生協の宅配サービスを使うと、忙しい毎日の中でも家で商品を選ぶだけなので、時間と体力を節約でき、便利ですよね。
商品は、組合員に向けて厳選され、生鮮食品は地元の食材で安心感があり、オーガニック食品やアレルギー対応食品などの扱いが多い点も嬉しいポイントですよね。
しかし、使い方によっては不便を感じることもあります。
今回は、生協宅配サービスのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
特に、これから利用を考えている方にとって、知っておくべきポイントを紹介します。
1年続けて分かった生協宅配のデメリット
希望日に配達してもらえない
生協の宅配サービスでは、配達日を自分で選べないことがよくあります。
固定された配達スケジュールに合わせる必要があるため、以下のような問題が起こりがちです。
- 自分の予定と配達日が合わず、商品を受け取るのが難しくなる。
- 突然の予定変更があっても、配達日の調整がきかない
- 急な仕事や用事で家を空けるときに、配達を受け取れない
- 商品が必要なときにタイミングが合わないと、別の方法で急遽購入しなければならない。
便利な宅配サービスではありますが、諸事情により配達日とタイミングが合わず、受け取りに困ることがあります。
注文の中身や季節によっては、置き配で十分なこともありますが、生鮮食品や冷凍食品を頼んでいるのに、何時間も外に置いておく場合、受け取りをどうするかが悩みのタネになってしまいます。
生鮮・冷凍食品を頼んでいなくても、暑い日や暖かい日の置き配は、なるべく早く帰宅したいところで、同じようにスケジュールで悩むことになってしまいます。
これは宅配サービスのデメリットですよね。
そもそも、一言で「生協」と言っても、実は地域ごとに別の団体が運営しています。
「コープ・生協の宅配」のHPで調べると分かりますが、
「愛知県にお届け可能なコープ・生協の宅配6件」や「福岡県にお届け可能なコープ・生協の宅配2件」のように、1つの県のなかに複数の生協がある場合も多いです。
「隣の市では対応してくれるのに、ウチの市では対応してくれない」といったこともあります。
一部の生協では、利用者がある程度、配達時間を指定できるサービスを提供している場合があります。
反対に、配達日が週に1回や2回と決まっている生協もあります。
お住いの地域によって配達時間や配達頻度、変更への融通の利きやすさが異なるので、利用前にしっかりと調べてから申し込むことが大切です。
基本的に配達は週1回
生協は週に1回や2回といった配達日に商品が届くスタイルなので、急に必要になった商品を注文してスグに届けてもらえません。
そして、注文締め切り時間がありますので、それを過ぎると、さらに待たなければならなくなってしまいます。
在庫切れの場合も待たなくてはなりません。
- 「注文締め切り時間」までに注文し、配達日まで待たなくてはならない
- 注文後の品切れや在庫不足で、さらに待たされることも。
「今スグに必要」「今夜の料理で必要」「明日のお弁当に入れたい」のような時には、近くの店舗に行かないといけません。
ネット通販が当たり前になり、注文した次の日に届くことが珍しくない中、「注文してスグに届かない」という点は生協宅配サービスのデメリットの一つです。
特に以下のような場合、不便を感じるかもしれませんので、生活スタイルと照らし合わせてみてください
生協でしか買わないもののストックがなくなった時はピンチ
料理は調味料一つで味や香りが変わります。生協が扱っている調味料の中には、近くのスーパーや店舗で扱っていないこだわりのものもあり、利用者に好評です。
生協の調味料を使っていて、うっかり切らしてしまった場合、他の調味料を使うと、いつもと味や香りが変わってしまいます。
添加物を気にする人は、生協の無添加調味料が手に入るまで、献立からその調味料を使う料理をあきらめることもあります。
調味料にかかわらず、食材にこだわりがある人にとって、「次の配達日まで待つ。」ということがストレスになるかもしれません。
何の料理にするか気分によってコロコロ変わる
配達日に合わせて、献立を考えていても、その日の気分で料理を変えてしまった場合、余る食材や足りなくなる食材がでてしまいます。
余った食材は保存すれば良いと思いますが、足らなくなった食材は買い足さなければなりません。
生協の宅配サービスの場合、早くても次の配達日まで待たなければいけませんので、「それなら他の購入手段で。」となる人もいることでしょう。
無計画な人は生協で無駄遣いしがち
生協の宅配サービスは「定期的なため、計画的に利用できる」という点が良いところです。
これは、食材や日用品を計画的に消費するという点だけでなく、家計の点からも管理しやすくなり、好評な点の一つです。
反対に、「普段はあまり計画的でない」という人は、宅配サービスで届いた食品・商品を余らせてしまったり、足りないものを結局は他のところで買い足したりすることになります。
時には、注文したのを忘れていて、同じものを2つ購入してしまうこともあるかもしれません。
生協の宅配サービスを利用するなら
- 定期的で計画的な消費
- よく使うものを切らさないようストックしておく
の2つを意識してみてください。
量が少ない
生協の宅配サービスを利用すると、商品によっては少なすぎたり、多すぎたりといった分量の問題に直面することがあります。
多すぎた場合は保存すれば良いですが、少なかった場合は、もう一品おかずを増やしたり、考えていたのと別の料理にしたりと手間が増えてしまいます。
生協のミールキットは2〜3人分の分量が多くて我が家の4人家族だと全然足りなかった、、
こういったことは時間の面だけでなく、家計的にも避けたいことですよね。この問題のポイントをまとめると以下となります。
- 販売されている商品の量が多すぎる、または少なすぎることがある。
- 提供される商品の量が自分の必要量と合わないことがある。
- 単身者にとっては量が多すぎて消費しきれないことも。
- 大家族では、提供される量が足りなくて不便。
食品の無駄遣いを避けたい、正確な量を管理したい場合には、この点を考えたうえで利用しなければなりません。
野菜の欠品が続くことがある
これは僕も結構困ったのですが、生協を利用してると、週の申し込みで野菜をチェックしてたのに、いざ配達ってときに「にんじんは今日は欠品で・・・」
「ジャガイモは今回は欠品です」
といったことも意外と多くありました。
野菜は自然のものなのでその時々の収穫具合で欠品になるのも致しかたないんですが、配達当日に「用意できませんでした」だとこちらの予定も狂ってしまいます。
生協の宅配を信用し切ってると痛い目を見るってこともありました。
個人的に野菜の欠品続きは大きなデメリットかなと思います。
野菜は届かないこと前提で構えてることが重要!
