スティックコーヒーとはインスタントコーヒーをスティック状に小分けしたものです。
小分け包装でお湯を入れるだけでよく、手軽なので人気があります
しかし主にカフェオレ等の甘さがあるスティックコーヒーには人体に害を及ぼす可能性がある添加物・人工甘味料が多く含まれています。
そこで今回は主に添加物に着目し、人体に与える影響や安全に飲む方法について解説します。
【こんな人にお勧め】
- コーヒー好きでたくさん飲みたい方
- 健康志向の方
- 甘いものが大好きな方
スティックコーヒーになぜ添加物・人工甘味料が使われるのか考察
スティックコーヒーにこれらの成分が使われるのには、主に「カロリー調整」「味わい調整」「保存性向上」の3つの理由があると考えらています。
カロリーを抑えられるため
スティックコーヒーの消費者にとって大きな魅力の一つが、手軽さと共にカロリーや糖質を抑えられる点。
人工甘味料の多くは、砂糖に比べて少量で強い甘味を得られる一方で、体に吸収されにくかったり、代謝経路が異なったりするため、食品として計算されるカロリーを抑えることができます。
人工甘味料の一部(例:スクラロースなど)は、摂取しても大部分が体内で分解されずに排泄されると考えられています。
しかし、情報源によっては、一部が体内に吸収され、尿中に排泄されるといった報告もあり、「完全に分解されずそのまま排泄されるためカロリーゼロ」ということではありません。ただ、食品表示上のカロリーを抑える役割を果たすことは確かです。
味わいを調整するため
人工甘味料や着色料を使用し、味や香りを調整しています。
①人工甘味料⇒甘味
人工甘味料は砂糖の200~600倍の甘みを感じさせます。
そのため、砂糖を使用するよりもより強い甘い味わいに仕上げることができます。
こ人工甘味料はスティックコーヒー以外にもジュースやお菓子にも使用されることが多いです。
②着色料⇒苦味・香り
コーヒーに使われる着色料は『カラメル色素』と呼ばれるものです。
スティックコーヒーはインスタントコーヒーをベースとしていることが多く、淹れたてのレギュラーコーヒーと比較すると風味が飛びやすい傾向があります。
カラメル色素のような食品添加物を用いて、コーヒーらしい色合いや深みのある苦味、香りを補って、製品としての品質の安定化や風味の向上を図っているのかもしれません。
保存性を高めるため
時間がたつと豆のコーヒーの香りが抜け風味も抜けてしまうことから、味わいを長持ちさせるために配合されています。
こちらはブラックコーヒーにも含まれていることがあるため注意が必要です。
市販の添加物が入ったスティックコーヒーの原材料を調査
ここでは実際にスーパーなどの市販で売ってる添加物入りのスティックコーヒーを紹介していきます。健康な人はできるだけ避けたほうが良い商品になります。
【AGF】ブレンディ スティック カフェオレ 100本

商品の特徴
- 人工甘味料のオンパレード
- クリーミングパウダー自体の原材料を知りたい(ヤバそう)
- これもかってほど添加物で味を整えようと言う姿勢が見て取れる
添加物の種類と体に与える影響
『添加物や人工甘味料が体に悪いことは知っているけど、具体的にはよくわからない』という方も多いのではないでしょうか?
ここでは具体的な名称と人体に与える影響について紹介します。
甘味料
アセスルファムk
・頭痛、吐き気
・肝機能の低下
・発がん性
L-フェニルアラニン化合物
・頭痛、めまい
・高血圧
・動脈硬化
⇒生活習慣病の可能性高まる
アスパルテーム
・頭痛、めまい
・うつ病、不眠症
・命に危険が及ぶ病気の発症を促進(脳腫瘍など)
エリスリトール
ブドウなどの果物に含まれる天然の甘味料であるエリスリトールを摂り過ぎると、以下のような体の不調を招く恐れがあります
- 血糖値が上がらず、満腹感を感じにくい⇒肥満
- 体内で消化・吸収されず、長くとどまる
⇒・消化するため腸に水が集まる⇒下痢
・アレルギー反応(充血、紅潮など)
その他
カゼイン
牛乳や乳製品に含まれる動物性のたんぱく質です。
体内で分解されるとペプチドと呼ばれる成分に分解され、以下のような効果もあります。
- 栄養の吸収をよくする
- 免疫を高める
- 血圧を低下させる
しかし過剰に摂取した場合、以下のような影響が表れる可能性があり注意が必要です。
①腸で吸収されにくい⇒カゼインが腐敗することで腸が炎症を起こす
- 便秘・下痢
- うつ病
- 腸に穴があく⇒栄養が吸収できなくなる(リーキーガット症候群)
②アレルギーの症状が出やすい
- アレルゲン性が加熱しても消えない
- 粒子が小さく、悪い菌と血液中に入り込んでしまいやすい
⇒体がアレルギー反応を起こす
(例)蕁麻疹、かゆみ、アトピー、下痢、肌荒れ、疲労、喘息など
乳化剤
水と油を均一に混ぜるために使われる添加物です。混ぜることで以下のような効果があります。
- 風味がよくなる
- 口当たりが滑らかになる
- 長持ちさせることができる
しかし過剰に摂取した場合、以下のような影響が表れる可能性があります。
- アレルギー反応(アレルギー原因物質を含むことがあるため)
- 大腸がんの誘発
添加物だけではない!気になる原材料
スティックコーヒーに含まれる添加物はもちろん注意すべきですが、実は添加物以外でも、健康上気になる原材料があるのでここで説明します。
植物油脂
植物油脂は、一見すると健康的なイメージがありますが、そんなことはありません。
植物油脂を加工する過程で生成されるトランス脂肪酸は、心疾患や動脈硬化のリスクを高めるとされていますし、植物油脂は酸化しやすく、酸化すると過酸化脂質となり、細胞を傷つけ、老化を促進する可能性があります。
また、植物油脂は高カロリーで、カロリー過剰摂取の原因にもなります。
体への悪影響を極力抑える対処方法
スティックコーヒーには以下のような体に良い働きももちろんあります。
- 眠気・疲労感の解消
- 集中力を高める
そこで、体に良いおすすめの飲み方をご紹介します。
無添加・無糖の商品を選ぶ
人工甘味料や添加物が含まれていない商品を選びましょう。
『砂糖不使用』『甘さなし』という記載があっても添加物が含まれていることがあります。
そのためコーヒーを買う時には原材料を確認するようにしましょう。
また人工甘味料の少ないブラックコーヒーを選ぶのもおすすめです。
スティックコーヒーの添加物を避けたい人は無添加のインスタントコーヒーを買うのが良いです。
インスタントコーヒーを小さめのジップロックに入れて自作で小分けにすればスティックコーヒーと同じことです
1日に飲む量を抑える
- 無糖のブラックコーヒーにも少量の添加物が含まれているため
- カフェインを過剰摂取⇒不眠・めまいなどの症状
安全委員会によると、健康な成人で1日3杯分のカフェインであれば影響がないと言われています。
そのため、添加物による影響を考えても一日3杯までに抑えると良いでしょう。
【有名メーカー】市販でおすすめの無添加スティックコーヒー3選!
市販のもので添加物が少ない、含まれていない商品を探すのは難しいですよね。
そんな方にお勧めのスティックコーヒーを三つご紹介します。
ネスカフェ エクセラ ブラック

