種別でいうところのアイスクリームとラクトアイスの中間に位置する「アイスミルク」。
「ラクトアイスよりは体に良さそう」と油断しがちですが、アイスミルクの中にも、体に悪い商品はあるんです。
この記事では、体に悪いアイスミルク5つをランキング形式で紹介していきます。
第1位 【江崎グリコ】SUNAO バニラソフト
商品の特徴
1位のSUNAO バニラソフトは、人工甘味料(スクラロース)を使用しています。
人工甘味料の危険性
- 味覚を鈍化させ、過食、肥満につながる
- 腸内環境の悪化
- 脳卒中、心筋梗塞のリスク上昇
- 腎機能低下

糖尿病など、お医者さんから指導を受けている場合以外は、食べない方が良さそうだよ。
人工甘味料の健康影響はまだ不明な点も多く、特に長期的な使用による健康影響については悪影響も考えられることから、WHOは人工甘味料の使用に関して「減量や生活習慣病の予防のために人工甘味料を使用しないように」と提言している。
引用:人工甘味料の使用に関する WHO ガイドラインについて考える|農畜産業振興機構

WHOでも、一般の人は使用しないように提言しているんだね。
また、人工甘味料の他にも調味料(アミノ酸等)、カラメル色素が入っているのも大きなマイナス点です。

調味料(アミノ酸等)は、強いうま味で依存や過食の危険性が、カラメル色素には発がんの恐れがあるものもあるんだよ。

ヘルシーそうな商品なのに、残念だね。
第2位 【ロッテ】モナ王 レアチーズケーキ

商品の特徴
こちらも人工甘味料を使用している商品です。

アセスルファムKの製造工程で溶媒として用いられている塩化メチレン(ジクロメタン)は発がん物質なんだよ。

発がん物質が完全になくなっていたとしても、食べるのには抵抗があるね。
参考:本当に危ない人工甘味料
第3位 【赤城乳業】ガリガリ君リッチチョコミント

商品の特徴
第3位は、ガリガリ君リッチチョコミント。

これは人工甘味料は入っていないし、大丈夫なんじゃない?

ちょっと待って。異性化液糖が使われているよ。
異性化液糖は、トウモロコシやサツマイモのでんぷんを糖化させ、その一部を異性化させたものです。

よく分からないけど、トウモロコシやサツマイモからできているなら、体に悪いものではなさそう。

トウモロコシやサツマイモそのものとは別物だよ。血糖値の急激な上昇、肥満などのリスクがあるよ。

添加物は原材料表示の/(スラッシュ)の後で確認できるけど、これは見落としがち。
食品添加物と合わせて、異性化液糖もチェックしてみましょう。
第4位 【森永製菓】ビストロバニラ

商品の特徴
ビストロバニラは、異性化液糖とカラメル色素の使用で第4位。

カラメルって、プリンにかかってるやつじゃないの?

「カラメル」と「カラメル色素」とは別物。カラメル色素はほとんどが化学合成によって作られているんだよ。
カラメル色素はⅠ~Ⅳの4種類ありますが、表示は全て「カラメル色素」です。
カラメルⅢとⅣの製造過程では、発ガン性のある物質が生成されます。

念のために、避けておいた方が良さそうだね。
第5位 【赤城乳業】セルフチョコレートクラッシュ クッキークリーム

商品の特徴
第5位は、自分でチョコレートをお好みに砕ける、セルフチョコレートクラッシュ クッキークリーム。

何も問題なさそうだけど、どうして第5位なの?

植物性脂肪分の高さだよ。
植物油脂には、トランス脂肪酸が含まれています。
トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増加させ、心筋梗塞などのリスクを高めます。

外国では、使用を規制している国もあるよね。

WHOでも規制を呼びかけているよ。
日本では規制がされていないトランス脂肪酸ですが、自分や家族を守るために、植物油脂はなるべく控えたいですね。
アイスミルクって体に悪いの?
アイスミルクはアイスクリームに比べて乳脂肪分が少ないアイス。
アイスクリームのモッタリが苦手な人はアイスミルクが本当は良いのです。
個人的には市販のアイスの中で最も健康的なのは「アイスミルク」であると確信しています。
でもそれはアイスミルクに植物油脂を添加していない場合に限ります。
アイスミルクは乳脂肪分を少なくしてアッサリに仕上げたアイス。乳脂肪は消化も悪いですし、胃もたれしやすいです。だから乳脂肪が少ないアイスミルクは本物であれば体に1番負担がないアイスであるはずなんです。
それがアイスミルクのメリットのはずなのに、なぜかアイスミルクに植物油脂を添加してるケースがあるのです。(ここで紹介しているアイスミルクのアイスクリームも全て植物油脂が入ってますよね。)
そうなると話は別。ラクトアイスで使われる粗悪な植物油脂の可能性が高いので体に良いとは言えません。
アイスミルクにしても原材料を見て、植物油脂が入っていないか確認してください。
植物油脂が入っていなければ、それはアイスクリーム以上にとても体に負担が少ないアイスです。
まとめ
体に悪いアイスミルクを、ランキング形式で5つ紹介しました。
ポイントは人工甘味料、異性化液糖、植物油脂。
アイスミルクだから大丈夫だと思わずに、しっかりと原材料を確認してから購入しましょうね。