赤ちゃんの成長とともに始まる離乳食。
毎日の献立に悩みながらも、栄養バランスを考えた食材選びは、ママやパパの大切な役目です。
そんな中で注目したいのが「ひじき」。海藻のひとつであるひじきは、鉄分やカルシウム、食物繊維など、育ち盛りの赤ちゃんに嬉しい栄養がたっぷり。
クセが少なく、他の食材とも合わせやすいことから、離乳食にも取り入れやすい優秀な食材です。
今回は、ひじきを使った離乳食の魅力や、調理のコツ、安全な取り入れ方について詳しくご紹介します。
離乳食のひじきはいつから食べていい?
生後7〜8か月頃の「離乳中期(モグモグ期)」からが目安です。
この時期になると赤ちゃんの消化機能も発達し、野菜や豆腐などさまざまな食材に慣れてきている頃。
ひじきは硬さがあるため、柔らかく煮て細かく刻むことで、赤ちゃんでも食べやすくなります。
初めてひじきを与える際は、少量から始め、赤ちゃんの様子を観察してくださいね。
【参考文献】厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」
離乳食でひじきを食べるメリット

栄養価が高いイメージだけど、実際はどうなんだろう?
鉄分やカルシウムなどのミネラルが豊富
ひじきは、鉄分やカルシウム、マグネシウムなどのミネラルを多く含んでおり、赤ちゃんの骨や歯の形成、血液の健康に寄与します。
特に、鉄分は母乳育児中のママにも重要な栄養素であり、ひじきを取り入れることで効率的に補うことができます。
食物繊維が豊富で腸内環境をサポート
ひじきには食物繊維が豊富に含まれており、赤ちゃんの腸内環境を整える助けとなります。
離乳食期の赤ちゃんは便秘になりやすいため、ひじきなどの食物繊維を含む食材を取り入れることで、スムーズな排便をサポートできます。
無添加・無漂白のひじきを選べば安全性が高い
無添加生活を心がけるママには、無漂白・無添加のひじきを選ぶことをおすすめします。
市販のひじきには、漂白処理されたものや、色を整えるための添加物が使われていることがあります。
原材料表示に「ひじき」だけと書かれているシンプルな商品を選ぶことで、赤ちゃんに安心して与えることができます。
離乳食にひじきを与えるときの注意点
赤ちゃんの離乳食にひじきを取り入れる際は、栄養価だけでなく、安全性にも十分配慮することが重要です。
以下に、ひじきを与える際の注意点を2つご紹介します。
無機ヒ素の摂取量に注意
ひじきには微量の無機ヒ素が含まれており、大量に摂取すると健康に影響を及ぼす可能性があります。赤ちゃんの体は小さいため、摂取量を制限することが重要です。
毎日大量に与えるのは避けることが重要です。農林水産省によると、大人の場合、乾燥ひじき5gを週に3回以上摂取することで、ヒ素の影響が懸念されます。
赤ちゃんの場合は体が小さいため、1回の量はひとつまみ〜小さじ半分程度とし、週に3回以上与えないようにしましょう。

無機ヒ素は水に溶けやすいため、以下の手順で下ごしらえを行おう。
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乾燥ひじきを30分以上水に浸す
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水でひじきを3回以上洗う
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戻し汁は使用せず、ひじきをしっかりと茹でる
【参考文献】農林水産省「食品中のヒ素に関するQ&A」
初めてのひじきは「1品ずつ」「3日ルール」で与える
海藻類はアレルギーを引き起こす可能性が低いとされていますが、ゼロではありません。
初めてひじきを与える際は、少量から始め、赤ちゃんの様子を観察してください。
新しい食材を赤ちゃんに与える際は、アレルギー反応を確認するために「1品ずつ」「3日ルール」を守ることが推奨されています。
これにより、どの食材が原因で反応が出たのかを特定しやすくなります。
離乳食として使うひじきを選ぶポイント
「無漂白・無添加」の表示をチェック
市販のひじきの中には、見た目を良くするために漂白されたものや、保存性を高める添加物が使われていることがあります。
赤ちゃんの体に不要な化学物質を避けるためにも、原材料表示に「ひじき」だけと書かれているシンプルなものを選びましょう。
「国産ひじき」を選ぶ
国産ひじきは、漁獲・加工の基準が比較的厳格で安心できるものが多いです。
特に、天日干しや自然乾燥で加工されたものは、余計な処理を施されていないため、素材本来の味と栄養が残っています。
「芽ひじき」を選ぶ
ひじきには「長ひじき」と「芽ひじき」がありますが、芽ひじきは柔らかくて細かいため、離乳食に向いています。
長ひじきは繊維が固く、大人向けの料理に適しています。

