離乳食におすすめ市販の無添加チーズ4選

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離乳食が進むと、赤ちゃんにどんな食材を与えようか悩むママも多いはず。

中でもチーズは手軽に使えて栄養も豊富な一方で、塩分や添加物が気になる存在です。

成長期に欠かせないカルシウムやたんぱく質を効率よく摂れる反面、選び方や与え方を間違えると、体に負担をかけてしまうことも。

今回は、チーズのメリットと注意点、選ぶポイントをわかりやすくご紹介します。

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離乳食のチーズはいつから食べていい?

チーズは、離乳初期(5〜6か月)ではまだ消化器官が未発達なため避けるべきですが、中期(7〜8か月)以降であれば、少量ずつ与えることが可能とされています。

乳製品に含まれるタンパク質や脂肪は消化に負担がかかるんだ

離乳中期以降は、赤ちゃんの消化酵素がある程度発達し、乳製品(チーズ・ヨーグルトなど)を処理できるようになります。

離乳食でチーズを食べるメリット

赤ちゃんに「初めて食べさせるもの」は特に慎重になりますよね。

原材料や製法にこだわった無添加チーズを選ぶことが前提になりますが、離乳食期にチーズを取り入れるメリットはたくさんあります。

良質なタンパク源になる

チーズは牛乳から作られる発酵食品で、赤ちゃんの成長に欠かせない動物性タンパク質が豊富。

体をつくる材料となるため、発育期にはとても大切な栄養素です。

特に、カッテージチーズやモッツァレラチーズなどは、消化が良く、離乳食に適しています。

カルシウムが豊富で、骨や歯の発育をサポート

赤ちゃんの骨や歯の形成に必要なカルシウムも、チーズから効率よく摂取できます。

牛乳よりも消化にやさしく、吸収率も高いため、体への負担も少ないです。

発酵食品で腸内環境を整える

ナチュラルチーズのような発酵食品には、腸の健康を保つ乳酸菌が含まれており、赤ちゃんの未発達な腸内環境をサポートします。

便秘がちな子にも嬉しいですね!

添加物を避ければ、シンプルで安心な食材

市販のチーズには保存料や着色料、pH調整剤などが含まれているものもありますが、「無添加」「ナチュラルチーズ」と表示されているものを選べば、原材料は基本的に「生乳と食塩」だけ。

手作りに近い、安心できる食材です。

pH調整剤
食品の酸性度やアルカリ性度、つまり「pH(ペーハー)」を調整するために使われる食品添加物です。

少量で栄養価が高く、時短にも◎

離乳食では「量より質」が大事。

チーズは少量でエネルギーや栄養素がしっかり摂れるため、忙しい日や食欲が落ちている日にも取り入れやすい優秀食材です。

【参考文献】日本栄養士会『栄養士のための食品成分表』

チーズに潜む添加物の危険性

乳化剤

乳化剤は油分と水分を均一に混ぜるために使われ、プロセスチーズのなめらかな食感を作ります。

「とろけるチーズ」や「チーズスプレッド」などに使用され、口当たりを良くする効果があります。

しかし、近年の研究では、乳化剤の一部が腸内細菌のバランスを崩し、炎症や腸漏れ(リーキーガット)を引き起こす可能性が示唆されています。

腸内環境の乱れは免疫力低下やアレルギーにも関係します。

保存料(ソルビン酸カリウムなど)

保存料は、カビや細菌の繁殖を抑えてチーズの賞味期限を延ばす目的で使われます。

コンビニやスーパーで売られている「ナチュラルチーズ風」の製品や、長期保存用チーズに使われることが多いです。

ソルビン酸カリウムは比較的安全性が高いとされますが、動物実験では発がん性やアレルギー誘発の可能性も指摘されており、長期・大量摂取には注意が必要です。

ソルビン酸カリウム
保存料として広く使われている食品添加物で、チーズを含む多くの加工食品に使用されています。

リン酸塩類(リン酸カルシウムなど)

