離乳食が始まると、赤ちゃんに何をあげたら良いか悩みますよね。
特に、だし選びは重要です。市販のだしの中には、赤ちゃんにとって負担となる添加物が入っている場合も。
そこで今回は、赤ちゃんに安全な無添加だしについて紹介します。
赤ちゃんにとっての無添加だしって?
実は赤ちゃんにとって、だしは馴染み深い味。
昆布やチーズに含まれるグルタミン酸は、母乳のうま味成分でもあるからです。
既に知っている味なので、赤ちゃんは安心して受け入れることができます。
だしのアミノ酸は体を作るために必要なタンパク質の構成成分なので、日々成長する赤ちゃんの離乳食にはぴったりです。
なぜ離乳食に市販されている大人用のだしを使ってはいけないの?
ただし、大人用のだしを離乳食に使ってはいけません。
大人用のだしには塩分や、うま味調味料をはじめとする添加物など、赤ちゃんには不要なものが含まれているからです。
「味がしないご飯は可哀想」、「美味しいものを食べさせてあげたい」
と、無責任に言う人もいますが、そもそも大人の美味しいと赤ちゃんの美味しいは違います。
離乳食期は味覚形成においてとても重要な時期
濃い味の食事が習慣になると、塩分や糖質、脂質の摂り過ぎになりやすく、結果的に生活習慣病のリスクを高めてしまいます。
赤ちゃんに薄味の離乳食をあげることは、ずっと未来の健康にもつながっているんですよ。
参考:子どもの味覚を育てよう!味覚の発達とうま味の関係|ヤマキ かつお節プラス®|鰹節屋・だし屋、ヤマキ。
離乳食にはどれを使う?いろんな種類があるだし
だしといえば「かつお」や「昆布」を思い浮かべますが、離乳食では進み具合によって使えるだしが異なります。
離乳食初期(生後5~6ヵ月) | 昆布、しいたけ、野菜 |
離乳食中期(生後7~8ヵ月) | かつお、ささみ |
離乳食後期(生後9~11ヵ月) | にぼし、あごだし |
離乳食初期(生後5~6ヵ月)
植物性のだしからスタート。 昆布だし、しいたけだし、野菜だしなどが使えます。
野菜は、具材をそのまま食べるスープにしても。
離乳食中期(生後7~8ヵ月)
動物性のだしが使えるようになります。 かつおだし、ささみだしなど。
ささみを茹でた後の茹で汁は、捨てずに灰汁を取ると、だしになって一石二鳥。
かつおと昆布を組み合わせて、新しい味に挑戦してみるのもいいですね。
離乳食後期(生後9~11ヵ月)
にぼしだし、あごだしに挑戦できるようになります。
複数の食材を組み合わせただしを使えば、味に変化も出せて飽きずに離乳食を楽しめそうです。
安全な離乳食用の無添加だしを選ぶポイント
離乳食用の無添加だしを選ぶポイントを紹介します。
- 添加物、酵母エキスなど不使用
- 塩分、砂糖不使用
- アレルゲンに注意
「無添加」って書いてあるものを選べばいいんじゃないの?
それだけでは不十分。順番に説明するね。
添加物、酵母エキスなど不使用
離乳食に使う市販のだしを選ぶときには、添加物などの余計なものが入っていないかをチェックするようにしましょう。
添加物は、国が認めた安全なものしか使っていないんじゃないの?
あくまでも大人を基準とした安全性だからね、赤ちゃんにも当てはまるとは限らないよ。
だしによく含まれる添加物は、「調味料(アミノ酸等)」です。
調味料(アミノ酸等)に含まれるグルタミン酸ナトリウムを大量摂取すると神経細胞に影響し、頭痛やしびれなどを引き起こします。
アメリカでは、グルタミン酸ナトリウムをベビーフードに使用することが禁止されているんだよ。
外国の赤ちゃんには禁止されているものを、離乳食に使うなんて、絶対にダメ!
食品添加物は原材料表示の/(スラッシュ)の後か、別欄に書かれています。
これには添加物が入っていないよ。
ちょっと待って。酵母エキスが入っているよ。
酵母エキスは添加物ではなく、食品として扱われますが、人工的に作られたものです。
自然にない、強いうま味は依存性があり、生活習慣病のリスクを高めます。
「無添加」と書いていても、「酵母エキス」などが入っているものもあるから注意してね。
参考:調味料のアミノ酸等って何?アミノ酸との違いや安全性について解説します | Earth Family(アースファミリー)公式サイト
塩分、砂糖不使用
前述したとおり、塩分の摂り過ぎは赤ちゃんの将来の健康にも影響を及ぼしかねません。
また、離乳食を食べる赤ちゃんの消化器官は未熟で、塩分を上手く排出することができずに負担になってしまいます。
離乳食用のだしは塩分不使用のものを選びましょう。
食塩だけでなく、醤油や砂糖が入っていないかも見てみてね。
アレルゲンに注意
だしで気をつけるアレルゲンは、鯖・大豆・小麦を含む発酵調味料です。
赤ちゃんにはシンプルな原材料で、素材そのものの味を楽しんでもらおうね。
離乳食として市販されている無添加だし
【マルトモ】はじめてのだしパック
商品の特徴
- 生後7ヶ月頃から
- 無漂白不織布を使用
- 5分煮出すだけ
- かつおの力強いうま味と昆布のまろやかなうま味
- 内容量64g(8g×8袋)、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【アンファー】なないろ栄養食育おだし
商品の特徴
- 日本マタニティフード協会認定商品
- 100%天然素材
- たんぱく質、DHA、亜鉛、鉄分、マグネシウム、ビタミンD、カルシウムが摂れる
- 中身をそのまま調味料として使っても
- 料理研究家のもりくみこさんに監修
- 内容量10g×20包、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【カインデスト】やさいだし
商品の特徴
- 国産野菜のみを使用
- 小児科医、栄養管理士、フレンチシェフ、パティシエ監修
- 生後5か月頃から
- 内容量150g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【パルシステム】だしパック
商品の特徴
- 素材はすべて国産
- コスパ抜群
- 3~5分煮出すだけ
- 内容量、価格は↓からご確認下さい
【オリッジ】イブシギンのしぜんだし
商品の特徴
- 鹿児島県指宿産の鰹荒節と北海道道南産昆布のみを使用
- 粉末タイプなので、直接振り掛けて調味料としても
- 内容量100g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【まるごとうまみだし】九州産 粉末だし
商品の特徴
- 天然素材のみを使用
- うま味調味料使用のだしと比べて、塩分量は15分の1程度
- 内容量 60g、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【かね七】 天然だしの素パック
商品の特徴
- 5つの天然素材をバランスよくブレンド
- 無漂白ペーパーを使用
- 大容量でお手軽価格
- 内容量8g×50p、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【マエカワテイスト】 天然だしパック
商品の特徴
- 原材料は全て国産・天然
- 5分間煮出すだけで簡単
- 内容量10g×25P、価格は↓のAmazonからご確認下さい
まとめ
離乳食を食べる赤ちゃんは、味覚形成の重要な時期にいます。
今だけでなく、将来の健康にまで関わるなんて、パパママは緊張してしまいますよね。
離乳食のだしを選ぶポイントは、「添加物、酵母エキスなど不使用」「塩分、砂糖不使用」「アレルゲンに注意」。
おすすめの無添加だしで、楽しい離乳食期を過ごして下さいね。