スーパーと比較すると全体的に価格は高め
生協宅配サービスの商品は、スーパーで買うよりも割高に感じることがあります。
生協の宅配が高い理由
- 配送料がかかる
宅配サービスは、ペットボトルの飲料水やお米など重い商品を自宅まで運んでもらえて便利ですが、配達手数料がかかります。しかし、
- 1回あたりの注文金額によっては無料または半額
- 子育て世帯やご高齢の世帯は無料または半額
- 2人や3人など複数人での共同購入で無料または半額
のような割引を行っています。
生協宅配ってスーパーみたいな特売、広告の品ってやってないの?
やってるよ!生協宅配アプリ眺めてると、その週の特売品は赤字で表示されたりするんだ。そういうのは通常より安くなってるから欲しい商品が割引されてたら迷わず買うよ
中にはスーパーより安い物も探すとあるんだよ。僕はそういうのをお気に入りに登録しておいて、毎回買うようにしてるよ
宅配サービスは、「家まで」「定期的に」「重い商品も」運んでくれることがメリットなので、価格だけでなく、時間や体力面など総合的に考えたうえでの利用がオススメです。
スポンサーリンク頼まない週でも手数料がかかる
利用したことがない人にとって盲点となりやすいのが、配送料以外のコストです。それは、
- システム利用料(システム手数料)
です。これは、配達がなくても発生する基本料みたいなもので、198円(税込)や88円(税込)・66円(税込み)など、各生協によって異なります。
この利用料は、「送料」として請求されている場合がほとんどで、一定額以上の注文金額で無料になります。
注文している時は気にならず、むしろ、注文をしなかった週にこそ気になるコストです。
残念ながら僕がみる限り、注文しない時に手数料が無料のコープは存在しない
「何も注文していないのに、お金かかるの?」て思っちゃうよね。
定期的な利用を継続できそうかどうかがポイントです。
自分がそれまで使ってた商品がないのが当たり前
生協に限ったことではありませんが、
- 特定のブランドや特殊な商品
- 大手メーカーであってもマイナーなラベル
などは取り扱いがない場合があります。「無添加」「オーガニック」「昔ながらの製法」「地元産」など、こだわりの商品の取り扱いが多い生協ですが、それでもラベルやラインナップ・ブランドによっては取り扱いがないことがあります。
醤油やみりんなど、液体で重い商品を家まで運んでもらえると思っていたら、目当ての商品の取り扱いがないということもあります。この場合は、諦めて他で購入するしかありません。
「カタログにあるものの中から選ぶ」という人は問題ないでしょうが、商品ごとにこだわりのある人は、利用前に、目当ての商品があるか確かめておきましょう。
醤油ひとつで味が変わっちゃうから、確認は大事だよね。
冷凍食品がどんどん溜まっていく、、、
生協の宅配は、生鮮食品だけでなく冷凍食品の取り扱いも豊富です。そして、「1週間分」などと思いながら選んでいるうちに、ついつい多く注文してしまうことがあります。
そうすると冷凍庫がパンパンになってしまいます。
- 冷凍庫のスペースが足りなくなる
- 新しい冷凍食品を追加購入できなくなる
- 賞味期限切れがおこることも。。
買いすぎて、冷凍庫に入りきらないと、届いたその日から予定外の冷凍食品を食卓に並べることになります。
また、当分は新たに冷凍食品を買い足せなくなります。
パンパンなの忘れて、アイス箱買いしたときは大変だったよ。
えー、それは困っちゃうよね。それから、油断しちゃって、賞味期限切れちゃったときも困るよね。
こうならないよう、購入時に、量や種類をしっかり計画することが重要です。
スポンサーリンクまとめ
生協宅配サービスには以下のデメリットがあります。
- 自分のスケジュールと配達日が合わない時に、受け取りの融通が利きづらい。
- 「注文締め切り時間」に間にあわない時、在庫切れの時は、商品が届くまでに、かなり待たなければならない。
- 商品によっては分量が少ないものがあり、他の商品や大容量のオプションの利用などを考えなければならない。
- 購入金額が一定金額を超えないと、送料やシステム手数料がかかり、割高になる。
- 注文してない週も、システム手数料がかかる。
- 取り扱いのないメーカーやブランド、ラベル、商品があり、こだわりのある人は、事前に調べておくべき。
- ついつい冷凍食品を買いすぎると、冷凍庫に入りきらず困ることに。
これらを理解し、生活スタイルに合わせることで、快適に利用できます。
生協宅配を始める前に資料請求やお試しセットを利用するのが◎
生協の宅配サービスを始める前には、資料請求やお試しセットを利用して、どのような商品があるか、価格はどの程度なのかを確認することが大事です
加入前にある程度、商品を試せれば自分の生活にどうフィットするかを把握しやすくなります。
また、加入前に利用条件やコストについてもしっかりと理解しておくことが大切です。
コープ宅配をやってみようと思ったら下記から無料資料請求や加入申込みができます。資料請求でコープの食品をプレゼントしてくれる地域もありますよ