リン酸塩類は、プロセスチーズに多く使用される添加物で、pHの安定化や凝固促進に役立ちます。

たとえば「スライスチーズ」などの加工品に多く見られます。過剰に摂取すると、体内のリンのバランスが崩れ、カルシウムの吸収を阻害して骨粗しょう症のリスクが高まったり、腎臓に負担をかけるといった報告もあります。

特に成長期の子どもや高齢者は注意が必要です。

安定剤(例:カラギーナン、ローカストビーンガムなど)

安定剤は、チーズの食感や構造を保つために使用されます。例えば、スライスチーズやプロセスチーズに含まれることがあります。

カラギーナンは海藻由来の天然多糖類で、ゲル化や粘度調整に使用されますが、腸内での炎症を引き起こす可能性が指摘されています。

ローカストビーンガムは、デザートやチーズ製品の安定化に用いられますが、過剰摂取が腸内フローラに影響を与える可能性があるとされています。

着色料(例:アナトー、β-カロテン)

着色料は、チーズの見た目を鮮やかにするために使用されます。

アナトーは、オレンジ色のチーズに多く使用され、β-カロテンは黄色やオレンジ色の色素として知られています。

これらは天然由来の着色料とされていますが、過剰摂取がアレルギー反応を引き起こす可能性があると報告されています。特に、子どもに対しては注意が必要です。

香料

香料は、チーズの風味を強化するために使用されます。

天然香料は、植物や動物から抽出された成分で、風味を豊かにします。

一方、合成香料は化学的に合成されたもので、安価で風味を調整しやすいですが、過剰摂取が健康に悪影響を及ぼす可能性があるとされています。

特に、敏感な体質の人は注意が必要です。

【参考文献】食品安全委員会/ウーマンエキサイト

離乳食のチーズを与えるときの注意点

どういうことに気をつければいいんだろう?

添加物の少ない「ナチュラルチーズ」を選ぶ

「プロセスチーズ」は乳化剤・保存料・リン酸塩などの添加物が含まれることが多く、無添加を目指す家庭には不向きです。

▶おすすめは「ナチュラルチーズ」(例:モッツァレラ、リコッタ、カッテージチーズ)。特に原材料が「生乳・食塩のみ」のものを選びましょう。

塩分量に注意する(特に6〜12ヶ月)

大人用チーズは塩分が高く、赤ちゃんの腎臓に負担がかかるおそれがあります。

塩分が控えめなベビーチーズや自家製カッテージチーズなど、塩分0.5g/100g以下を目安に。与える量はごく少量から。

アレルギーに注意(初めての乳製品は慎重に)

チーズは乳アレルギーの可能性がある食品です。

初めて与える場合は、加熱した少量からスタートし、平日の午前中に与えるのが理想です。

万が一のため医療機関が開いている時間帯にスタートするのがいいね。

離乳食として使うチーズを選ぶポイント

離乳食にチーズを取り入れる際の「選ぶポイント」は、赤ちゃんの健康と安全を守るために非常に重要ですね。

是非ご参考にしてみてください。

無添加であること

『赤ちゃんの発達段階における影響の可能性』

赤ちゃんは成人に比べて体が未発達であり、食品添加物が影響を及ぼすリスクが高いとされています。

特に、神経系や免疫系が未熟なため、添加物による影響を受けやすいと考えられています。

『アレルギー反応のリスク』

赤ちゃんの免疫系はまだ完全ではなく、食品添加物や保存料などに対して過敏に反応することがあります。

無添加の食品を選ぶことで、アレルギー反応のリスクを低減できます。

『消化機能の未熟さ』

赤ちゃんの消化器官は未発達であり、複雑な化学物質を分解する能力が低いとされています。

そのため、添加物を含む食品は消化不良や腹痛などの原因となる可能性があります。

【参考文献】厚生労働省『食品添加物の安全性について』

塩分が少ないものを選ぶ

赤ちゃんの腎臓は塩分を処理する力が弱く、過剰な塩分は腎臓への負担になります。

特に6〜9ヶ月の赤ちゃんには、無塩のチーズや手作りカッテージチーズが最適です。

100gあたりの塩分量が0.5g未満のものが望ましいよ。

ナチュラルチーズを選ぶ(プロセスチーズは避ける)

