離乳食は赤ちゃんの成長に欠かせない大切なステップ。初めての食材選びには、安心・安全で栄養価の高いものを選びたいですよね。
そんな中で注目されているのが「高野豆腐」です。
高野豆腐は大豆から作られるため、良質な植物性たんぱく質を含み、離乳食にもぴったりの食材。
さらに、保存性が高く、調理のアレンジも豊富で忙しいママパパの強い味方です。
今回は、離乳食におすすめの市販の無添加高野豆腐について、その魅力や選び方のポイントを詳しくご紹介します。
赤ちゃんの健やかな成長を支える一助として、ぜひ参考にしてください。
離乳食の高野豆腐はいつから食べていい?
高野豆腐は木綿豆腐を乾燥させたもので、たんぱく質や鉄分、カルシウムが豊富です!
しかし、乾燥状態では食感が硬く、赤ちゃんが飲み込みにくいため、初期(生後5〜6か月頃)からの導入は適していません。
そのため、モグモグ期(生後7〜8か月頃)からの導入が推奨されています。

取り入れ方は、下記を参考にしてね。
《下ごしらえ》
- お湯で戻して、柔らかくなるまで煮る。
- すりおろす or フードプロセッサーでペースト状に。
- 裏ごしして滑らかにすれば飲み込みやすくなります。
高野豆腐に潜む添加物の危険性
高野豆腐は手軽で栄養価の高い食材ですが、添加物の有無をしっかりと確認することが重要です。
膨張剤(膨軟剤)
- 使用目的:高野豆腐の仕上がりをふっくらとさせるために使用されます。
- 代表的な成分:重曹(炭酸水素ナトリウム)やリン酸塩。
- 健康リスク:リン酸塩は体内のカルシウムを排出し、骨や歯の健康に影響を与える可能性があります。
凝固剤(塩化カルシウムや塩化マグネシウム)
- 使用目的:豆乳を固めるために使用されます。
- 健康リスク:一部の凝固剤には、過剰摂取によって腎臓や骨に負担をかける可能性があるとされています。
消泡剤(シリコーン系)
- 使用目的:製造過程で泡を抑えるために使用されます。
- 健康リスク:シリコーンは一般的に無害とされていますが、過剰摂取や長期的な影響については十分な研究がないため、注意が必要です。
離乳食の高野豆腐を与えるときの注意点
高野豆腐は、たんぱく質やカルシウム、鉄分などの栄養素が豊富で、離乳食に取り入れると赤ちゃんの成長をサポートします。
しかし、与える際にはいくつかの注意点があります。
大豆アレルギーに注意
高野豆腐は大豆を原料としており、大豆アレルギーを引き起こす可能性があります。
初めて与える際は、少量から始め、食後にじんましんや呼吸困難などのアレルギー症状が現れていないか確認しましょう。
万が一症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診できるよう、平日の午前中などに与えることが推奨されます。
月齢に応じた調理と形状にする
赤ちゃんの月齢に合わせて、高野豆腐の調理方法や形状を工夫することが重要です。
初期(生後5〜6ヶ月頃)は、すりおろした高野豆腐をだし汁で煮て、滑らかな状態にして与えます。
中期(生後7〜8ヶ月頃)では、戻した高野豆腐をみじん切りにして、だし汁で煮込んでからすりつぶすと良いでしょう。
後期(生後9〜11ヶ月頃)では、手づかみ食べができるように、高野豆腐を使ったおやきなどの形状にすると、赤ちゃんが自分で食べる練習になります。
加熱してから与える
豆腐は非加熱でも食べられる食材ですが、1歳に満たない赤ちゃんには加熱してから与えることが推奨されています。
加熱することで、雑菌の繁殖を防ぎ、消化も良くなります。加熱方法としては、電子レンジで加熱するか、湯通しする方法があります。
食べやすい大きさと固さにする
高野豆腐は乾燥しているため、初めて与える際は、ぬるま湯で戻してから、月齢に合わせて細かく刻むか、すりおろして与えると良いでしょう。
また、最初はとろとろに柔らかく戻すことで、赤ちゃんが食べやすくなります。
離乳食として使う高野豆腐を選ぶポイント
離乳食として高野豆腐を使う際には、「赤ちゃんの安全」「消化のしやすさ」「無添加であること」がとても大切です。
以下に、無添加生活をしているママ向けに「高野豆腐の選び方のポイント」をまとめました。
無添加であること
高野豆腐は、乾燥工程で「膨張剤」や「消泡剤」などの添加物が使用されることがあります。
これらの添加物は赤ちゃんの体に負担をかける可能性があるため、原材料表示を確認し、無添加・無漂白のものを選ぶことが重要です。
国産大豆使用のものを選ぶ
海外産の大豆は、遺伝子組み換えや農薬残留のリスクがあるため、可能であれば国産大豆を使用した高野豆腐を選ぶと安心です。