赤ちゃんが食べやすいのは、ふんわり戻りやすくて火が通りやすい「芽ひじき」だよ。
「有機JAS認証」など第三者機関の認証を確認
有機JASマークなどの認証がある商品は、農薬・化学肥料・添加物の使用が制限されているため、より安全性を求める場合におすすめです。
離乳食におすすめの市販の無添加ひじき
赤ちゃんの成長を支える栄養満点の「ひじき」は、鉄分やカルシウムが豊富で、離乳食にもぴったりの食材です。
安心して使える、ママにやさしい「おすすめのひじき」を厳選してご紹介!
簡単に使える商品で、毎日の離乳食づくりをもっと楽しく、もっと健康に。
【ヤマナカ】国内産戻さず使える芽ひじき
商品の特徴
- 食品添加物を一切使用せず、安心の国内産ひじきを使用。お子さんにも安心。
- 鉄分・食物繊維・カルシウムなど、子どもの成長やママの健康をサポートする栄養素が豊富。
- 水戻しの手間がなく、そのまま加熱調理できるので、忙しいママでもすぐに使えて便利。
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【石原商店】紀州ひじき
商品の特徴
- 鉄分、カルシウム、食物繊維などの栄養素が豊富で、成長期のお子さんや健康を気遣うママにぴったり。
- 三重県北牟婁郡紀北町産のひじきを使用し、添加物や化学調味料を一切不使用。
- 薪で釜炊きし、天日干しで仕上げる昔ながらの製法により、ひじき本来の風味と栄養が凝縮。
- 個包装されており、必要な分だけ使えるので、無駄なく使い切ることができ、忙しいママにも便利。
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【自然健康社】芽ひじき粉末
商品の特徴
- 香料や保存料を一切使用せず、芽ひじき100%の粉末。 赤ちゃんの離乳食や妊娠中・授乳中のママにも安心。
- 100gあたり、カルシウム1440mg、鉄分55mg、食物繊維43.3g。 骨や血液の健康をサポートし、便秘予防にも効果的。
- スープ、味噌汁、パスタ、雑炊などに加えるだけで、手軽に栄養をプラス。ヨーグルトやスムージーに混ぜるのもおすすめ。
- 保存に便利なチャック付き袋入りで、必要な分だけ使用可能。 業務用にも適しており、長期保存が可能。
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【たみこの海パック】ひじき20g
商品の特徴
- 南三陸町産の天然ひじきを使用し、化学調味料や着色料を一切不使用。
- 鉄分、食物繊維が豊富で、成長期のお子さんや健康を気遣うママにぴったり。
- 20gの使い切りサイズで、無駄なく使用可能。常備菜としても重宝し、忙しいママの強い味方、
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まとめ
ひじきは、鉄分・カルシウム・食物繊維など、赤ちゃんの健やかな発育をサポートする栄養がたっぷり。
少量から始めれば、離乳食にも安心して取り入れられる優秀な食材です。
ただし、初期は刻んで与える・食べ過ぎに注意するなど、ポイントを押さえることが大切です。
ひじきのような自然の恵みを、これからも自信を持って取り入れていってくださいね。