いでしょう。
2. 無添加・食塩不使用を選ぶ
赤ちゃんの消化器官は未発達なため、塩分と添加物には注意してあげましょう。過剰な塩分は内臓に負担をかける可能性があるため、できる限り塩分控えめ、無添加、または添加物がなるべく少ないものを選ぶことが大切です。
原材料表示をきちんと確認し、赤ちゃんに優しい商品を選びましょう。オイル漬けではなく、水煮(ノンオイル)を選ぶのも良いです。
3. 離乳食には「フレークタイプ」が断然おすすめな理由
ツナ缶には、身が塊の「ソリッド」と、細かくほぐされた「フレーク」があります。離乳食には、自分でほぐす手間が省ける「フレークタイプ」が圧倒的に便利です。そのまま裏ごししたり、刻んだりする工程がスムーズになり、忙しいママ・パパの味方になってくれます。
離乳食に最適!市販のおすすめ無添加シーチキンツナ缶4選
【はごろもフーズ】まぐろと天然水だけのシーチキン純

商品の特徴
- まぐろと天然水だけでつくった究極にシンプルなシーチキン
- 食品添加物・オイル・食塩すべて不使用
- 1缶あたりのカロリー数は52kcal
- 料理に使いやすく食べやすい細かいフレーク形状
【いなば食品】ライトツナ 食塩無添加・オイル無添加

商品の特徴
- オイル無添加、食塩無添加
- 一般的な油漬のツナに比べカロリーは約1/4で低カロリー
- 野菜スープの旨味で、調味料なしでも食べやすい
【伊藤食品】美味しいツナ まぐろ水煮フレーク 食塩不使用

商品の特徴
- 国産の乾燥野菜を煮出した特製野菜スープでまぐろを煮込み、魚臭さなし
- 化学調味料、7大アレルゲン不使用
- 1缶あたりのカロリー数は48kcal
【KAMOME】ライトツナフレーク 水煮 食塩不使用

商品の特徴
- 凝縮された有機野菜スープで味付けされた贅沢なツナ
- 国内工場で丁寧に手削りされた原材料を使用
- 素材の良さを追求したいパパママにおすすめ
離乳食でツナ缶はいつから与えていい?
ツナ缶は、赤ちゃんの消化機能が整い始める離乳食中期(7~8ヶ月頃)から試すことができます。
初めて与える際は、少量から始め、様子を見ながら、アレルギー反応がないか(発疹、嘔吐など)を確認することが大切です。
【月齢別】ツナ缶の1食あたりの摂取目安量(g)
赤ちゃんの成長に合わせて、1回あたりにあげてよい目安量は変化します。タンパク質の摂りすぎにならないよう、以下の量を参考にしてみてください。
- 中期(7〜8ヶ月):10〜15g程度
- 後期(9〜11ヶ月):15g程度
- 完了期(1歳〜):15〜20g程度
※これらは1食あたりのタンパク質源(魚)としての目安です。豆腐や納豆など他の食材と組み合わせる場合は、全体のバランスを調整しましょう。

初めて食べるときは、病院に行きやすい平日の午前中に試すのが安心だね!
気になる水銀のリスクは?厚生労働省の指針から見る安全な摂取量
「マグロ=水銀が心配」というイメージを持つ方も多いですが、厚生労働省の指針によると、ツナ缶によく使われる「キハダ」「ビンナガ」「メバチ(幼魚)」などは、水銀含有量が非常に少ない種類に分類されています。
本マグロなどの大型魚と違い、通常の離乳食の範囲内で週に数回与える程度であれば、過度に心配する必要はありません。適量を守って、良質なタンパク質を補給しましょう。
離乳食のシーチキンツナ缶に関するQ&A
ツナ缶は毎日あげても大丈夫?
ツナは便利な食材ですが、特定の栄養素の摂りすぎや偏りを防ぐため、週に1~2回程度に留めるのが理想的です。 他の白身魚や肉、豆腐などもバランスよく取り入れることが、健やかな体づくりに繋がります。
専用缶がない時に!普通のツナ缶の「油抜き・塩抜き」テクニック
赤ちゃん専用の食塩無添加タイプが手に入らないときは、大人用の「水煮(食塩あり)」や「オイル漬け」でも、下処理をすれば使えます。茶こしにツナを入れ、上から熱湯をたっぷり回しかけるだけで、余分な塩分や油分を落とすことができます。このひと手間で、赤ちゃんに優しい食材に早変わりしますよ。
アレルギーはない?
シーチキンは魚介類アレルギーの原因になる可能性があります。初めて与える際は少量から始め、数時間様子を見て、気になる症状が出ていないか確認しましょう。万が一、症状が出た場合は、直ちに医師に相談してください。
余ったツナは無駄にしない!離乳食用の「冷凍保存術」
ツナ缶は一度開けると傷みやすいため、残りはすぐに冷凍保存するのがコツです。製氷皿や小さじ1ずつの小分けトレーに入れて冷凍すれば、使いたい時に必要な分だけ取り出せて非常に便利です。保存期間の目安は、1〜2週間程度。平日の時短調理にぜひ活用してください。
安全なシーチキンの調理方法
| 初期(5〜6ヶ月) | ✕ | 消化器官の発達に合わせて、まだ与えません |
| 中期(7〜8ヶ月) | ○ | ペースト状にする |
| 後期(9〜11ヶ月) | ○ | 細かく刻んで、他の食材と混ぜる |
| 完了期(1歳〜) | ○ | 小さくほぐしてそのまま、または和え物に |
中期(7~8ヶ月):ペースト状にする
7~8ヶ月の赤ちゃんには、シーチキンをフォークなどで細かくほぐし、ペースト状にして与えましょう。オイル漬けの場合は油分を丁寧に切り、水煮を選ぶのがスムーズです。必ず加熱して、柔らかくしてから与えてください。
後期(9~11ヶ月):細かく刻んで、他の食材と混ぜる
9~11ヶ月頃には、包丁で細かく刻み、野菜や豆腐などの他の食材と混ぜて調理しましょう。柔らかく煮込むことで、より食べやすくなります。
完了期(1歳~):小さく切ってそのまま、または他の食材と組み合わせる
1歳頃からは、小さくほぐしてそのまま与えても問題ありません。野菜と混ぜて炒め物にしたり、うどんのトッピングにしたりと、アレンジの幅が広がります。
まとめ
離乳食に使うツナ缶は、水煮(ノンオイル)かつ食塩無添加タイプが最適です。
ツナは生後7~8ヶ月頃から活用でき、タンパク質やDHAを手軽に補える優秀な食材です。今回紹介した保存術や「油抜き・塩抜き」のテクニックを参考に、安全で美味しい離乳食作りを楽しんでくださいね。