遺伝子組み換えってどうして避けた方がいいのかな?

赤ちゃんや子どもへの長期的な影響に関する研究はまだまだ不十分だからみたいだよ。
食塩無添加のものを選ぶ
離乳食期の赤ちゃんには、食塩の摂取を控えることが推奨されています。
高野豆腐の中には味付けがされているものもあるため、「食塩無添加」のものを選ぶようにしましょう。
製造方法や品質管理が明確なブランドを選ぶ
製造過程や品質管理がしっかりとされているブランドの高野豆腐を選ぶことで、品質の安定性が確保されます。
信頼できるブランドの商品を選ぶことをおすすめします。
離乳食におすすめの市販の無添加高野豆腐
赤ちゃんの健やかな成長を支える離乳食には、安心で栄養豊富な食材を選びたいもの。
今回は、市販の中でも特に無添加で安心して使える高野豆腐を厳選してご紹介します。
【ムソー】にがり高野豆腐

商品の特徴
- 遺伝子組み換えでない、安心・安全な国産有機丸大豆を100%使用
- 凝固剤には化学的なものではなく、昔ながらの天然にがりを使用
- 保存料や膨軟剤、漂白剤などの添加物を一切不使用
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【オーサワジャパン】オーサワの高野豆腐

商品の特徴
- 国内産の大豆を100%使用し、遺伝子組み換えでない安心・安全な原材料を採用
- 大豆を生のまま搾った「生搾り製法」を採用し、大豆の風味を最大限に
- 膨軟剤を使用していないため、しっかりとした歯ごたえ
- 消泡剤・膨軟剤不使用の為、素材本来の味わい
- 内容量 g、価格は↓のAmazonからご確認下さい

【信濃雪】極小こうや

商品の特徴
- 遺伝子組み換えでない国内産の大豆を100%使用
- 1切あたり約7mm×5mm×5mmの極小サイズにカットされており、使いやすい
- 大豆を生のまま搾った「生搾り製法」を採用し、大豆の風味を最大限に
- 内容量 g、価格は↓のAmazonからご確認下さい

【みすず】粉とうふ トーフミール

商品の特徴
- 添加物や保存料、人工甘味料は一切不使用
- 遺伝子組み換えでない大豆のみを使用
- 粉末状のため、離乳食にも活用しやすく、栄養価も高い
- 内容量 g、価格は↓のAmazonからご確認下さい

まとめ
高野豆腐は栄養価が高く、植物性たんぱく質やカルシウム、鉄分など赤ちゃんの成長に欠かせない栄養が豊富です。
ただし、使用する際は月齢に応じた調理が大切。初期はすりおろしてなめらかに、中期以降は細かく刻んで与えるなど、喉に詰まらない工夫をしましょう。
また、無添加の商品を選ぶことで、余計な調味料や添加物を避けられる点も安心です。
商品ごとに食感や戻しやすさが異なるため、実際に試して赤ちゃんの好みに合うものを見つけてみてください。
毎日の離乳食に高野豆腐を取り入れて、赤ちゃんの「食べる力」を楽しく育てていきましょう。