プロセスチーズには加工の過程で乳化剤、pH調整剤、保存料が使われていることが多く、無添加を意識するなら不向きです。

  • カッテージチーズ

  • リコッタチーズ

  • 無塩モッツァレラチーズ

これらは比較的添加物が少なく、やわらかくて離乳食にも適しています。

【参考文献】厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイド(2019年)』

離乳食におすすめの市販の無添加チーズ

【花畑牧場】メダル モッツァレラチーズ

原材料
生乳、食塩

商品の特徴

  • 北海道十勝産の新鮮な生乳のみを使用しており、添加物が少なく素材がシンプルなので、離乳食後期(完了期)以降の使用に最適
  • クセのないクリーミーな風味の為、赤ちゃんにも受け入れやすく、野菜やご飯など他の食材と合わせやすい
  • あらかじめスライスされた円形(約60mm)のチーズで調理しやすい
  • 内容量 g、価格は↓のAmazonからご確認下さい

【アーラ】ハバティ スライスチーズ

原材料
生乳、食塩

商品の特徴

  • 原材料は「生乳」と「食塩」のみで、香料や保存料は不使用
  • 加熱するととろける特性があり、離乳食の食材と混ぜやすく、赤ちゃんが食べやすい状態に調整可能
  • チーズ特有のクセが少なく、ミルキーでまろやかな味わい
  • スライスごとに間に紙が挟まれており、取り出しやすく、ジッパー付きの袋で保存も簡単
  • 内容量 g、価格は↓のAmazonからご確認下さい

【雪印メグミルク】北海道100カッテージチーズ うらごしタイプ

原材料
生乳(北海道産)、食塩/保存料(ソルビン酸K)

商品の特徴

  • 「うらごしタイプ」はなめらかなペースト状で、離乳食に適しており、スプーンでそのまま与えることが可能
  • 100gあたりたんぱく質17.6g、脂質2.8~5.9g、カルシウム41mgを含み、赤ちゃんの成長に必要な栄養素を手軽に補充
  • さっぱりとした酸味と軽い風味で、離乳食後期(7〜8ヶ月頃)からの赤ちゃんでも食べやすく、他の食材と組み合わせやすい
  • 製造段階で加熱殺菌されており、開封後はそのまま使用可能
  • 内容量 200g、価格は↓のAmazonからご確認下さい

【雪印メグミルク】1才からのチーズ カルシウム入り

原材料
ナチュラルチーズ(オーストラリア製造)、バター、ミルクカルシウム、乳たんぱく質、寒天/乳化剤

商品の特徴

  • 歯が生えそろう前の赤ちゃんでも食べやすいやわらかな食感で、手でちぎって与えることも可能
  • 板状の形状で、お子様が自分で持って食べやすく、食べる力を育むのに最適
  • プロセスチーズ比で塩分を35%カットしており、赤ちゃんの塩分摂取に配慮
  • 1本(72g)あたりカルシウム120mgを含み、1〜2歳の推定平均必要量350mgのうち約34%の含有量
  • 内容量 72g、価格は↓のAmazonからご確認下さい

そのほかスーパーでも買えるセルロース不使用の無添加チーズでも無添加チーズを紹介しているので併せてご覧ください

まとめ

チーズはカルシウムやたんぱく質など、赤ちゃんの骨や筋肉の発達に必要な栄養が詰まった優秀な食材ですが、市販の多くには塩分や添加物が含まれていることもあるため注意が必要ですね。

使う際は少量から始め、加熱して与えるのが安心です。アレルギーの心配がある場合は、初めて与えるときは1日1種類・少量にし、様子を見ましょう。

チーズ選びは特に慎重になりますが、塩分や添加物に気をつけながら、楽しく離乳食づくりを続けていきましょう。

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