離乳食のウインナーはいつから食べていい?
赤ちゃんにウインナーをあげていいのは、いつ頃からなのでしょう?アレルギーや消化のことも考えると、きちんとした目安を知っておきたいですよね。

いつからウインナーって食べていいの?1歳になる前でもいいのかな?

だいたい1歳くらいからが目安かな。ウインナーには卵とか牛乳が入ってることが多いから、はじめは少しだけあげるようにすると安心だよ。
赤ちゃんにウインナーをあげ始めるなら、目安は離乳食後期(生後9〜11か月頃)から、できれば完了期(1歳以降)がおすすめです。
ウインナーには卵や牛乳が使われていることが多く、アレルギーが出やすい食材でもあるので、慎重に進めましょう。
また、市販のウインナーは加工された材料が使われていることも多く、消化器官がしっかりしてくる1歳以降が安心です。
ウインナーに使われる材料と赤ちゃんへの影響

卵とか牛乳って、赤ちゃんにとってあぶない場合もあるの?

うん、赤ちゃんの体はまだ未熟だからね。アレルギーが出やすい食材は、最初は単品で、少しずつ慣らすのが大切だよ。
ウインナーには、卵や牛乳、ゼラチンといった食材がよく使われています。でも、これらの材料は、アレルギーを起こしやすい食品でもあるんです。
もしアレルギーが心配な場合は、卵や乳を使っていない豆乳ベースのウインナーや、やさしい素材で作られたものからスタートすると安心ですよ。
どんな材料が使われているかをしっかり確認することが、安全にウインナーデビューをするポイントです。
離乳食でウインナーを食べるメリット
ウインナーには気をつけたい点もありますが、選び方や調理の工夫次第で離乳食のお助けマンになる食品です。
手軽にタンパク質を補えたり、料理の時短になったり、食欲を引き出してくれたりと、パパやママにとっても心強い味方。
でも、あくまで補助的な役割にとどめて、主食やメインのタンパク源にはしないのが基本なんです。

ウインナーって便利!

うん、ちゃんと選べばごはん作りの強い味方になるんだよ
手軽にタンパク質が補給できる
ウインナーはすでに加熱されているので、そのまま切ってちょっと料理に加えるだけでタンパク質を足せます。
お肉そのものを食べにくい子でも、ウインナーは味になじみやすく、食べやすいのも魅力です。ただし、脂質や塩分は多めなので、使い過ぎはオススメできません。

おいしいからいっぱい食べたくなっちゃうよ〜。

うん。でもそこが注意ポイントだよ。少しだけ使うのがコツなんだ
あくまで補助的に使うのが安心なんです。[たまひよ]にウインナーの上手な取り入れかたが載っているので参考になりますよ。
食欲を引き出す風味と食感
煮込むとスープにうま味が溶け出し、野菜だけではちょっと食べづらい料理もぐんと食べやすくなるウインナー。
香りや味わいが加わることで、食欲が落ちてい赤ちゃんも食べやすく、パパママもとってありがたいですよね。

ウインナーのにおいって、すごくおいしそう〜ってなるよね!

そうだね。香りって食欲をアップさせる大事なポイントなんだ
離乳期は「味覚を育てる大切な時期」でもあり、薄味を基本に、いろいろな食材を経験させる時期です。
ほんの少しのウインナーを風味づけに使って、色々な食材を経験させてたいですね。
調理の時短になる
ウインナーは加熱済みで、冷凍や小分け保存もできるので、忙しい日の準備にとても便利。チャーハンやスープに加えるだけで一品が完成するので、時間を節約しながら栄養バランスを整えられるのは大きな助けになります。

時間がない時にすごく助かるんだね。

うん。冷蔵庫にあると安心する食品の一つかもしれないよ
市販ウインナーに含まれがちな添加物
市販のウインナーには、卵や乳成分の他に、「長く保存できるように」「見た目や風味をよくする」目的で、いろいろな添加物が使われることがあります。

ウインナーって赤くてツヤツヤしてるけど、それもなにか入ってるの?