無添加のシンプルなブラックコーヒーです。
- 原材料がコーヒー豆だけ
- 大容量
- 安い(一本17~18円)⇒節約○
無添加のコーヒーは高価なものも多いため、費用を抑えたい方にお勧めです。

UCC おいしいカフェインレスコーヒー

こちらの商品はカフェインも含まれていない事から、以下のような方にもお勧めです。
- 夜遅くにコーヒーを飲み、睡眠障害に悩んでいる方
- 妊婦の方
- お手洗いにあまり行けない場面で飲みたい方(会議中など)

AGF ちょっと贅沢な珈琲店 BLACK IN BOX産地ブレンドアソート

高品質で、比較的高価(一本25~29円)であるのが特徴です。
4種類の産地の異なる本格的な味を楽しむことができるため、以下のような方にお勧めです。
- ブラックコーヒーを飽きずに飲みたい方
- 本格的なコーヒーを飲みたい方
スティックコーヒーに有機オーガニックはない?
スティックコーヒーに有機オーガニックの製品はあるのでしょうか?実はいくつかあるんです。
いくら無添加でも農薬まみれの可能性があるコーヒー豆のスティックコーヒーを飲みたくない人もいるでしょう。
外出先や車中泊などでトリップコーヒーを淹れられないけど、どうしてもコーヒーが飲みたいときに手軽にオーガニックコーヒーが飲めるのはめちゃくちゃ価値があると思ってます。
【マウント ハーゲン】オーガニックフェアトレード インスタントコーヒー スティック
商品の特徴
- 25杯分(例えばセブンで120円のブラックコーヒーを25杯飲んだ場合、3000円。この商品と真空水筒に熱湯を入れたものを持ち歩く方が断然安上がり)
- スティック1本を約140mlのお湯で溶かすだけ。コーヒー豆を粉砕したものでは無いから、お湯に完全に溶ける。140mlは普通のコーヒーのほぼ1杯分の量と同じ!
- 内容量 25P、価格は↓のAmazonからご確認下さい
【仙台勝山館】バターコーヒー スティック×10本 お湯に溶かすだけ MCTオイル グラスフェッドバター
商品の特徴
- ダイエットに最適と言われている、かつて流行ったバターコーヒーがスティックコーヒーで飲める神商品
- お湯を注ぐとダマになりやすいから注意する
- 腹持ちが良い
- 内容量 10杯分、価格は↓のAmazonからご確認下さい

こんな素晴らしい原料が入ったスティックコーヒーが飲める時代になったんだね。(シミジミ)
僕が無添加のスティックコーヒーをどう活用しているか?
「非常時」や「外出先」での無添加コーヒーの確保
家にいるときは、コーヒー豆をドリップしてコーヒーを飲みますが、外出先だとそうはいきません。
出先でどうしてもコーヒーが飲みたくなった時に、コンビニのコーヒーではなく、持参したマウントハーゲンのスティックコーヒーと水筒のお湯で済ませる。これで、余計な添加物や高カロリーな甘味料を摂らずに済み、健康習慣を守れています。
災害用の備蓄品としても、無添加で安心して飲めるスティックコーヒーは助かります。
僕はよく車中泊をするので、運転移動中のコーヒーや車で朝起きたときの1杯などお湯さえ確保できれば簡単に作れるスティックコーヒーはめちゃくちゃ重宝しました。
スティックコーヒーに頼る前まではセブンで機械式ドリップのブラックコーヒーを買ってましたが、それすらお金がもったいないと思うようになりました。
家でスティックコーヒーに頼ることは皆無ですが、外出先で重宝するので超おすすめです。
たまにしか外出しない人は注意

外出先で重宝するスティックコーヒーですが、普段家で仕事しているフリーランスの人など、たまにしか外出しない人は要注意。
僕がまさにそうですが、ほんとたまにしか外出しないので、そもそも飲む機会が限られて、いざ飲もうとするときに賞味期限が切れていることがよくあります。
もしそういう傾向がある人は、できるだけパック数が少ない商品を買うのお勧めします。そういう意味では【仙台勝山館】バターコーヒーは10Pなので賞味期限切れを回避しやすいです。