実は、発色剤とかが使われてることが多いんだ。でも、赤ちゃんにはいらない成分なんだよ。
離乳期の赤ちゃんは腎臓や消化の働きがまだ未熟。添加物は体の負担になることもあるんです。
[ベビーフード協議会の自主規格]でも「添加物は必要最小限に」と定められているように、赤ちゃんの食事は素材の味を大切にして、できるだけ添加物を避けるようにしましょう。
発色剤(亜硝酸Na)
ウインナーの赤い色をきれいに保つためによく使われる添加物です。見た目はよくなりますが、赤ちゃんには必要のない成分です。
保存料・酸化防止剤
食品を長持ちさせるために加えられる成分ですが、「少量を作って、すぐに食べる」のが基本の離乳食では、本来必要ではない成分といえます。
調味料(アミノ酸等)
うま味を強めるために入れられることが多いですが、その分味が濃くなりやすいのが特徴です。離乳期は味覚を育てる大切な時期なので、赤ちゃんにはできるだけ自然な食材の味を覚えてほしいですね。
離乳食として使うウインナーを選ぶポイント
加工物であるウインナーを、赤ちゃんに安心してあげるためには、パッケージの成分表示や使われている素材をしっかり確認することが大切です。
ここでは特に見ておきたい3つのポイントを紹介します。
無添加であること
体の機能がまだ未発達な赤ちゃんには、発色剤や保存料、化学調味料などが入っていない「無添加」のウインナーがおすすめ。

“無添加”って書いてあると安心なの?

余計なものが入ってないっていう目印になるからね。
特に「無塩せき」と表示されている商品は、一般的に使われる発色剤(亜硝酸Na)が入っていないので安心ですよ。
使用されている素材の安全性
お肉や野菜が国産かどうか、飼育方法や飼料に配慮されているかなども、安心につながるチェックポイントです。

どこのお肉かも大事なんだね〜

うん。食べたものや育った環境が材料のお肉に影響するからね。どこで育ったかも大事なポイントなんだよ
普段からラベルを確認する習慣をつけるといいかもしれませんね。
皮なし・塩分控えめタイプを選ぶ
[たまひよ]にも書かれているように、皮つきのウインナーは弾力があり、噛み切りにくいので窒息の心配があります。
離乳食に使う時は、はやわらかい皮なしタイプを使うのが基本で、さらに塩分が少なめのものなら、腎臓に負担をかけにくいので安心です。
食べやすさと安全性の両方を満たした商品を選んであげたいですね。

たしかに!皮があると噛みにくいもんね〜

そうだよね。だから赤ちゃんには皮なしで柔らかいやつを選んであげたいね
離乳食におすすめの市販の無添加ウインナー
【丹沢ハム工房】皮なしベビーウインナー 120g 6袋
商品の特徴
-
完全無添加の商品なので離乳食にも安心して使用できる
- 皮なしで柔らかいので、幅広い調理で使える
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【生活クラブ】ポークウインナー
商品の特徴
- 国産の豚肉を使用した、発色剤不使用の無塩せきウインナー
- 化学調味料、乳たんぱく、小麦でんぷん不使用で離乳食使いでも安心
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【平田牧場】日本の米育ち三元豚 極み皮なしウインナー(75g)
商品の特徴
- 亜硝酸塩、保存料、着色料、酸化防止剤、化学調味料、不使用
- 独自のだし仕立ての製法で作られた無添加ソーセージ
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まとめ
離乳食にウインナーを取り入れるときは、アレルギー症状や、与える時期や量、商品選びに気をつけることが大切です。
選ぶときのポイントはこの3つです。
-
無塩せき・無添加・皮なしタイプを選ぶ
-
国産素材や安全性にこだわった商品を選ぶ
-
1回5gくらいを目安にして、野菜や主食と組み合わせて補助的に使う
ウインナーは、手軽にタンパク質や風味をプラスできる便利な食材。ただし、毎日の主役にするのではなく「時短や補助食材」として取り入れるのがおすすめです。

毎日はダメだけど、ちょこっとならいいんだね〜

そうだね。上手に使っていきたいね
上手に選んで活用すれば、赤ちゃんの味覚を育てながら、栄養バランスのとれた食事づくりに役立ちますよ。